仮面ライダーアマゾンズ
情報
- 配信期間<第1期>:2016年4月1日 - 6月24日
- 配信期間<第2期>:2017年4月7日 - 6月30日
- メインプロデューサー:白倉伸一郎
- メイン脚本家:小林靖子
- サブ脚本家:
- 売上:
- 平均視聴率:未定
概要:
- Amazonプライム・ビデオでのネット配信作品。1974年の「仮面ライダーアマゾン」のリブート作である。
- 当初はネット配信のみの予定だったが、後に第1期に関しては過激な表現をカットし、時間を短く編集した上での地上波深夜枠での放送が決定した。このことにプロデューサーの白倉は不満を持っており、第2期は地上波で放送できないほどより過激な表現が増えている。
- 放送時間の制約がないため1話あたりの時間は基本30分前後であるが、一定ではなく初回や最終回では長めになっている。
- 放送期間は1クール13話を年度をまたいで2回と非公認戦隊アキバレンジャーと同様の形態となっている。
- Amazonプライム・ビデオのサービスを日本でも始めると知った白倉が異色作として高く評価していた「仮面ライダーアマゾン」のリブートをAmazonとかけたシャレとして半分冗談半分本気でアマゾンジャパンに提案したのが始まりである。
- 「仮面ライダーは異色でなければならない」という信念の元原点回帰を目指して作られた作品である。
- その怪奇・ホラー性、ライダーと敵怪人が同族、怪人になってしまったものの悲哀、敵怪人が溶けて死ぬ、最初の怪人を蜘蛛と蝙蝠モチーフにするなど初代仮面ライダー(特に旧1号編)へのオマージュも見られる。
- 原作「仮面ライダーアマゾン」もまたこの旧1号編を意識した怪奇性を持つ異色作であり、ライダーの姿、「アマゾン」という変身時の掛け声、血しぶきが上がる凄惨な戦い方などの共通点が見られるが、ストーリー面では全くの別物となっている。
- 今作では敵怪人が人間を食料とするというオリジナルの設定を大きく強調したストーリー作りとなっており、その点が最大の共通点ともいえる。
- 原作で敵から寝返った「モグラ獣人」をアレンジした味方怪人「モグラアマゾン」が主人公の水澤悠/仮面ライダーアマゾンオメガと築く関係が物語の端で主軸を担うという点も現象面としては踏襲されている。
- 平成第1期に大きく関わってきた白倉がプロデューサーということもあり、雰囲気は旧1号編を意識しつつも平成ライダー初期により近い。メインライターにもその第1期において龍騎と電王で組んだ小林靖子を起用し、短期集中型のためか小林が全話執筆しており物語に一貫性を持たせている。
- 初代仮面ライダーの「怪人になってしまったものの悲哀」を色濃く反映した脚本作りにより、小林得意の「ソス展開」が従来作品以上に強くなっている側面がある。
- 大企業の製薬会社の開発した特殊細胞での人食い怪物化と生体兵器への利用、事故による流出とそれを退治するために企業内傭兵チームを組織するなどバイオハザードシリーズとの類似点も指摘されており、影響を受けていることを窺わせている。
- 製作発表で白倉は現状のライダーを批判しており、本作はハードでダークな作風に立ち返り、規制の緩いネット配信のためグロ描写も散見される。
- 街に潜む4,000体もの実験体「アマゾン」との戦いが描かれる。大半は人間でも倒せる「戦闘員」程度の実力であるが、頻繁に登場するわけではなく、飽くまで核となる強いアマゾンとライダーの一騎打ちが主軸となる。
- タイトルどおり「野生」のアマゾン・アルファと「養殖」のアマゾン・オメガ、2人のライダーを当初より並立して主役に据えた初の作品であるが、物語の中心となるのは開始当初は変身能力を持っていないオメガであり、アルファはいわゆる2号ライダーのポジションに近い。
- アルファは頭部に、オメガは胸腹部に原作であるアマゾンライダーの意匠を取り込んでいる。変身ベルトの名称は「アマゾンズドライバー」。
- よりアマゾンライダーに近い意匠を持つのはアルファだがオメガもベルト変身前のアマゾン態はアマゾンライダーに酷似している他、3人目の仮面ライダー「アマゾン・シグマ」もアマゾンライダーに近い風貌のため、全てのライダーがアマゾンライダーと酷似したデザインということになる。
- 第2期ではアマゾンライダーの意匠を持たない、アマゾンネオを主役としている。風貌は平成ライダーらしいスタイリッシュなものとなっている。アマゾンオメガもネオアマゾンズドライバーにより姿が少々変わるニューオメガとなる。
- 主役ライダーのほかに人間側のアマゾン「カラスアマゾン」をヒロインとして設定し、この二人を中心に第1期のライダーや駆除班が絡んでいくという構成になっている。
