ATAGUN@Wiki内検索 / 「#37」で検索した結果
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#37
#37 決戦には俺が立つ 「6点でいいか?」 「ああ」 ゲルググは専用機セットが成立しているので敵軍本国にダメージを与えた時点で、俺の配備エリアに戻った。 これで攻撃・防御両方に使うことができる! 「ドロー…Gを出してターン終了だ」 菊池は静かにターンを進めた。 これで4G…フルバーニアン《8》は来なかった…? 「俺のターン、配備フェイズに緑基本Gを出してゲルググで攻撃!」 「6点受ける」 「ターン終了」 順調だろうか。 いつもここでそう思う。俺のゲルググは確かに強い。フルバーニアンに匹敵するといっていい。 しかし、その後に出てくる”あのユニット”には到底及ばないのだ。 「配備フェイズ、青Gを出して政治特権」 菊池は手札からカードを出す。 2ドローして即座に1枚カードを廃棄する。Gだ。 「ガンダム試作1号機... -
ATAGUN2
...6 煉が俺に力を #37 決戦には俺が立つ #38 結末は君との別れ ~黒い覇道編~ #39 覇道を行く彼女に #40 疾きこと風の如く #41 立ち塞がる全てを ~奇兵再び編~ #42 忘れてた対戦 #43 そんなわけで土曜 #44 あたし対公旗 #45 なにこの展開 ~激闘!?温泉ブードラ編~ #46 湯煙に考え事を… #47 エントリーパック #48 4番隊組長見参! #49 圧倒的統率力 #50 予定は未定だって #51 兵装をぶっ放せ! #52 頑張れガンバレル #53 戦いは終わり…? #54 あたしの色なのに 古田詩織のカットイン 藤野武志に天使再臨? ~全力少女編~ #55 舞台はここに整う #56 フリプレなんだよ #57 理由がここに #58 最終... -
#35
#35 始まりはここから 「お前、今の試合なんであきらめたの?」 大会が終わり、カキヨさんが見せのほうに戻った後、テーブルに突っ伏した俺に誰かが話しかけた。 透き通っているようで、どこかハスキーな感じの声に促されて、俺は顔を上げた。 「君は?」 「あたいは煉…赤坂 煉」 煉と名乗った女は俺と同い年、いや少し下に見える。 整った顔立ち。いや、素直な言い方なら…まさに俺のタイプだ。 「ふふっ”君は?”」 彼女は笑いながら、俺の口調を真似して聞き返した。 「公旗…一」 「変な名前~」 彼女は肩をすくめて立ち上がり、俺のデッキを指差した。 「あそこでゲルググが攻めれば、勝負はまだわからなかったわ」 「いや、菊池は撤退命令を握ってたのさ。それに、ロンビに弾を与える結果になる。どの道負けだ」 数点のダメージだけでは奴... -
#31
#31 放たれた21弾 遠くで鐘が鳴る。 …なんの鐘? 「って、うわぁ!」 あたしは、それが家のベルだと気付くと同時に、ベッドから落ちた。 時計は朝の11時を刺している。あ、そういや今日…。 「はいはい?」 あたしは、昨日ちあきに切ってもらったばっかりの髪をぐしゃぐしゃっとしながら、玄関の扉を開けた。 「うわっ…なんスかその格好?あんまり遅いんで、藤野さんが迎えに行って来いって」 「あー、そりゃどうも。あいつ自分で来なさいよ、自分で」 あたしはそう言いながら、玄関の扉を閉めた。 あたしのガンダムウォー Season2 暑い日差しの中、あたしは手に持った団扇を動かした。 「あー、暑い暑い暑いー!」 「そんなに暑い暑い言っても変わりませんて」 栗田があたしの背中を押す。 少しは歩き安くなった反面…... -
#38
