効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1800/守 400
自分のスタンバイフェイズ時、
自分がコントロールするモンスターがこのカードのみの場合、
このカードは守備表示になる。そのターン表示形式は変更できない。
4スレ目 817 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2012/01/19(木) 23:49:50.43 ID:RGLVcrdN0
昔は資産が限られたデュエリストのアタッカーとして使われていたが現在では使い道がないと思われているカード。
同じ獣族のアタッカーとしてもグレートアンガスや怒れる類人猿が存在するため、ダークゼブラが絶版になっても惜しむ声はないと言っていいだろう。
そのためこのカードの存在を知らない新参デュエリストも多く、古参デュエリストの人でも忘れている人も多いだろう。
しかし、その知名度の低さこそがこのカードの利点となっているのである。
まず名前を見てほしい。ダークの名前を持っている。つまりこれはどういう事か?
闇属性と勘違いされやすいという事であり、闇の誘惑やカオスのコストになるのである。
豊富な闇属性サポートを受ける事ができる。
獣族であるため猿魔王ゼーマンのシンクロ素材としてもうってつけである。
闇属性・レベル4・獣族のアタッカーではファイターズ・エイプが存在するがこのモンスターゲーム付属品であり値段が高い。
そしてあちらは赤い体と燃え盛る背景のため炎属性と勘違いされやすい。
そのため闇の誘惑のコストにしようものならジャッジキルされかねない危険がある。
しかし墓地の一番上に置きっぱなしにしては地属性である事がばれてしまう。
ということでエクシーズ召喚の出番である。
エクシーズモンスターが墓地に送られた時素材であるこのカードも同時に墓地へ送られるためエクシーズモンスターの下に置いておけばまずばれない。
フィールドに出してエクシーズ素材にする際もサモンプリーストから呼んで即座にサモンプリーストの下敷きにしてしまえば大丈夫だろう。
カオスのコストにする際も同時に除外するため光属性モンスターの下敷きになるようにして置いてしまえばいい。
スタンバイフェイズに守備表示になるデメリットがあるがモンスターが存在してかつ自分のスタンバイフェイズを迎えなければならないので実はそんなに気にならない。
そういう状況を迎える事自体が特殊召喚と除去が激しく飛び交う現環境では稀なのである。
もし迎えてしまったとしてもシンクロ素材やエクシーズ素材にしてしまえばいい話である。
デメリットが大きいように言われているが、些細な問題なのである。
この様に名前の優秀さが光るモンスターであり言われているデメリットも大して気にならない優秀な獣族アタッカーである。
4スレ目 817 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2012/01/19(木) 23:49:50.43 ID:RGLVcrdN0
ぼっちで自ターンを迎えると寂しいのだろうか、闘争心を失うデメリットアタッカー……それが一般的な見解であろうか。
かつてはこの攻撃力の下級モンスターは数が少なく、カード資産に乏しかったデュエリスト諸君にはお世話になったという人も多いだろう。
かくいう筆者も、当時はこのカードを《
ガイアパワー》や《
突進》で強化して主力にしていたものである。
しかし、下級モンスターの層が充実していくにつれ、この攻撃力の星4モンスターなど珍しくなくなり、次第に使う人はいなくなっていった……。
が、ちょっと待って欲しい。
このカードの効果は常にデメリット効果と見なされ続けてきたと思うが、
これをメリット効果であると捉えた場合に初めてこのカードに対する正当な評価ができるのではなかろうか?
