#15 - (2009/04/21 (火) 22:12:49) の1つ前との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
「では、私のターンだ」
公旗はドローする。そして考えることなく手札からカードを出す。
「ユニットがないなら奪えばいい…ボッシュだ!」
手札のガンダムを奪う効果…!換装で手札に戻ったデュナメスを知ってて、カウンターを使わせるためのさっきの攻防!やっぱりこの人…。
「いや、カットイン!密約(20)をプレイさせてもらうぜ!そして何もなければさらにカットインで内部調査!」
「何っ…!?」
公旗がはじめて驚く。内部調査で本国を確認し、その後に密約で3ドローして、本国の上に1枚のカードを戻す藤野。移したのはどう考えてもデュナメス。
ボッシュが解決され手札が表になるが、そこにはガンダムはおろかユニットすらいなくなっていた。
「ボッシュは廃棄。ターン終了だ」
やった!公旗を黙らせた!
藤野は小さくガッツポーズをしながらターンを開始した。まずは赤基本Gをだす。
「”今引いた”ガンダムデュナメスをプレイして、攻撃ステップに宇宙にデュナメス、地球にフルシールドを出撃だ!デュナメスのテキストの対象は本国で」
勢いづく藤野。前はこのパターンから換装アプサラスⅢで勢いを持ってかれたけど、今回は大丈夫そうね。
「サイド3とニューヤークでブロックだ」
「両方破壊でターン終了」
公旗はドローする。そろそろ息切れかな?
「配備フェイズ、ガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)をプレイ」
「はい?」
まさか緑でガンダムの名前を聞くとはね…。
あのユニットは、換装持ちのガンダムをハンガーに移して能力をコピーできる露骨な換装メタユニット。タクスタ発売で、藤野が換装持ちを入れてくるのを予想してたのね…。
「対象は、フルシールドしかないな」
「…はい」
藤野はフルシールドを公旗のハンガーに移す。
これで両方のユニットは1枚。巻き返したと思ったけど、公旗もまだ来る…。藤野の本国は薄っぺらい。次で回復できないと敗色濃厚。
「ターン終了だ」
藤野はターンを開始する。
「配備フェイズ。迷ってられないな、周辺警護をヴァリアブルでGに。攻撃ステップ、地球にデュナメスを出撃させる」
効果で2ダメージ与えた後に通常ダメージ4点が与えられる。
「帰還ステップに惹かれあう魂。何もなければ全回復!」
「戦いはここから。というわけだ…」
「そうっすね」
二人は笑いあう。
公旗はドローして、少し考える。さすがに本国がきつそう。
「配備フェイズ、私はこのカードをプレイさせてもらう!」
公旗は手札からカードを出す。
「人呼んでのカード!カウンターはあるかな?」
「ない!」
専用機が成立するカードを引っ張ってこれるカードみたいだけど…?
「手札のグラハム・エーカーを表にする。本国の上のカード8枚見て…このカードだな。グラハム専用ユニオンフラッグカスタム!」
2枚目…。それにグラハムももう手札にある。…カウンターを握ってないとそろそろやばくない?藤野。
「ターン終了だ」
公旗はカスタムフラッグを手札に移して宣言した。藤野はドローして、手札からカードを1枚出す。
「攻撃ステップ、ガンダムキュリオスをプレイ!」
このまま攻撃を畳み掛けるつもりね。
「キュリオスを変形させて宇宙に、デュナメスを地球に。デュナメスの効果でガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)に2ダメージを!」
キュリオスもデュナメスも出撃後は何も効果のないユニット。カスタムフラッグはどうかわす…?
「防御ステップ、カスタムフラッグをプレイ…」
「なら俺は宇宙を統べる者!カスタムフラッグをカウンターするぜ!」
出たー最強カウンター。
「ふむ…そうか」
公旗は動揺しない。でもカスタムフラッグって切り札じゃないわけ?最初といい今回といい簡単に捨てすぎじゃない?それとも藤野のデッキが上手く立ち回れてる証拠?
「では、地球にガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)を出撃させる。効果を使用してハンガーのフルシールドのテキストをコピー。手札からGを捨て、デュナメスに2ダメージを与えさせてもらう」
「じゃあ、ダメージ判定ステップにキュリオスをまた変形させて5点で」
これでデュナメスとガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)は相打ち。場にはキュリオスだけが残った。
予想通り公旗は息切れしてきたわね…。
「ターン終了」
「いや、まだカードをプレイする。先ほどのカスタムフラッグはカウンターを使わせるための”囮”…」
クイックでユニット?でもカスタムフラッグがあるなら、最初から人呼んでで手札を公開する必要もなかったはず…何?
「クリスマス作戦だ」
緑版の捕獲兵器!?
「はい…」
「ジャンクヤードから通常のコストを払ってカスタムフラッグを場に出させてもらおう」
カウンターを使い切った藤野の前に現れるカスタムフラッグ!そして公旗の手札にはグラハム・エーカー。
「残り本国も少ないんでね。そろそろ決着をつけさせてもらう…!」
公旗はターンを開始した!
つづく
やばいやばい!カスタムフラッグとグラハムのセットがこんなに強力とは思わなかったわ…
藤野…ここが頑張りどころよ!
