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コードギアス~邂逅のルルーシュ~  ◆a2zhksM50w




「何処に行くの?」
「さあ? 適当、かな」

レミリアとの会話を終えたルルーシュは当て所なく電波塔を出た。

「道は示せたかしら?」
「……簡単にはいかないな」
「そう」

後ろには羽を羽ばたかせ、宙に浮きながら移動しているレミリアの姿がある。
どうやら着いて来る気らしい。

(空を飛ぶなんて。この娘の言っていた“幻想郷”とやらも、案外本当なのかもしれないな)

数分前、ルルーシュは情報交換の様な形でレミリアと話し始めた。
その中で出てきた単語が“幻想郷”。
詳しくは聞けなかったが、別世界の様なものらしい。
らしいと言うのは、実際は結界で外と区切っているだけだからだと言うが、あまり聞きなれない単語ゆえ、別世界という事で納得しておいた。
そして、ルルーシュもブリタニアの事を話す。ルルーシュにとっては常識である事も、レミリアにとっては驚きの連続だったようだ。
ナイトメア、自分が生きていた時代、その他政治関連等を事細かく聞かれた。

(解せないのは最初、俺がブリタニア皇帝と名乗った時に“ブリテン王”と言っていたこと。
 てっきり、俺はブリタニアを知っているものと思ったが……)

だが知っているのなら、ここまでルルーシュを質問攻めに合わせなどしないはず。
レミリアの反応はどうにも奇怪に見える。

(なんだろうな、この何かがズレた感じは。……駄目だ頭が働かないな)

普段のルルーシュならば、この散りばめられたピースを一つずつ組み立て、構成し真実に近づけただろう。
もしかしたら、この殺し合いに呼ばれた殆どの参加者達が、“別々の世界から呼び寄せられた”という答えを、既に見出していたかもしれない。
それが可能な頭脳をルルーシュは持っている。しかし、今のルルーシュには得られる情報の全てが、他人事の様に思えて仕方ない。
そのせいで、禄に考察も行えなかった。

ぼうっと、前を見つめながら建物の間を抜けて行く。
前を歩くルルーシュにも、後ろを飛ぶレミリアにも言葉は無い。

暫く歩くと目の前にビルが見えてきた。

特に目的地があった訳でも無い。ただ目に入ったから立ち寄る。
ルルーシュにしては軽率な考えでビルへと近づくと、ビルの出入り口から二人の男性が姿を見せた。

「人ね」
「……接触してみようと思うが、レミリアが嫌ならやり過ごそうか?」
「構わないわ。人間如きに殺される程、柔じゃないもの」
「ふっ、相変わらず物騒な娘だな」

数分振りの会話を終え、二人は出入り口へと向かっていった。



「月」
「ああ、人だ」

ルルーシュとレミリアに気付いた月とやらない夫は身構える。
じっとしていても仕方ないので、ビルから移動する事にした二人だが、まさかこうも早く他参加者に遭遇するとは。

どうするか。

一見、戦力はこちらが有利。あちらは細い肉付きの少年に、羽を生やし飛ぶ以外は幼い少女の二人。
だが、果たして本当にそうだろうか? 例えばあの二人、自分達の知らない特異な能力を持っているのではないか。
何せ、こちらはデスノート以外は丸腰だ。そのデスノートも使うつもりは無いし、仮に使うとしても直接的な戦闘ではまるで意味が無い。
もし相手が殺し合いに乗った参加者であれば、碌な抵抗も出来ずに殺されるかもしれない。
この世界には自分の知らない、予想だに出来ない事ばかり。
殺し合いに呼ばれる以前、死神リュークという異形との遭遇が月の警戒度を引き上げた。

「レミリアよ、レミリア・スカーレット」

(名乗った? 少なくとも、殺し合いをする気は無いという事か)

「名乗ったのだから、名乗り返しなさい。それが礼儀でしょう?」
「……そうだね。僕は夜神月、夜の神に月と書いてライトと読ませるんだ」

一先ず二人が名乗ると、残ったルルーシュとやらない夫も気付いた様に名乗り始める。

「レミリア、その様子だと殺し合いをする気は無いという事でいいかな?」
「ええ、そういう貴方は?」
「同じだよ。僕もやらない夫もね」

安堵の息を着く月だが、まだ気は抜けない。
とはいえ、互いに今のところ殺意が無いのは、本当だと信じても良いだろう。

「そうそう。貴方達、咲夜というメイドに会ってない?」

それは向こうも同じようで、警戒を解いたのか再び話し始めた。

「悪いけど、僕達はここに来てからこの場に居る3人以外、誰とも会ってないんだ」
「……そうだ、人探しと言えば、俺もやる夫って奴を探してるだろ。
 体系はメタボで……あの最初、青狸の前でヘラヘラ笑ってた奴と、後姿や体格が似てるんだ」
「……知らないわね。私も貴方達と一緒だもの」
「そっか、俺の親友なんだ。もし見つけたら、俺が探してたと伝えておいてくれ」



