龝
龝の民は旅芸人、曲芸師でありコミューンの街頭・広場、また
冬寂後期には仮設された
二で夢謡する事で生計を立てていた。彼等は“
興座”と呼ばれる職業芸能集団を形成し、
コミューン間を興行して回る放浪の民である。
諸国を渡る興座
興座は穐の民を中心として興行に関わる一切の人々を指す表現である。
二の廻りには
様々な屋台、出店が立ち並び、軽業師や曲芸師、大道賭博や見世物小屋も掛かった。
それに従う形でコミューンと興座の間を取り纏める
黒心幣の用心棒、追いはぎや巾着
切りの面々も
興座という
社会系を形成する一因である。
非空間を渡航する龝達
興座の人間にとって
夢謡の品質維持は
最優先事項であった。それは
二に凝らされた
体系内在化の手
法、洗練された
了見抜の技法の数々として昇華される。夢謡
の場たる
二は人々が共有する
束場は、彼らの場へと向けられ
た眼差しによってその役割を容易に変容し得るからである。
弔師としての龝
龝の民の持つ
夢謡の技能は
新世界の外では
差分生命と
の交感に重く用いられる。それは
生体鉱床の現場に於い
ては更に顕著である。
黽霊の沈静を役目とする彼等は
漂民
達から
弔師と呼ばれ敬意を払われる対象である。
最終更新:2012年01月31日 09:56