#38 結末は君との別れ 「やっぱ、あたいのゴトラタンが菊池を焦らせたのよねー」 「いーや、勝負を決めたのは緑のカードさ」 帰り道、俺と煉は土手を歩いた。 吐いた白い息が過ぎて行き、俺は思い出したかのようにコートのポケットからあるものを取り出した。 「はい」 「何?…スリーブ?」 俺が煉に手渡したスリーブは、今日の優勝賞品だったものだ。 「あたいに?いいよ。一が使いなよ」 「いや、二人で勝ち取った勝利さ。やるよ」 「あ、じゃあさ、こういうのどう?半分にすんの」 そう言って煉はスリーブを袋から出して半分俺に返す。 「ばっか。それじゃ使えないだろ?」 「いいの!今日の記念なんだから!文句言わない!」 そんなことを言いながら、煉はスキップで俺の前を歩いた。 ××× その日の夜、街の農家が火事になった。火の... -
#39
#39 覇道を行く彼女に 公旗の昔話の次の日…つまり、煉さんが菊池さんを呼び出した日。 あたし達は空き家のドアを開けた。 「なんだ…お嬢さんたちか」 一番に声をかけたのは公旗。 空き家には公旗と菊池、信ちゃん、それに松岡と詩織がいた。 なんだかんだ言って、昨日のメンバーがそろったわけね。 「俺達も観戦していいっすか?」 「あぁ、構わない」 武志の質問に公旗が答え、あたし達はテーブルに着いた。 「どんな感じ?」 あたしは松岡と詩織に声をかける。 今日の詩織は、珍しく髪の毛を三つ編みにして…いつもと違う感じ。 「デッキはとりあえずできたよ」 「俺のカードからじゃ、あんまりいいの出せなかったけどな」 二人は、真新しい白いスリーブに入ったデッキを見せてくれた。 あれ?松岡の持ってるカードからあんまり良いの出てないって... -
#3
#3 あたしの初陣 あたしも、まだ対戦が終わっていない松岡のテーブルに向かった。 松岡の対戦相手は白単色のデッキかな?場には白Gとフリーダム(ハイマットモード)が出ていて、本国の枚数から終盤だとわかる。 「フリーダム(ハイマット)を宇宙に出撃させます」 相手が宣言した。松岡の場にはロール状態のリグシャッコー(カテジナ機)しかいない。この攻撃が通れば相手に回復を許してしまうし、本国的に敗けは濃厚ね…。 「ダメージ判定ステップ、ハイマットを対象にザンネックキャノンをプレイ!」 松岡は手札から黒のコマンドカードを出す。それを見た対戦相手は、投了を宣言した。 「あぶね~。ザンネックキャノン直前で引いててマジ助かったわ~」 対戦を終え、松岡が片付けながら振り返り藤岡に言った。その時になってあたしの存在に気付いたようで、「京子は?一回戦どうだ... -
#36
#36 煉が俺に力 「で?俺にそいつを攻略するデッキを作れって?…おいおい、そんなの無茶な」 信一郎は背もたれに寄りかかりながら、こっちを見てやれやれという風に言った。 彼はあのカキヨさんの孫で、今は大学の研究室に籍を置いている。町のほうに住んでるため、『おもちゃのカキヨ』には滅多に顔を出さないし、学校も違うから、先輩って言うよりは友達感覚だ。 「俺はそういうの向いてない」 「あたいも。一と同じでそういうのは」 俺たちは口々に、無理だと言った。 信一郎は「貴重な昼休みなんだぜ?」と時計を見ながら、俺たちの話しを聞いてくれた。 「そうだな。序盤の安定性を欠くことはできない…かと言って、後半のダメージレースにも一応の回答が欲しい…か」 その時、煉は思いついたように「あ」と言って、荷物からデッキケースを取り出し、信一郎に差し出した。 片手に俺の... -
#33
#33 お披露目!新効果 「発掘道具を起動!攻撃ステップいいすか?」 「いいわ。なんもいいの釣れなかったのかしら?」 栗田はシュピーゲルをリングに出撃した。本当は対策をちらつかせてハイマットを守る気だったけど…何かあるわけ? まぁいいわ、疾風怒涛の攻撃もこのターンまでよ! 「攻撃ステップ、シュピーゲル出撃後に卓越した才覚!このカードで全ての自軍ユニット…っていってもハイマットだけだけど、速攻を得るわ!!」 「うわ!またその手の自軍強化効果…」 栗田は嫌そうな顔をした。 これでシュピーゲルは効果で速攻を得てやっと相打ちだ!もちろん効果を使う栗田。 「相打ちでどっちもジャンク行きー♪」 「ちょっとは手加減ー」 「無理無理♪」 デッキのエースを落とされた栗田はうなだれている。だから策あるって言ったじゃん。 まぁ相打ちだけどね。そしてあたし... -
#32
#32 疾風怒濤の攻撃が お互い順調にターンを進め、あたしの第3ターンが始まる。 あたしの場には基本G2枚だけ、栗太は茶基本G2枚に加え、序盤からボルジャーノン《15》を出して攻撃に来てる。 「ドロー、配備フェイズ。白G出して、バックホームを配備するわ!いい感じ♪」 「了解ー」 あたしは、詩織が手を止めてあたしを見てるのに気付き「どしたの?」と聞いた。 「ううん。京ちゃんの見て勉強しようかなぁって」 「あはは。あんま参考にならないよ?きっと」 そう言って、あたしはターン終了を合図した。 「ドロー…っ面白いのが来たあぁ!配備フェイズ、3枚目の茶Gを出してファラオガンダムIV世《EB》!」 「お?そんなんいれたんだ。でも…それ部品で死ぬよ?」 あたしは余裕っぽい感じで、団扇を出した。部品は手札にないけどね♪ 毎回毎回栗田は茶単MFで... -
#34
#34 過去との邂逅 「攻撃ステップ規定後!インフィニットジャスティスは換装でミーティア装備になるわ!!そして防御に出撃!」 「うわ!これも今回の!スゲーサイズ…でもないっすねw2/1/2って」 うわームカツクー!! いいもん!ボルト奪ってインジャで反撃してやるし!オペ割くれば一発で沈めてやるわ! 「ダメージ判定ステップいい?」 「効果の起動?いいっすよ?ボルトしかあげれませんけど」 「いいの!もらうわ!」 あたしはボルトを指差す。 「カットイン…酔舞・再現江湖デッドリーウェイブ!!」 「何?何!?」 栗田が手札から変なコマンドを出した! また新しいカード…。 「このターン、流派:東方不敗が与えるダメージは本国にも与えられるゥ!!」 「…ん?」 確認するけど、やっぱりあたしの本国は17枚もない・・・負けだ。 くそー... -
#30
#30 色褪せない決着を 今できることは、相手に怯えることなんかじゃない! …自分のデッキを信じてあげること! 「このカードで逆転よ!!フリーダムガンダム(ミーティア装備)!!」 「許可」 場に6国の白ユニットが出る。ジャンクは十分、それに手札もあるわ! 「攻撃ステップ、ミーティアを宇宙に出撃!何もないかしら?」 「…あぁ」 伊賀は少し怒った風に言った。 「防御ステップ、カットインがなければヴァーチェに6点、エクシアに5点!」 「許可」 これで、場を見る限り有利になったわ!まだなにかある? 「ターン終了…」 「いや、帰還ステップ。シンデレラ・フォウを使う」 このタイミングで!? あたしは3枚の手札を表にする。Gとハイマット、そして青き清浄なる世界…。 「ふふっ…このターンでこちらのユニットを駆逐して、次... -
ATAGUN
あたしのガンダムウォー Season1 [2008年5月~6月] サイトのほうに掲載した本編を加筆修正したものです。 随時修正を行う予定です。また、ご指摘等ありましたらよろしくお願いします。 20弾「流転する世界」環境での本田京子とその仲間たちの活躍を書いたシリーズ。 ~初めての大会編~ #1 大会への挑戦 #2 フラッグを駆って #3 あたしの初陣 #4 諦めない奴が勝つ #5 十字勲章国力 #6 木曜の放課後 ~遠征でブードラ編~ #7 予約って大切よね #8 あたしのブードラ #9 最後の悪あがきを #10 鉄壁の盟主王 #11 手札に警戒してね #12 衰えていく力 ~迅雷の奇兵編~ #13 発売日に遭遇 #14 公旗は宣誓を #15 没収させてもらう #16 越えられない壁に ~あ... -
M37
GT7都市地方予選大会[伊達大会]―。 「上位を目指す者」「景品狙いの者」「楽しむ者」…様々な思惑を持った200名余りのプレイヤーが、ここ伊達総合会館に集った。 私、佐木ハルキもその一人だ。 1回戦目の対戦組み合わせが発表され、支持された席に着き対戦相手を待つ。 現れた対戦相手は、私より少し年下の少年だ。赤いジャケットを羽織り、髪は金に染め上げられている。 少し柄が悪そうだが、まあいい。 「おねがいしまーす」 私は会釈をしてデッキをケースから取り出す。少年も「よっし、ガンバッか」とデッキを取り出す。 …運が悪かったですね。1回戦の相手が私とは。 相手のスコアシートには「栗田ミキオ」と名前があった。 第31(37)話 バーサーカーさん 「シャイニングガンダムがリング!」 対戦相手…栗田はそう言って、プレイシートの「戦闘エリア」と書かれ... -
栗田幹夫
クリタ ミキオ PROFILE 別名:栗田ミキオ 1994年生まれ O型 男 年齢:14(A1-2)⇒15(A3-M1)⇒16(M2) 好き:対戦 年上の女子 エロ 嫌い:逃げ 所属:府釜中学(A1-M1)⇒府釜高校(M2) どういう経緯か、松岡の弟子として京子の前に立ちはだかる。 初登場の対決で京子のおっぱいをかけた勝負をしたことから、「エロガキ」と命名される。 Season1後半で紆余曲折あり、勇の弟子から京子の弟子になる。 Season2では同級生の羽鳥が登場し、その噛ませ犬ぶりを披露。 大雑把な彼も、羽鳥と行動を共にするときはフォローする側に回ったりする。 台詞 「でも、京子が負けたら…おっぱい触らせろよ!」 #17 エロガキ降臨。勝負には負けるが京子の胸はきちんと触ります。 「捨て山のカード3枚を見て!専用の兵装をこ... -
MIKIO2
MIKO~自称中級決闘者伝~ 第2期 [2010年3月~8月] 茶単MFデッキを使う自称中級者の少年ミキオとその仲間たちの話。 HPにて連載、2010年8月8日を持ちまして全50話 完結しました。 「第1章」 第1話 前兆の箱 第2話 逆襲のジンクス 第3話 突入!あたしんち 第4話 ナツキ対姉さん 第5話 段違いの破壊力 「第2章」 第6話 新生活と3人 第7話 狙い撃ち 第8話 数字合わせ 第9話 パワープレイ 第10話 可能性の少女 第11話 ロール、リロール 第12話 指指指 第13話 修羅を生きる漢 第14話 先駆ける駆者 第15話 化け物 「第3章」 第16話 一方通行 第17話 野菜切るから 第18話 一掃 第19話 鉄壁防御の隙を突け! 第20話 焼肉奉行 第21話 ゲーム開始! 第22話 挑戦者... -
M49
第43(49)話 クイックトリガー 「対ガンダム調査隊をプレイ」 じゃんけんで先攻を手にしたタンサン。 一番最初にプレイしたのは、やはり緑のGカード。 彼は緑と黒のカードを集めていたが、対戦となれば緑のデッキを使うことが多かった。 最初に集まった勢力だから、というのも大きな理由だが、3、4ターン目に打点を出しやすいデッキであるところが好きだったのだ。 「ホワイトベース隊を」 ターン終了を告げるタンサンの前に座っているのは、スキンヘッドにあごひげを生やした筋肉質な大男。 手に持ったカードを今にも折り曲げそうな勢いだったが、それはさすがにないよな、とタンサンは内心苦笑した。 だが、人と言うのは見かけ通りではないものだ。と思い直す。 髪を金色に染めたミキオが面倒見が良い奴だったり、一見大雑把そうに見えるナツキが器用だったり、という感じである。 「... -
M43
3回戦終了の合図が鳴る。 既に多くのプレイヤーは対戦を終えており合図を聞き流していたが、引き分けとなった対戦もあった。 ミキオは時間を使い切る前に決着をつけ、受付に結果を報告したところで合図を聞いた。 「ミキオー!3回戦どうだったー?」 彼を見つけ、走ってくるナツキ。 ミキオも手を上げて応える。 「理想に仇なす者がめちゃくちゃキツかったぜ~」 「負けちゃったの…?」 ナツキが少し残念そうにそう聞く。 彼女はといえば、3回戦も負けていた。 「いや。なんとか打点でねじ伏せたぜ」 「そっか☆さすがウチのミキオ!」 「はいはい」と流すミキオ。 受付のほうでタンサンがスコアシートを提出しているのが見える。 3回戦は勝ったらしい。 「時間ギリギリだったよ」 と言いながらタンサンも歩いてくる。 各試合の間に設けられた... - @wiki全体から「#37」で調べる