通常罠
1度のバトルフェイズ中に2回目の直接攻撃が宣言された時に発動する事ができる。
その相手モンスターは、直接攻撃した1体目の相手モンスターと戦闘しダメージ計算を行う。
かの《
閃光弾》と同じく、相手の直接攻撃を一度しか通さない防御札。
とはいえ、このカードは相手ターンを終了させるのではなく、攻撃モンスターの除去を兼ねているので、どちらが優れているとも言えない。一応こちらには原作で使用された原作アドがあるので、若干優位といったところか。
限定された状況ながら、相手モンスターの同士討ちを狙う効果は強力。相手モンスターが、
《聖導騎士イシュザーク》ならば相手の墓地アドを稼がせないこともできる。
とはいえこのカード、相手に対する依存が大きすぎるのがネック。
もっと汎用性の高い優秀な攻撃反応罠は数多く存在している。緩和され二枚体制が可能となった
《聖なるバリアーミラーフォース》を筆頭として、
《次元幽閉》や《
万能地雷グレイモヤ》など粒ぞろいである。
そんな激戦区では、このカードの価値も霞んでしまうというもの。
彼の戦場はそこではないのだ。
このカードが持つ大きなポイントは、相手モンスターの同士討ちを起こす点である。一流のデュエリストともなれば、
デュエルの精霊の一人や二人連れ歩いていてもおかしくはない。
精霊とはカードに宿る霊的人格の事である。原作では武藤遊戯の
《クリボー》が有名だろうか。
二代目主人公の遊城十代などは、《クリボー》亜種の
《ハネクリボー》だけに留まらず、
《オネスト》や
《ユベル》といった多くの精霊と心を通わせていた。
精霊を隣人として認識することは強者の資格なのだ。
このカードはフィールド上にのこのこ出てきた相手の精霊に大きな精神ダメージを与えることを得意とする。信頼する仲間のモンスターを自らの手で傷つけ、命を奪った事実。
そのトラウマの重さは、繰り返すほどに重くなっていき、最期には精霊を精霊たらしめるための”なにか”を破壊してしまうだろう。
精霊とデュエリストの心はつながっている。精霊の精神を破壊すれば、その主である決闘者も無傷ではいられない。
よほど強靭な心を持つ決闘者でなければ、心を病んでしまうだろう。そのまま遊戯王を引退してしまえば、未来の強敵を一人潰したことになる。
中長期的に見れば、未来にアドを得るこのカードは、刹那にアドを得るあの《強欲な壺》にも勝るとも劣らないカードだということがわかる。
《強欲な壺》を使えば確かに一瞬、使用者の強欲は満たされるだろう。
けれど刹那の快楽よりも、未来への投資を選ぶ人種がいるのもまた事実。
《コンフュージョン・チャフ》はそういった人たちには、垂涎のカードなのだ。
相手の精霊モンスターにトラウマを植え付けるだけならば、数々の洗脳系カードで十分だという人もいるかもしれない。
けれど、このカードはそれらのコントロール奪取系カードとは明確な差別化ができる。
例えば、今は亡き《心変わり》で相手の精霊を奪ったとする。そのまま相手モンスターを攻撃すると、攻撃反応罠にかかってしまう可能性があるのだ。これでは目的が達成できない。
けれど、《コンフュージョン・チャフ》はカード効果によって、強制的にダメージ計算に移行することになる。戦いを望まぬ平和主義の《N・グラン・モール》でさえも、狂気の殺戮の宴に駆り立てる悪魔的な効果を持っているのだ。
攻撃反応罠による迎撃も不可能であり、相手はまさにコンフュージョンするに違いない。
対戦相手の決闘者に精神攻撃を加えるカードは数あれど、モンスター自体に精神ダメージを与えるクレイジーなカードはそう多くない。
是非デュエルで《コンフュージョン・チャフ》をばら撒いて、OCG界に悲劇と混沌を振りまこう!
5スレ目 795 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2012/08/28(火) 00:19:26.42 ID:+g8OTKOg0
- 【アイドルカード】にとって最悪のメタカードじゃないか
・・・だが待てよ、嫁同士のキャットファイトが見られるという一部の業界必須カードでもあるのか
- 精神操作とかと共に【薄い本】の必須カード
最終更新:2018年11月04日 13:06