金髪の少年【ユーノ】を追って王都アーレスまで繰り出した、魔王ゼノンの一人娘・ロザリンド。
酒場で結成したパーティ【ストライク・ワイバーンズ】を率いて意気込んだものの、
王国の兵士達の猛烈な疑心暗鬼はロザリンドことロザリーの脳内計画表を完全に狂わせてしまったのだった。
言い訳用の嘘に嘘を重ねた結果、墓穴を掘るハメになってしまい自分の不甲斐無さに逆上した彼女は、あろうことか銃口を兵士達に向けてしまう。
ハセヲやイリーナの必死の仲裁も空しく、王国兵とロザリーたちのズレは悪化の一途を辿り、
ついにはロザリーたちの逃走という形で幕を閉じたのだった……。
――一方、港町カームでの邪教と王国・天界の連合討伐隊との激戦は苛烈さを極めていた。
【ゼロ教】と名乗るカームに巣食う邪教の教祖は、天界の枢機卿キング・ブラッドレイ、
聖闘士である天馬星座の星矢、王国の密偵剣士ウルカ、サザンの王国騎士シグナムらを相手に魔界の強大な力を浴びせる。
4人がかりでかかっても教祖の力はそれを上回り、ブラッドレイの案によりシグナムら一行は邪教の
祠より一時撤退を余儀なくされたのだった。そして、祠の入り口付近では神聖帝国からカームへ
辿り着いたダンテ、赤頭巾、いばら姫と出会うのだった。
――王都からファルン街道へテレポート能力を使い、逃げてきたストライク・ワイバーンズ。
今後の方針を模索しているところに賞金稼ぎに追われる二人の少年少女がロザリーたちに助けを
求めて逃げてきた。賞金稼ぎたちは多額の賞金が掛けられていたため、この謎の少年【リューム】と
少女【ミルリーフ】を追い回していたのだ。
執拗な賞金稼ぎたちに、機嫌の悪いロザリーは彼らを放っておく訳も無く、イリーナたちと連携して
撃退する。そして、リュームとロザリーはロザリーらに無事保護されたのだが……
――ロザリーたちストライク・ワイバーンズとは逆に、クレストの門から王都へ向う途中のセイバー一行は
途中で酒場まで飛ばされたシェゾ・ウィグィィと再び再会を果たす。
が…再会の喜びもつかの間、あの不気味でおぞましい笑い声が聞こえてくる。―そう、怪物【イット】だ。
ペニーワイズと名乗る恐怖の道化師はセイバーやアシュレーたちの心の中を抉るような言葉で迫り、
彼らの憎悪心に付け込もうとおどけて見せる。そして、「王都に来れば悪夢が待っている」と警告し、
セイバーたちに大量の血の雨を降らせた―!
最終更新:2008年01月28日 01:56