[名前]ロン
[出典]獣拳戦隊ゲキレンジャー
[性別]男性(?)
[年齢]不明(少なくとも数千歳以上)
[立場]幻獣拳の調整者、四幻将、幻獣の長
[一人称]私
[二人称]ゲキレッド(ジャン)、(一時期)理央様、メレ様、以外呼び捨て
『獣拳戦隊ゲキレンジャー』の登場人物で、同作のラスボスにして全ての黒幕だった存在。
幻獣拳が姿を見せる以前から度々メレの前に現れ、一方で理央の前にはジャンなどに化けて現れては様々な事を吹き込み、三拳魔の知らない所で理央やメレを操作していた。
中盤においてマクがゲキレンジャーに敗れるのを見た後、海の拳魔ラゲクを始末し、理央とメレに幻獣拳に鞍替えするよう促した。 特に理央を幻獣王にするために苦心していた。
やがて幻獣王になった理央がジャンとの宿命の対決を終え、人間としての未練を捨てた事で破壊神に成りかけたのを見て歓喜の表情を見せる。だがメレへの愛から人間としての心を棄て切れなかった理央は元の大きさに戻り、その上彼らを利用していただけだと見抜いたメレによって連れ去られてしまう。その後彼らの下にメレの双幻士であるヒソに変身して潜り込んだロンは、ゲキレンジャーと理央達が再会したところで正体を現し、これまでの己の企みを暴露した。
不死の命を持つため永遠の時を生き、退屈していたロンは数千年前、気紛れに才能ある人間を破壊神に育て上げ、世界を滅ぼさせようと思いついた。
かつては三拳魔マクを破壊神候補として選び、
シャーフーへの怒りを煽って対立させるがマクは思惑通りに動かず、それどころか自身も倒そうとして来たため断念。
そして現代、新しい破壊神候補として目を付けた理央の家族を殺害しその心に憎しみを植えつけ、さらに理央が自らの勝てない相手として強く執着していたジャンの父親・ダンに闇討ちで重傷を負わせ、(このことを知らなかった)理央に始末させるとダンに繋がるものを全て消すためにジャンの住んでいた村も洪水を起こし滅ぼした。
全てを語り終え、失意の理央を庇うゲキレンジャーとメレを撃破。メレを誘拐し目の前で命を奪うことで再び理央を破壊神にしようとするが、ゲキレンジャーの妨害、更に理央が幻気を捨てたために計画変更を余儀なくされてしまう。
理央とジャンを葬るべく戦い圧倒するが、これまでの人生を弄ばれて来た怒りを爆発させた二人の猛反撃に逆転され、巨大戦にもつれ込むもサイダイゲキリントージャの必殺技を受け倒された……と思われていた。
しかし、己の不死の部分を司る分身・サンヨの力で復活し、彼を取り込んで本来の姿である無間龍となる。自身の謀を全て瓦解させたジャンの命を狙い、彼らを庇ったメレを殺害。最後は理央の命と引き換えの自爆で消滅させられるも、彼の死を嘆くゲキレンジャーの前に無傷で復活し、理央を無駄死にした愚者と嘲笑した。
そのままゲキレンジャー達を絶望させるため、自ら世界を滅ぼそうと破壊活動を開始。応戦に現れたゲキバイオレットとゲキチョッパーを圧倒し、更に駆け付けた七拳聖をも一蹴するも、理央から全ての臨技を受け継いだゲキレンジャーが三拳魔から学び獣拳奥義へと昇華させた慟哭丸によって封印され、永遠の時を動けぬままに過ごすことになった。
その後、『炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』にて獣人メカの暗躍によって不完全ながらも復活。慟哭丸は術者を倒せば術が解けるために、ゲキレンジャーを倒そうと目論んだ。不完全な復活だったため、憑代となっているヌンチャクバンキの肉体を利用したロンバンキとなって二大戦隊と激闘を繰り広げたものの最終的に敗北し、再び慟哭丸の姿に戻っている。
この際、自らを封印したゲキレンジャーに対しいつもの余裕をかなぐり捨てて激しい憎しみを向けており、慟哭丸となっていた間はよほど苦痛であったらしい。
『海賊戦隊ゴーカイジャー』でも、慟哭丸としてジャンが首からぶら下げた状態で登場する。
長い歴史を持つスーパー戦隊シリーズの悪役でも屈指の外道で、また某実績評価型戦隊ラスボスの強さ議論スレでも最高ランクのラスボスとして認定されている強豪。クロスロワではゴーカイジャーで慟哭丸として登場した後、バグラモン達の手によって復活させられ、どういう経緯なのか彼らに次ぐ主催者の一人としてバトルロワイアルに協力しているということになっている。しかも、主催者だというのに、同時にジョーカー参加者としてバトルロワイアルに参戦している自由人。
