効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻 800/守1400
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
このカードが反転召喚に成功した時、
相手フィールド上モンスター1体を持ち主の手札に戻す。
4スレ目 877 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2012/01/30(月) 02:06:59.66 ID:3YdhwGTX0
実のところ、それほど弱いカードではない。
《光の護封剣》や《スクリーン・オブ・レッド》などの攻撃妨害系のカード、《リビングデッドの呼び声》や《リミット・リバース》などの蘇生系のカードと組み合わせると結構強い。
だがこのカードと守備力以外は全て同じで、守備力だけが400高い完全上位互換の《番兵ゴーレム》が存在する。
まぁ完全上位互換の存在自体はさほど珍しいことではないのだが――、このカードはなんと、《番兵ゴーレム》よりも後に登場しているのだ。
しかも《ガーディアン・スタチュー》の登場は、あろうことか《番兵ゴーレム》の登場したFLAMING ETERNITYの次の弾、THE LOST MILLENNIUMである。
最早イジメのレベルだと、今の決闘者は思うかもしれない。
しかし、そんなことはないのである。
このカードが登場した頃に起こった、あの事件を思い出してみよう。
あれから7年以上の時が経ち、忘れている人も多いだろう、そもそも知らない人もいるのではないだろうか。
それは2004年9月1日、
黒 き 森 の ウ ィ ッ チ 禁 止 カ ー ド 化 。
《
死者蘇生》禁止解除に勝るとも劣らない大事件だったわけだが、これを踏まえて考えてみよう。
まず《番兵ゴーレム》のFLAMING ETERNITYは2004年11月発売、たぶん開発時期は制限改訂より前だろう。
そして《ガーディアン・スタチュー》のTHE LOST MILLENNIUMは2005年2月発売、つまり《黒き森のウィッチ》禁止後なのだ。
これで完全下位互換の謎が解けてくる。
恐らく《黒き森のウィッチ》が現役の環境では、サーチが容易な《ガーディアン・スタチュー》は強すぎると判断されたのだろう。
なので《黒き森のウィッチ》でサーチできないよう調整された《番兵ゴーレム》が先に登場し、禁止後に《ガーディアン・スタチュー》が登場したと考えられる。
もし《黒き森のウィッチ》が禁止でなかったなら、毎ターンバウンス可能でサーチも容易な壊れカードとして猛威を振るっていたことだろう。このカード自身が禁止・制限カードに指定されていた可能性も高い。
――でもそれは机上の空論。《黒き森のウィッチ》禁止後に出たこのカードは、《番兵ゴーレム》の下位互換として嘲笑される生活を強いられている。そして悲しいかな、7年経った今も《黒き森のウィッチ》は禁止カードに留まったままである。
実際のところ、《黒き森のウィッチ》が禁止解除に至らないのは、このカードとのコンボを危険視している点もあるだろう。
《黒き森のウィッチ》との相性を考慮して作られたこのカードが《黒き森のウィッチ》を制限復帰から遠ざける一因となっているとは皮肉なものである。
要するに、《ガーディアン・スタチュー》の不振は《黒き森のウィッチ》の禁止が原因なのだ。
いつの日か《黒き森のウィッチ》が制限復帰した暁には、このカードは本来の性能を発揮し、八面六臂の活躍を見せることだろう。
いずれ《明鏡止水の心》、《超再生能力》に続く高騰カードになると見て間違いない。《黒き森のウィッチ》が禁止解除されるその日を、希望を胸に待ち続けよう。
4スレ目 877 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2012/01/30(月) 02:06:59.66 ID:3YdhwGTX0
サイクルリバースの1体であり、クリッターや巨大ネズミ、ローズ・トークン1体分の蘇生に対応したステータスを持つなかなかに拡張性の高いカードである。
だがこれらのサポートカード全てを受けられ、守備力以外が完全一致という上位互換カードに番兵ゴーレムが存在する。
アタッカーの基準値が上がった現在、番兵ゴーレム自体の採用率が下がり、4枚はおろか2、3枚積まれる事すら少ないのが現状。
優秀な岩石族が増えた今となっては数合わせに採用する事すら難しい。
このカードはガーディアンの名を持つため、ウェポン・サモナーでサーチできるという利点がある。
しかし、コアキメイル・ガーディアンや守護者スフィンクスといったカードのほうが強力であり、加えてウェポン・サモナー自体があまり強力なカードではない。
だが石の上にも三年、カードプールの増加はこのカードに思わぬ恩恵をもたらした。
第一が、エクシーズ召喚の登場。これによりウェポン・サモナーをリバースさせる事で即座にランク4へ繋ぐことが可能となった。
これ自体はコアキメイル・ガーディアンでも代用できるが、このカードの利点はそれだけではない。
第二が岩投げエリアの登場。自身やウェポン・サモナーの微妙な守備力を補いつつ、それぞれの効果を補助できる強力なサポートカードである。
そして第三が、先史遺産コロッサル・ヘッドの登場である。
あちらの効果を利用することで、ウェポン・サモナーの効果を使い回し、毎ターンガーディアンをサーチできるのだ。
こうなれば、コアキメイル・ガーディアンに加えてこのカードを採用する理由は十分。
当然ながらあちらの維持コストとしても利用可能である。
極めつけにコロッサル・ヘッドは岩投げエリアによる防御と同時に墓地へ送る事が可能。
毎ターンのバウンスとサーチでこちらは一方的にアドを稼ぎつつ、破壊効果や2体以上の同時展開をコアキメイル・ガーディアンで抑制する。
まさに
鉄壁の布陣である。
岩投げエリアは相手に攻撃表示モンスターがいないとコロッサル・ヘッドを墓地へ送る事ができない欠点があるが、裏側守備表示で出そうものならウェポン・サモナーとコンボできる
カオス・インフィニティの餌食である
カオス・インフィニティ自体、このカードの起動効果で柔軟に条件を満たせる事からも相性が良い
相手がまったくモンスターを出さないとあれば、
ゲート・ガーディアンや
ガーディアン・オブ・オーダーをサーチして
ズババジェネラルによる直接攻撃をお見舞いしよう。
このカードは確かに単体では貧弱であり、尖った能力も持たない石ころに過ぎない。
だがそれら小さな石が積み重なることで、上記のような堅牢な
城壁が築き上げられる。
役割そのものは依然として目立つものではない。しかしそれこそ、このカードが縁の下の力持ちとして、守護者の役割を全うしている事にほかならない。
6スレ目 184 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/12/12(水) 12:49:20.05 ID:Zopq0/pW0
- よ、四枚……?
- あー悪い、言葉足らずだ
スタチューは4枚目以降の番兵ゴーレムになりえるが、そもそも番兵ゴーレム自体を複数積む事の有効性が失われているため意味が無い、的なことを言いたかった
最終更新:2018年07月14日 17:14