一角獣の使い魔




チューナー(効果モンスター)
星2/光属性/獣族/攻   0/守1000
表側守備表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカード以外の自分フィールド上に存在するモンスター1体を
ゲームから除外する事で、このカードをゲームから除外する事ができる。
その時の攻撃モンスターは攻撃しなければならない。
この効果で除外したこのカードは、
次の自分のスタンバイフェイズ時にフィールド上に戻る。


6スレ目 535 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/03/02(土) 19:31:18.71 ID:OGDPZa0QO

6スレ目 537 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/03/02(土) 23:00:45.12 ID:AcSvVeGE0

光属性、獣族のチューナーであり、自身と他のカードを除外する事で起こった巻き戻しでも攻撃を続行させるという変わった効果を持つ。
同じ星2光獣チューナーには魔轟神ケルベラルが存在し、特殊召喚も容易なためシンクロ召喚を狙うならあちらの方がふさわしい。

つまり、このカードを活かすには効果を利用するしかないのである。

この効果はまずコストとして他のモンスター1体を除外しなければならない。
コストであるため任意効果はタイミングを逃してしまい《ダーク砂バク》《サイバー・ウロボロス》の効果を起動することはできない。
そしてコストとして除外されたモンスターは除外されたままであり、効果を起動するだけで1枚のアド損となってしまう。
コストとしては以前活かせるモンスターはあまり存在しておらず、せいぜい《異次元の偵察機》《異次元の生還者》を使用してアド損を取り返す程度のことしかできなかったのである。

だがしかし、コストとして除外されても決してタイミングを逃さず効果を使用できるモンスターが出現した。そう、環境のトップを独走する「征竜」である。

最上級の征竜モンスター(親征竜)は「1ターンに一度」しか効果を発動することができない。
親征竜は3種類の効果を持っており、自身を特殊召喚する効果、手札から捨てて発動する各種効果、そして除外された時に同属性同種族モンスターをサーチする効果である。
前者2つの効果は起動効果であるが最後の効果は誘発効果である。
そのため、相手ターンでも効果を発動することができる。相手ターンに発動するということは前の自分のターンに効果を使っていても制約に引っ掛からず、次の自分のターンでも問題なく効果を使えるということだ。
しかし相手ターン中に除外する効果というものは限られている。
《亜空間物質転送装置》《ディメンション・ゲート》は割られやすい罠カード。しかしこの一角獣の使い魔はモスターカードなのだ。
しかもこの効果は戦闘を回避する効果。わざわざモンスター除去を使用しなければこのカードは破壊されない。

相手の攻撃宣言に合わせて親征竜を除外し、後続をサーチする。これで次のターンに反撃の準備がバッチリ整う。

効果使用後に場が空になり攻撃されてしまうのではないか?そう思う方も多いだろう。
たしかに他のモンスターを除外するのはコストだが、自身を除外するのは効果である。そのため一角獣の使い魔は《ゼロ・フォース》の発動トリガーに最適だ。
攻撃力が0ならダメージはない。安心して場を空にできる。

また征竜が攻撃対象に狙われた場合は《立ちはだかる強敵》で一角獣の使い魔に攻撃を誘導してしまえば良い。
攻撃対象が移った瞬間に効果を使うとこのカードはいなくなるが相手は一角獣の使い魔を攻撃対象に攻撃を続行しなければならないためそのモンスターの攻撃はそこで止まってしまうという裁定が出ている。
何もできないまま高攻撃力モンスターの攻撃が終了するのだ。


…と、ここまで読んだあなたはお気づきかもしれない「だったら攻撃しなければ良いじゃん」、と
これこそがこのモンスターの真価、相手への心理作用なのだ。
使用カード枚数の多いコンボは揃わないのが常である。しかし一角獣の使い魔が場に出ているだけで相手は上記のようなコンボを警戒するだろう。
よってカードが十分に揃っていない状況でもこのモンスターを出すだけであいての手は止まり、攻撃を躊躇するようになる。
今は1ターンの猶予があるだけでデッキの回転が段違いになる時代、特に上記の征竜などではその傾向が顕著だ。
1ターンに1度の征竜の効果は2ターンあれば当然2回使える。あとは稼いだそのアド差で捻りつぶせばいい。

つまり一角獣の使い魔は征竜デッキに入れておくだけでのカード消費のない遅延カードと化す、最高峰のロックカードといえよう。
6スレ目 832 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/05/03(金) 18:47:04.53 ID:/ewrpZxZ0


最終更新:2018年08月04日 19:54