魔導書整理




速攻魔法 
自分のデッキの上から3枚カードをめくり好きな順番でデッキの上に戻す。 
相手はそのカードを確認できない。 


4スレ目 53 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2010/10/02(土) 21:12:01 ID:M8yO6a090

黒魔導の覇者で登場した速攻魔法。
サーチ効果などを使わなければ実質三枚の中から一枚を次ターンにドローできる効果となるが、ほぼ上位互換のカードとして強欲で謙虚な壺が存在する。
こちらは魔導書整理に比べ、通常魔法、特殊召喚できないなど の違いがあるため完全な上位互換とは言えないが、このカードを積むデッキはそもそも特殊召喚を多用しないデッキであることがほとんどのため、大した問題にはならない。
高速化した遊戯王の環境において、やはり1ターンの差は大きい。更に魔導書整理は通常のドローを使ってカードを持ってくる、つまり単体では何のアドも得られないのに対し、強欲で謙虚な壺はそのようなこともない。
以上のことから、多くの遊戯王プレーヤーは魔導書整理よりも強欲な謙虚な壺を積みたがるだろう。

しかし、強欲で謙虚な壺の下位互換と評されてしまうこのカードが、強欲で謙虚な壺と互角、いやそれ以上の働きをしてくれるデッキがある。
【魔導】だ。
魔導は様々な魔導書をデッキや墓地、更には除外ゾーンからサーチ、発動することで魔法使い族モンスターをサポートしながら戦うデッキである。
前環境で猛威を振るった魔導書の神判が禁止されてもなお、そのサーチ力は遊戯王の全テーマの中でトップクラスに入ると言っても過言ではないだろう。
ここでこのカードの名前にもう一度注目してみよう。
そう、魔導書の文字が確認できる。つまりこのカードは魔導書のサポートを存分に受けることができるのである。
強欲で謙虚な壺はいくら強力であろうが引けなければ意味がないのに対し、魔導書整理は魔導のサーチ力の高さによって好きなタイミングで手札に加えることができる。
また、魔導書院ラメイソンとのシナジーにも注目したい。

《魔導書院ラメイソン/The Grand Spellbook Tower》 †
フィールド魔法
(1):自分フィールドまたは自分の墓地に魔法使い族モンスターが存在する場合、
自分スタンバイフェイズに発動できる。
自分の墓地から「魔導書院ラメイソン」以外の「魔導書」魔法カード1枚を選んでデッキの一番下に戻し、
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
自分の墓地の「魔導書」魔法カードの数以下のレベルを持つ
魔法使い族モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚する。

墓地の魔導書を戻しつつ1ドローできるラメイソンは、魔導書整理の効果を更に強力なものにしてくれる。
三枚の中から加えるカードが一枚か二枚かの差がどれだけ大きいのかは、遊戯王プレーヤーならばよくわかるはずだ。
更に魔導書整理を発動した状態でラメイソンの効果を発動する場合、既に魔導書整理が墓地に送られているので発動のコストを気にする必要もない。
それどころか、そのターンに再びデッキボトムの魔導書整理を手札に加えれば次のターンも再び3枚の中から好きな2枚をドローすることができる。
この点も魔導書整理が強欲で謙虚な壺に勝る理由と言える。

更に、このカードが「速攻魔法」であることも強力な利点だ。
フリーチェーンのこのカードは、伏せてしまえば相手ターンの好きなタイミングで発動できる。
相手ターンを凌ぐ上で重要となる罠カードやゲーテの魔導書、トーラの魔導書を破壊されにくくする迷彩となるばかりか、
サイクロンをこのカードに打たせてしまえば相手はサイクロンを無駄打ち、こちらは次ターンの準備を整えられると、莫大なアドバンテージをとることができる。
相手ターンに発動すれば、発動後うっかり魔導書のサーチ効果を使ってしまいデッキがシャッフルされてしまうということも防げる。

それだけではない。強欲で謙虚な壺がデッキトップ三枚と手札に加えるカードを相手に公開するのに対し、
魔導書整理はデッキトップ、更には手札に加わるカードすら相手は知ることができない。
エフェクト・ヴェーラー増殖するGなどの手札誘発カードを加えたときに、それを相手が知っているか知っていないかでは大きく違ってくる。

魔導の天敵であるライオウデッキロック、手違いなどといったサーチ妨害効果を持つカードが相手フィールド上にあっても、
このカードはあくまでドローによって手札に加えるため手札で腐ったりせず、有効に使っていける。
デッキトップ三枚の中にサイクロンや大嵐といったカードがあればすぐに反撃に移ることもできる。

このカードが直接相手に影響を与えないカードであるということも時に利点となりうる。
例えば、魔導書士バテルでこのカードをサーチしてきた時のことを想像してほしい。
その後何も伏せていない状態からカードを一枚セットしてターンエンドしたとしよう。このカードは相手にとって何に見えるだろうか?
当然魔導書整理以外ないだろう。
先程も言ったように、魔導書整理は相手を妨害する効果などないため、相手はセットカードを気にもかけず展開しようとする。
だが、本当に伏せていたのはゲーテの魔導書や激流葬、ミラーフォースなどの強力なカードだったとしたら?
当然、セットカードは無力だと安心しきっている相手に手痛いダメージを与えることができる。
その事が印象に残ってセットカードを異様に警戒してくれようものなら万々歳である。

このように、ただデッキの上を三枚するだけのこのカードだが、魔導と組み合わせることによって強力なサーチカードに変貌する。
魔導使いの方は「強欲で謙虚な壺の上位互換」ともいえるこのカードを是非採用してみてはいかがだろうか。
7スレ目 329 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/09/19(木) 22:13:17.95 ID:JXUXdPYG0
  • そもそも全盛期の魔導では一時期採用されてたしな
    今は審判ないからなぁ
  • 新テーマの森羅には必須になるかもしれんから集めておくべきではある
  • シャイニングドローには必須のカードだしなぁ
  • 【魔導マアト】におけるキーカードだな

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最終更新:2018年07月13日 17:55