E・HERO バーストレディ




通常モンスター
星3/炎属性/戦士族/攻1200/守 800 
炎を操るE・HEROの紅一点。 
紅蓮の炎、バーストファイヤーが悪を焼き尽くす。 


アニメGXで主人公の十代が使った女性型モンスター。
しかし、OCGの女性モンスターとしては、
このカードと同じTHE LOST MILLENNIUMで登場した「霊使い」が大きく話題となり、このカードはその影に隠れてしまった。
フレーバーテキストには「E・HEROの紅一点」と書かれているが、
後にE・HEROには女性型のブルーメレディ・オブ・ファイアが登場し、現在では「紅一点」では無くなってしまっている。
更にアニメでも十代が女性型のカードエクスクルーダーを使用し、(厳密には女性型とは言い切れないが)カードの精霊・ユベルも登場。
十代の使い女性カードとしても完全にそれらに話題を持っていかれる格好となった。
GXのヒロインについてしばしば議論となる時、これらのカードの名前が挙がることはあるが、このカードの名前が挙がる事は無い。
しかし、第1話から十代を支え続けていたのは他でもなくこのカードである。言うなれば影のヒロインと言った所か。

話題が設定等の事ばかりとなったがOCGの能力について見ていこう。
このカードはレベル3。グラビティ・バインド等のロックの効果を受けない。
攻撃力は1200。何とレベル3以下のE・HEROでは最高値である。
そのため、ロックデッキ相手では大きな活躍が期待できるのだ。
更にレベル3・通常モンスターという条件は「魔の試着部屋」に対応している。
同じくレベル3・通常モンスターのフェザーマンと共に、一気に大量展開する事が可能である。
一気に展開した後は団結の力で強化したり、同じ炎属性のザ・ヒートやレディ・オブ・ファイアの効果の強化に貢献したりできれば無駄が無い。
戦闘に関しては、アニメでもよく使われたフィールド魔法「摩天楼 -スカイスクレイパー-」を使えば、
他に何も攻撃力補正の無い状態であっても攻撃力2100のラインのモンスターを処理できる攻撃力2200で攻撃できる。
この場合相手ターンでは攻撃力1200となるため、簡単に戦闘破壊されてしまうだろう。
しかし、墓地にいる状態で役立つこともある。
通常モンスターのE・HEROという事で、ヒーロー・ブラストを使えばこのカードを回収しつつ相手の攻撃力1200以下のモンスターを破壊できる。
最近では低攻撃力のチューナー等が使われる事も多いので、機会も十分あるだろう。

専用のサポートカードには通常魔法バースト・リターンがある。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合に、バースト・レディ以外の全てのE・HEROを手札に戻すというものである。
この効果を使えば、E・HEROデッキの要となるエアーマンの効果を使いまわす事ができる。
また、相手のカードもバウンスできる点も見逃せない。近年、アブソルートZero等を用いたHEROデッキが増えてきている。
そのようなデッキに対しては、実質複数除去カードとして機能する。
アブソルートZeroがいる時に使った場合、結果としてはバースト・レディも破壊されてしまうものの、これは他のHEROにはできない立ち回りである。

ゲームオリジナルのサポートカードとして、タッグフォースシリーズでは3から通常魔法「バースト・インパクト」が登場している。
アニメでは1年目のアムナエル戦で使用され、2年目の橘一角戦では手札にあったものの発動できず終いだったカードである。
効果は、バーストレディ以外の全てのモンスターを破壊し、破壊されたモンスターのコントローラーに破壊したモンスターの数×300ポイントダメージを与えるというものである。 何とあの最強の禁止カード「混沌帝龍」を思わせる破壊効果とバーン効果である。
バーストレディは、その「最強」に匹敵するくらいの潜在能力を隠し持っているという事である。

にも関わらず、このカードの活躍しているという話題をあまり聞かないのは、サポートカードが出ていない事に加え、
近年出た融合素材の緩いHEROに、炎属性のものがまだ出ていないためであろう。
一応、融合素材の片割れの「E・HERO(HERO)」という条件は満たせるが、やはり属性の方も満たしたいものである。
それらの欠点を補い、このカードが「本気」を見せた時、間違いなくE・HERO内における立場は一転するだろう。
3スレ目 501 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2010/02/21(日) 23:46:45 ID:tL/+DbQQ0

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最終更新:2018年11月17日 13:26