そうすれば自ずとこのカードの居場所も見えてくる筈だ。
さて、このカードの効果は自分のスタンバイフェイズに条件次第で発動する誘発効果。
チェーンブロックをつくるので、これに《ガードペナルティ》をチェーン発動することが考えられる。
《ガードペナルティ》自体は自分・相手フィールドに対象モンスターが1体でもいれば発動可能なフリーチェーンのカードであり、
たとえ誓約効果のドロー条件を満たせなくてもチェーンを積む為のカードとして使える。
そして、チェーンが詰まれるということは《サモンチェーン》の発動条件が揃うということだ。
断っておくが、この流れは最初から狙ってやることではない。
状況が噛み合いそうならやってみる、それくらいの心積もりでOKだ。
つまり、《ガードペナルティ》と《サモンチェーン》を積みつつこのカードが下級アタッカーとしての役割を担えるデッキ。
《百獣王 ベヒーモス》を使う【獣族】、及び《冥界の宝札》や《アドバンス・ゾーン》を採用した獣族の【冥界軸最上級多用】である。
獣族の【冥界軸最上級多用】は今となっては大分旧いデッキであるが、ナウでヤングな未開域の登場で新境地へと達した。
未開域は手札交換とリリース確保を同時に行え、有用な最上級モンスターが多く、墓地に落ちたあらゆるモンスターを回収できる《死者転生》も採用し易い。
未開域の獣族は現在2種類存在し、《未開域のジャッカローブ》で《未開域のビッグフット》をリクルートしてからベヒーモスをアドバンス召喚することでビッグフットらを回収する、という動きができる。
通常召喚を多用する分には《魅惑の未界域》の制約の影響も受けにくい。
このデッキではベヒーモスと《冥界の宝札》が同時に発動しただけでチェーンが積まれる為、《サモンチェーン》の発動機会は案外多い。
《帝王の烈旋》や未開域を捨てつつ攻めの要となる《ツインツイスター》といった相性の良いフリーチェーンカードも豊富である。
ここに《ガードペナルティ》を加えるわけであるが、それには他に相性の良いカードが必要となる。
まずは《巨大ネズミ》、《レスキューキャット》、《アサルト・ガンドッグ》、《ハイエナ》といったリクルーター。それに《極星獣タングリスニ》から生み出される極星獣トークンなど。
これらのモンスターを相手ターンに攻撃表示で出し、自分ターンに守備にするという動き。
効果で除去されたら発動できないが、《森の番人グリーン・バブーン》が控えているとなれば、相手も迂闊な効果破壊はやり難いだろう。
そして、自分ターンに即発動できる《マドルチェ・メェプル》や《EMオールカバー・ヒッポ》。
前者は戦闘補助を行え、後者はベヒーモスで複数回収しておけば同時に2体展開できる強みがあり、単体でベヒーモスを補助できる《EMディスカバー・ヒッポ》と併用しやすい。
他、《月の書》などの汎用カードにチェーン発動するという動きも無理なく組み込めるだろう。
さらにもう一つ取り上げておきたいのが《ドロー・マッスル》である。
発動条件が増えており、《ダークゼブラ》の効果発動にチェーンすることも出来ないが、攻撃力が高く守備力の低い《ダークゼブラ》の特性は活かしやすい。
戦闘破壊耐性を付与したモンスターを《強制転移》で送りつけて貫通ダメージを与える戦術を組み込め、《ダークゼブラ》は殴るモンスターと殴られるモンスターの双方で活躍し得る。
貫通付与手段は《激昂のミノタウルス》や《吠え猛る大地》が適任。
特に前者は《未界域のワーウルフ》や《未界域のサンダーバード》に適用されることから、未開域に寄せるならばこちらが優先される。
《未界域のビッグフット》もまた、殴り殴られるモンスターとなり、相手ターンにリクルートした場合は守備力0の壁モンスターともなる。
これに《キャトルミューティレーション》や《未界域捕縛作戦》を加えれば一瞬で相手のライフを削りきることも可能となるのだ。
《ダークゼブラ》は決して使い易くないし、目覚しい活躍が見込めるわけでもない。
だが、臆病風に吹かれて縮こまってしまったのか、窮地にたたされたことで反撃態勢へと転じたのか……同じ効果でも見方を変えれば評価もガラリと変わる好例と言える。
守備表示のこのカードから攻勢に転じることができれば、アニメにおける劣勢だったデュエリストが巻き返す際のバックグラウンドミュージックの変化をも体感できるだろう。
それを教えてくれた《ダークゼブラ》もまた大いに価値あるカードなのだ。
17スレ目 467名も無き決闘者 (ワッチョイ 6ea4-bLTm)2019/09/21(土) 13:59:07.21ID:LqZ380Xi0
- 未開域はヤバさばかり耳にしてたが
こういうデッキを助ける動きは好きだな
最終更新:2021年08月08日 10:58