翡翠の蟲笛




通常魔法 
相手プレイヤーはデッキから昆虫族モンスター1枚を選択し、 
デッキをシャッフルした後そのカードをデッキの一番上に置く。 


6スレ目 280 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/01/22(火) 01:01:34.57 ID:A15oDVv90

寄生虫パラサイドとのコンボが有名なこのカードだが
現環境において、このカードはパートナーを変え、非常に強力なカードとなったことをご存知だろうか。

遊戯王はいかに展開するかが重要であるが、だからこそ、その気勢を制すカードもまた重要であることは周知の事実である。
その1つが手札誘発である増殖するGであることは、採用率から見て間違いない。

もし増殖するGが機能しないなら、翡翠の蟲笛にはこの環境を制するパワーがあると言っていいのではないだろうか。

さて、実際に翡翠の蟲笛をどのように使用するかを考えていこう。

蟲笛を使用して考えられるパターンはサーチする/しない、手札にある/ないの組み合わせとなる。
実はこの結果自体はそれほど重要でなく、軽いジャブのようなものだ。

Gがない場合、インフェル~のような手札誘発を握らないデッキであるという情報を得ることができる。
これは次のターン以降の立ち回りを考える材料になる。
いずれにせよGが無いかもしれないならば普通に盤面を制圧してしまえばいいので思い切り展開していこう。

ではGがいた場合は?
その答えは増殖するGの弱点にある。
それは無限特殊召喚による無限ドローの強制だ。

Gが投げられたならトポロジックボマードラゴンを出し、エンドフェイズにサクリファイスロータスの特殊召喚を繰り返して勝ち。簡単だ。
これは遊戯王wikiでも紹介されているコンボであるが、必須カードが少なく、先行からでも容易に決めやすい。

軽い一手で情報を探りつつ、相手の行動を誘導することで、翡翠の蟲笛はワンキルを強くサポートする。

一度ループが回り始めれば、あとはいかに相手の潤沢な手札による妨害をくぐり抜けるか、だ。
採用率的に怖いカードは幽鬼うさぎ、無限泡影である。

幽鬼うさぎについてはサイバースシンクロンが展開と噛み合っていると私は考える。
サクリファイスロータスと合わせて、おしゃもじソルジャーを作ることで、相手の手札にGを加えることができる。
チューナー、シンクロンのためサーチは容易、ハリファイバーを経由するなどいかようにも動けるはずだ。

問題は無限泡影だが、残念ながらこちらは確実な対応は盆回しくらいとなってしまう。
他に考えられる手はブラックガーデンとトークンへの破壊耐性付与、または、トポロジックボマードラゴンの対象耐性だろうか。

これらはいずれも「禁じられた~」で対応できるため、失楽の魔女を入れておくのも面白い。
ブラックガーデンを使えば相手の場は草まみれだ。
この状態では、トポロジックボマードラゴンの効果を無限泡影で無効にすることは出来ない。
ブラックガーデンは、幽鬼うさぎからトポロジックボマードラゴンを守ることができるため盆回しと合わせて採用するのがオススメだ。

失楽の魔女は、こちらが展開できなくても、結界像やオーロラアンギラスを特殊召喚する事で相手の行動を大きく阻害できる。
手札6枚とはいえ、どうせ相手のドローは増殖するGである、後攻で役に立つ手札ではない。

寄生虫パラサイドをサーチさせようにも、増殖するGが蔓延する現環境では難しい。
ならば、そのデメリットをメリットに転化する戦略を考える、これもまた決闘の醍醐味といえよう。

Gという新たなパートナーを得た翡翠の蟲笛。
この戦術にかかった相手は、大きく悩むことになる。
サクリファイスロータスを警戒し手札のGを躊躇えば待っているのは絶望の盤面だが、勇気を持って踏み出したとしてもそれは敗北の道である。

寄生虫パラサイドの時代から、翡翠の蟲笛が直接勝利に繋がることはなかっただろう。
しかし、呼び出すカードは違えど、今なおこの音色は相手の敗北を誘う確かな一手なのだ。
  • ロータス蘇生からトークン残せれば黒庭だけでよかったんだけど
    トリガーとなったモンスターがいないと出てこないらしいので遠回りしてしまった感じ
15スレ目 604名も無き決闘者 (スップ Sd4a-ISso)2018/12/17(月) 21:25:41.11ID:DTepMfH/d
  • ワンキルだけなら闇の使命者&マンティコアの方がが良さそうだね
    こっちはスパイラルとかとも相性よさげ
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最終更新:2019年03月08日 15:01