――親友。

ルルーシュの脳裏にある男の姿が浮かぶ。
かつてゼロレクイエムを完遂させる為に、犠牲になったルルーシュのかけがえの無い親友。
ゼロとして生き続ける彼は、今どうなっているのだろう。

(スザク……)

気付けば、ルルーシュは言葉を紡いでいた。

「手伝おうか? その人探し」

やらない夫とレミリアの顔が驚愕に染まり、月が怪訝そうにルルーシュを見つめた。

「あ、ああ。それは嬉しい申し出だろ……でも何で?」

やらない夫が抱く疑問は当然と言える。
いきなり、初対面の人間が人探しを手伝おうなどと不思議に思わないわけが無い。
ルルーシュは顎に手を当て、少し考えにふける。自分でも良く分からなかったからだ。
単に無気力からの気まぐれなのか、それとも――。

「上手く、言えないが俺にも親友が居た。そいつの姿が頭から離れないんだ。
 だからなのかな。言ってしまえば、君の親友とそいつが被って見えてしまったのかもしれない」

内心、自分でも呆れている。
普段からは考えられない非論理的な発言。いつもなら、もっと上手く言っていた。

「そうか……」

やらない夫が静かに頷く。

「……まあ、互いに行動を共にするのも悪くはない。レミリア、君は?」
「殺る気が無いのなら、私もそれで良いわ」

月とレミリアも同意した。

「そうとなれば、これからの方針を話し合おうと思う。外で話すのもなんだし、引き返す形になるけどビルの中で話さないか?」
「分かった」

ルルーシュが返事をし4人はビルの中へと入っていった。



【G-2 高層ビル前 初日 深夜】

【やらない夫@やる夫派生】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]支給品一式、不明支給品(0~2)
[思考]
基本:殺し合いから脱出する。
0:ルルーシュ達と話し合う。
1:やる夫を探す。
2:脱出に使えそうな道具や場所を探す。
3:デスノートを誰の手にも渡らないよう処分する。
[備考]
※やる夫と友人関係であり、彼の世界では翠星石とも親交があるようです。

【夜神月@DEATH NOTE】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]支給品一式、デスノート@DEATH NOTE、不明支給品(0~1)
[思考]
基本:殺し合いから脱出する。
0:ルルーシュ達と話し合う。
1:脱出に使えそうな道具や場所を探す。
2:デスノートを誰の手にも渡らないよう処分する。
3:やる夫に似た殺人鬼(キル夫)を警戒する。
※友人等に恵まれて危険思考に囚われなかった、所謂「綺麗な月」です。(やる夫スレ的改変)
 ただし原作よりマイルドになった代わりに、多少三枚目よりになっています。

【ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア@コードギアス 反逆のルルーシュR2】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、こけおどし手投げ弾セット(2/3)@ドラえもん、ランダム支給品0~2
[思考・状況]基本:どうしたらいいか分からない
1:やらない夫を手伝ってみる。……あいつは、スザクはこの場に居るのだろうか。
2:月達と話し合う。
※第25話「Re;」にて、死亡した後からの参戦です
※東方世界についてレミリアから聞きました。何処まで把握しているかは不明です。

【レミリア・スカーレット@東方Project】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]基本:館に帰りたい
1:大人しく殺し合いに乗るのは癪だが、邪魔をする者は容赦なく殺す
2:ルルーシュに興味
3:一先ず月達と話し合う
4:咲夜や他の知り合いも来てるのか疑問
※少なくとも、「東方紅魔郷」以降からの参戦です
※コードギアス世界についてルルーシュから聞きました。何処まで把握しているかは不明です。


38:弓と水晶と誤解フラグ 時系列順に読む 40:サムライハート
38:弓と水晶と誤解フラグ 投下順に読む 40:サムライハート

11:闇を統べる者 ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア [[]]
レミリア・スカーレット [[]]
13:やらない夫と月は綺麗なようです やらない夫 [[]]
夜神月 [[]]


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最終更新:2013年07月26日 00:20