次回#16「越えられない壁に」
レイにカットインで、ハイマットに気化爆弾2枚撃ちますね。
*#15 没収させてもらう
「では、私のターンだ」
公旗はドローする。そして考えることなく手札からカードを出す。
「ユニットがないなら奪えばいい…ボッシュだ!」
手札のガンダムを奪う効果…!換装で手札に戻ったデュナメスを知ってて、カウンターを使わせるためのさっきの攻防!やっぱりこの人…。
「いや、カットイン!密約(20)をプレイさせてもらうぜ!そして何もなければさらにカットインで内部調査!」
「何っ…!?」
公旗がはじめて驚く。内部調査で本国を確認し、その後に密約で3ドローして、本国の上に1枚のカードを戻す藤野。移したのはどう考えてもデュナメス。
ボッシュが解決され手札が表になるが、そこにはガンダムはおろかユニットすらいなくなっていた。
「ボッシュは廃棄。ターン終了だ」
やった!公旗を黙らせた!
藤野は小さくガッツポーズをしながらターンを開始した。まずは赤基本Gをだす。
「”今引いた”ガンダムデュナメスをプレイして、攻撃ステップに宇宙にデュナメス、地球にフルシールドを出撃だ!デュナメスのテキストの対象は本国で」
勢いづく藤野。前はこのパターンから換装アプサラスⅢで勢いを持ってかれたけど、今回は大丈夫そうね。
「サイド3とニューヤークでブロックだ」
「両方破壊でターン終了」
公旗はドローする。そろそろ息切れかな?
「配備フェイズ、ガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)をプレイ」
「はい?」
まさか緑でガンダムの名前を聞くとはね…。
あのユニットは、換装持ちのガンダムをハンガーに移して能力をコピーできる露骨な換装メタユニット。タクスタ発売で、藤野が換装持ちを入れてくるのを予想してたのね…。
「対象は、フルシールドしかないな」
「…はい」
藤野はフルシールドを公旗のハンガーに移す。
これで両方のユニットは1枚。巻き返したと思ったけど、公旗もまだ来る…。藤野の本国は薄っぺらい。次で回復できないと敗色濃厚。
「ターン終了だ」
藤野はターンを開始する。
「配備フェイズ。迷ってられないな、周辺警護をヴァリアブルでGに。攻撃ステップ、地球にデュナメスを出撃させる」
効果で2ダメージ与えた後に通常ダメージ4点が与えられる。
「帰還ステップに惹かれあう魂。何もなければ全回復!」
「戦いはここから。というわけだ…」
「そうっすね」
二人は笑いあう。
公旗はドローして、少し考える。さすがに本国がきつそう。
「配備フェイズ、私はこのカードをプレイさせてもらう!」
公旗は手札からカードを出す。
「人呼んでのカード!カウンターはあるかな?」
「ない!」
専用機が成立するカードを引っ張ってこれるカードみたいだけど…?
「手札のグラハム・エーカーを表にする。本国の上のカード8枚見て…このカードだな。グラハム専用ユニオンフラッグカスタム!」
2枚目…。それにグラハムももう手札にある。…カウンターを握ってないとそろそろやばくない?藤野。
「ターン終了だ」
公旗はカスタムフラッグを手札に移して宣言した。藤野はドローして、手札からカードを1枚出す。
「攻撃ステップ、ガンダムキュリオスをプレイ!」
このまま攻撃を畳み掛けるつもりね。
「キュリオスを変形させて宇宙に、デュナメスを地球に。デュナメスの効果でガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)に2ダメージを!」
キュリオスもデュナメスも出撃後は何も効果のないユニット。カスタムフラッグはどうかわす…?
「防御ステップ、カスタムフラッグをプレイ…」
「なら俺は宇宙を統べる者!カスタムフラッグをカウンターするぜ!」
出たー最強カウンター。
「ふむ…そうか」
公旗は動揺しない。でもカスタムフラッグって切り札じゃないわけ?最初といい今回といい簡単に捨てすぎじゃない?それとも藤野のデッキが上手く立ち回れてる証拠?
「では、地球にガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)を出撃させる。効果を使用してハンガーのフルシールドのテキストをコピー。手札からGを捨て、デュナメスに2ダメージを与えさせてもらう」
「じゃあ、ダメージ判定ステップにキュリオスをまた変形させて5点で」
これでデュナメスとガンダムF90(火星独立ジオン軍仕様)は相打ち。場にはキュリオスだけが残った。
予想通り公旗は息切れしてきたわね…。
「ターン終了」
「いや、まだカードをプレイする。先ほどのカスタムフラッグはカウンターを使わせるための”囮”…」
クイックでユニット?でもカスタムフラッグがあるなら、最初から人呼んでで手札を公開する必要もなかったはず…何?
「クリスマス作戦だ」
緑版の捕獲兵器!?
「はい…」
「ジャンクヤードから通常のコストを払ってカスタムフラッグを場に出させてもらおう」
カウンターを使い切った藤野の前に現れるカスタムフラッグ!そして公旗の手札にはグラハム・エーカー。
「残り本国も少ないんでね。そろそろ決着をつけさせてもらう…!」
公旗はターンを開始した!
つづく
----
[[前へ>#14]] [[次へ>#16]]
----
表示オプション
横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: