神聖帝国の将・
闇の騎士デスサイズにはある思惑があった。
自らの野望を胸の奥に押し込みつつ、神聖帝国の富国強兵に向けて着々と
計画を推し進めていたのだ。オリフィスの門でパチュリーを拉致したのもその
一環であった。計画を実行する為に必要な準備段階の要として「カルマ遺跡」の
発掘調査とそのゲストとして迎え入れたいパチュリー・ノーレッジを半ば強引に
誘いつつ、彼女の反応を待つデスサイズ。
だが、そんな彼の計画も徐々に迫りつつある「焔の災厄」の眼から逃れる事は
出来なかった・・・
―一方、
セイバー一行よりも一足早くカームに着いた
シグナムは「筋肉飯店」
という店の主人から「邪教」の情報を得る事に成功した。
話によると子供を生贄として捧げる儀式が行われているらしく、子供の親も何らかの
力によっておかしくなっているらしい。
早急に手を打ちたいシグナムであったが、相手の素性も分からず増援も見込めない
現状ではどうする事もできないでいた―
最終更新:2007年02月23日 22:53