[身体的特徴]
前髪を伸ばした金髪に黒目で、フード付きの服を着用している。
獣人態では全身に黄金の龍の頭を生やしている。真の姿のである無間龍は四本の脚に多頭の金色の巨龍となっている。
[性格]
とにかく外道で鬼畜。自身の行いで苦しむ人間を見て「良いリアクション」と評して嘲笑うなど、遊び半分で命や人間関係を弄ぶ、ある意味非常に子供染みた自己中心的な性格である。世界を破滅させることなど、後述の能力を以ってすれば自分一人だけでも簡単にできるだろうにわざわざ他人を育てて行おうとする辺り、育成ゲームが好きなのではないかとファンの間で噂されていたりもする。
また妙にバイセクシャルっぽく、チャイナドレスのメレを朝っぱらから縛り上げていたなどの所業のせいでまたまたファンから変態扱いされることもある。
基本的には独特な抑揚の余裕ぶった慇懃な口調で話すが、一度だけ野蛮な言葉使いになったことがあった。
[能力]
前述の通り不死身で、本人曰く何者もその命を破壊することはできない。
人間の姿ではゲンギ・呪煙吐(じゅえんど)で金色のエネルギー体のようになって高速移動できる。生身のままでもスーパー戦隊を変身解除に追い込む波動を息吹のように放つこともできる。このままでも飛行可能。
獣人態では卓越した体術に加えて、幻気で作った弓を扱うこともある。指先から雷を放ち、龍の形をした幻気で敵を吹き飛ばすことも。また地面から巨大な幻気の柱を創造し、その中に敵を閉じ込め苛み続けるという技も使用。さらには天変地異を操ることもできる。また、最終回では等身大のまま、一撃で東京都の三分の一以上を覆う規模の攻撃を行っていた。
無間龍の姿では、それぞれの首を伸ばして攻撃する。さらに後ろ足で立ち上がり、全ての口から一斉に放つ光でサイダイオーの盾を蒸発させ、直撃すれば一撃でゲキトージャウルフともども大破させる驚異的な威力を見せた。
これらに加え、さらに幻気を物質化させ対象を捕縛する技や、他人に変身する能力を持つ。当初は姿だけかと思われたが、ヒソに化けた際は声も完全に彼女の物となり、幻獣ピクシー拳を使用できた。また自らの不死の部分をサンヨという分身として怪人化できる。サンヨの幻獣バジリスク拳を使えるかは明らかとなっていない。
さらに死者の魂を集め怪人化し操る“全魂集結”や、三十三話で江戸時代に出現することで、時空をも超える能力を披露している。これらは死者蘇生が可能な能力のために制限されている。
そしてロン曰く、理央がたびたび家族を皆殺しにされた時のフラッシュバックに悩まされていたのも、彼が強さを追い求めるように、ロンがその記憶を見せていたからだという。事実、やはり三十三話で記憶喪失となっていた理央の記憶を、一瞬で元に戻させていたりした。
ただし理央の執着の原因が何であるのか即座に理解できなかったことから、完全な読心術ができるというわけではないらしい。
……と、戦隊史上でも屈指の強さを誇るラスボスなだけあり、かなり多彩な能力を誇る。
以下、クロス・バトルロワイアルにおけるネタバレを含む
+
|
開示する |
ロンのクロスロワにおける動向
初登場話 |
002:邪龍胎動 |
登場話数 |
1 |
スタンス |
ジョーカー |
死亡話 |
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キャラとの関係
キャラ名 |
状態 |
呼び方 |
二人称 |
関係・認識 |
初遭遇話 |
漢堂ジャン |
敵対 |
ゲキレッド |
ゲキレッド |
因縁の相手 |
未遭遇 |
シャーフー |
敵対 |
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あなた |
マクを倒した邪魔者 |
タクティモン |
友好 |
タクティモン |
タクティモン、あなた |
仲間(ジョーカー) |
リリスモン |
友好 |
リリスモン |
リリスモン、あなた |
仲間(ジョーカー) |
ブラストモン |
友好 |
ブラストモン |
ブラストモン、あなた |
仲間(ジョーカー) |
霧島レナ |
友好 |
霧島レナ |
レナさん |
都合の良い駒 |
002:邪龍胎動 |
ジヴーニャ・ロレッツオ |
敵対 |
ジヴーニャ・ロレッツオ |
ジヴーニャさん |
レナの生贄 |
|
最終更新:2013年02月26日 20:22