- エピソードタイトルはA、B、C、D……とアルファベットが繋がるようになっている。
- 最終話は「AMAZON"Z"」の「Z」が強調された変則的なものとなっており、第一話の「"A"MAZONZ」から始まり同じタイトルで終わるようになっている。「AMAZONZ」と複数形を表す「S」ではなくあえて「Z」を使用している。
- しかし、本作のアルファベット表記は公式のものを見る限り「AMAZONS」と通常の複数形表記になっており「Z」が使われているのはエピソードタイトルだけの特例のようである。
- 映画「仮面ライダー×スーパー戦隊 超スーパーヒーロー大戦」やゲーム「オール仮面ライダー ライダーレボリューション」にも参戦しており、シリーズの一作品として他のライダーとの共演もしている。
特撮!板での扱い:
- テレビシリーズ特有の規制から解放されるため、子供はトラウマになるのでは?という声も。
- Amazonのカテゴリーは「キッズ・ファミリー」に分類されており、レビューには「子供がご飯を食べられなかった」とのコメントも。
- レビューに対する実際の真偽は不明だが作中では頭や腕が捥がれる、アマゾンが人間を食べる食人のシーンが存在する。さらには殺した人間をハンバーグにする描写まであり、テレマガなどの児童雑誌にもアマゾンズが載っていたことで影響はあるものと思われる。
- 確かに元となった仮面ライダーアマゾンでも必殺技・大切断で怪人が斬られて真っ二つになったりゲドンの怪人が人肉を常食としていたが、アマゾンズではアマゾンの名を冠した怪人たちが単なるグロ行為に終始するだけでアマゾンでやる必要があったのかという声も見かけられた。
- モグラアマゾンが原作でいう「モグラ獣人」のポジションであることからも「いずれ死んでソス展開の餌にされるんじゃないかな」と予想する住人もいたがその通りになった。
- 第一期終盤では人肉を食べてしまったことで食人本能が加速度的に覚醒し、第二期では虐げられるアマゾン達を守るために人類の敵側に回るというこれ以上ないほどのソス展開となった。
- 映画.comでは特集が組まれた。
- 「仮面ライダー・マイスター」の白倉氏がアマゾンズがいかに「大人向け」かを語り、「仮面ライダーアマゾン」で山本大介/アマゾンを演じた岡崎徹氏へのインタビューが組まれている。
- あまりにも「大人向け」を強調する白倉のコメントにアマゾンズアンチスレでは「べた褒めが痛々しい」などのレスがついた。
小林信者からの扱い:
- ハードでダークな信者好みを伺わせる設定が公開されているため既に大喜びしている。
- 過度なグロ描写=大人っぽいと認識しているため厨二病の信者にはうってつけの作品である。
- アマゾンズは白倉の第2期平成ライダー批判から生まれた作品であり、白倉発言を後ろ盾にして第2期ライダー全体の批判を強めている(無論オーズは擁護対象)。
- 第2期平成ライダーの作風や玩具商法に不満を持っていた信者にとっては渡りに舟の話であり、別の場所でのライダー執筆の場を得たことでニチアサに見切りをつけ始めている。
- ネット配信というクレームも玩具の縛りも少なそうなところでハードでダークな小林靖子の作風に合ったライダーが見られるというところで、狂喜乱舞している。
- 評判の悪いゴーバスターズ、小林らしくないところがあるトッキュウジャーなどそれまでの小林作品に煮え切らない思いを持っていた信者にとってはまさに待望の新作であり、「これぞ靖子にゃん!」「靖子にゃんはまだ枯れていなかった!」と褒めちぎっている。
- 歴代でも随一のソス展開に喝采を送り、「これぞヒーローのあり方」と納得している。
- しかし有料ネット配信という限られた視聴環境が幸いして、視聴している信者も限られるのかそこまで声は大きくない。
- 世代交代が進む東映特撮において小林のフェードアウトを危惧していた信者は新たな活躍の場が与えられたことで「まだまだ特撮を書いてくれるんじゃないか?」と希望を得ている。
- あるフィギュア作製師が「最近の仮面ライダーが面白くなくなった理由」としてアマゾンズの紹介と共に白倉Pの発言を深読みせずそのままなぞった形で呟きを投稿、大量に拡散され騒ぎになる。
- シーズン2の製作決定や地上波放映決定を好評の証として勝ち誇っている。
- 劇場版の完結編をエグゼイドの高橋悠也が担当することになり、これまで小林靖子が全話執筆してきただけに落胆し、内容を酷評した。
コメント
- 信者じゃなくてもかなり面白かった。 -- 名無しさん (2017-07-13 11:09:10)
- ↑これはクリフハンガーで4期までやられたら飽きるな。 -- 名無しさん (2017-07-24 17:18:10)
最終更新:2022年10月25日 06:52