概要
『Rides with Strangers』に繋がるサイドプロジェクトとして開発されたPCホラーゲーム。
深層Webという、一般人がまずお目に掛かることの無い世界をモチーフにしたユニークな作品で、2016年に人気YouTuberへデモを送ったところ評判となり、Steam配信となった。
元々2016年6月6日のリリース予定だったが、開発者の
Adam氏による内容へのテコ入れ等で最終的に6月15日までずれ込んでいる。
2016年11月10日には、大規模アップデート・バージョン2.0(ロゴが『Welcome to the Game 2.0』となっているが、『Ⅱ』とは別物)がリリースされた。
内容
当初販売価格は2ドルだったが、2017年8月31日には5ドルに値上げしている。
その売り上げが『Rides With Strangers』の開発の一助となっている他、後のアップデート2.2でカジュアルモードを追加する等、決して損とは感じない作り。
評価点
演出が豊富
- エンディング三種(バージョン2.0以降)
- ゲームオーバー三種(画像)
- Kidnapperのジャンプスケア四種
- Breatherのジャンプスケア四種(バージョン2.0以降)
……と、ワンコインのゲームにしてはやたらと演出が細かい。
加えてメインとなる深層Webのサイトはどれもこれもきっちりと内容が作り込まれており、実在のサイトをモデルにしたものもチラホラ。
惜しむらくはそれらをじっくり読む暇が全く無いことだが……。
単純明快な操作
クリックorホールドと、タイピング、A・S・Dキー操作だけというシンプルさ。
ルールはアダムが説明してくれるので、理解できてしまえば後は練習あるのみ。
かつての問題点
現在は修正パッチとバージョン2.0アップデートで幾分快適になっているものの、以前Steamに寄せられていたもの。
長いので参考までに。
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ハッキングがやたら多い
酷いと「サイトにアクセスする→ハッキング→防衛→サイトのサブページをクリック→ハッキング→防衛→トップページに戻る→ハッキング……」という有様で、一サイト見るだけで何度もハッキングに遭う。
サブページが複数あるサイトだと馬鹿みたいにハッキングされ、対処している内にKidnapperに入られて死ぬことも。
Kidnapperのメカニズム自体が非常に分かりづらい
足音が無くなったので部屋のライトをつけたら目の前に現れた、なんてこともザラ。
どういうタイミングで帰るのかも分からず、無駄に時間ばかり取られる。
バグが多い
パソコンから離れるための右クリックが効かず、ブリーザーに侵入された等。
リンク切れのサイトが多すぎ
キーコードを探すために端から覗くという行動を嘲笑うかのような膨大な数。
今でこそ攻略が進み一覧が有志の手で作られているものの、当初は総当たりするしかないし、時間でアクセスできる場合があることも考えると1時間おきに巡らざるを得ない。
幾ら何でも作業ゲー過ぎると不興を買うことに。
サイトの読み込みが遅い
ハッキングと相俟ってテンポが既に悪いのに、おっそい読み込みの果てに「リンク切れ」等と出た日には怒り心頭である。
エンディングが呆気なくつまらない
膨大な作業の果てにやって来たエンディングが、ノーマルエンド一個だけ(バージョン2.0以前)。
こんなもののために自分は命からがらキーコードを集めていたのかと思うと涙がちょちょ切れる。
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最終更新:2020年07月25日 23:23