コザッキーの研究成果




通常罠 
自分のデッキのカードを上から3枚確認し、 
そのカードを好きな順番に入れ替えてデッキの上に戻す。 


7スレ目 350 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/09/24(火) 18:56:10.38 ID:77RC3Y/W0

13スレ目 809名も無き決闘者@無断転載禁止 (アウアウカー Sacb-CUT7)2017/05/22(月) 15:39:25.27ID:tfX25Ey7a

上位互換ですらスレで評価された経歴を持つ《魔導書整理》であり、遊戯王wikiでも「魔導書整理を代わりに投入したほうがいい」と言われる始末である。
しかしコザッキーが精神を崩壊した末に手に入れた研究成果は、本の整理をしたくらいでは到底追い越せない大いなる力を持っていたのである。

そう。実はこのカード、「こちらが確認したデッキの上のカードを"相手も"確認できる」のだ。

はて…?それの何が凄いのだろうか…。
そう疑問に思うのも無理は無い。
そもそもこのカードの上位互換と言われている魔導書整理がどんな効果を持つのか、知らない人もいる事だろう。

《魔導書整理》
速攻魔法
自分のデッキの上から3枚カードをめくり好きな順番でデッキの上に戻す。
相手はそのカードを確認できない。

「どこがコザッキーの研究成果よりも優秀なんだ?」と言われれば、やはり速攻魔法である事が1つ。
《コザッキーの研究成果》は罠カードであるため即効性が低く、特にデッキトップを確認する事で確実に効果を発動できる《マアト》のようなカードとの相性は《魔導書整理》と比べるならば絶望的に悪い。

そしてもう一つは自分のデッキトップ3枚を相手は確認できない事。
魔導書整理はその効果欄に「相手はそのカードを確認できない」とハッキリ書かれており、こちらが確認したカードを覗く行為は反則。そして反則はジャッジキルの対象である。
しかし、このカードにはその「相手はそのカードを確認できない」というテキストが書いてない。

つまり相手がカードを確認しても何も問題は無いのである!!!

これは《コザッキーの研究成果》のカードテキストからは読み取れない隠された効果だと言って差し支えない。
そもそもこんな下位・クズカードの隠された効果などまず誰も知らないし、使われた事も使ったことも無いから気づくわけがないのだ。
「相手にカードを確認されない」テキストを持つ上位互換の《魔導書整理》として、何食わぬ顔で使っても当然バレないだろう。
またプレゼント交換で相手に押し付ければ、仮に相手が《魔導書整理》の効果を知っているような博識なデュエリストだとしても、十中八九「"相手が確認できない効果"を持つカード」と勘違いするのは確定的である。

取り合えず毒にも薬にもならぬこのカードを「使って損は無いでしょ」と考え発動する相手の姿が想像するだけでも手に取るようにわかる。
そしてデッキトップを確認した相手に、当然の権利のようにこちらがデッキの上のカードを確認しようとすれば良い。
当然相手は「何やってんだコイツ!?」と突然の行動に困惑し、話がもつれれば最終的にジャッジを呼んで物申してくるはずだ。

しかし、それこそが罠。

先ほども言ったように《コザッキーの研究成果》は「相手はそのカードを確認できない」という記述が無い為、実は確認できるのである。
つまり物申された事で逆にこちらのジャッジキルが発動し、簡単に勝利が手に入るというわけだ。
やはりというか、どうせこんなマイナーなカードの、しかもデッキの上の数枚を確認できる・できないなど誰も知らないし興味もない。
その事実がそのままこのような初見殺しになり、逆に牙を剥く。使えば確実にアドを取る事が可能なのだ。なんと恐ろしい…!

実は相手のカードを確認してもいいのに、テキストには「確認していい」とは書かれていない為、相手は「確認してもいいのか分からない」。

だから「確認しない」。

相手の心理を推測して行う精神攻撃は、デュエリストの嗜み。相手の心理を理解して、的確に心の隙を突いたからこそできる芸当。
それがこのコザッキーの研究成果であるジャッジキルなのである。
またこの心理誘導によるジャッジキルは、マッチ戦でも大いに役に立つ。
このジャッジキルによって相手はコザッキーを警戒せざるをえない。そのためここでこのカードをサイドと入れ替えたりすれば、そのコザッキー如きに出し抜かれ冷や汗をかく対戦相手の警戒心はただの無駄遣いとなる。

やはりというかデュエルを有利に進められるのだ。

「相手はそのカードを確認できない」のたった十数文字が無いばかりに、上記のような恐ろしい事態を引き起こしてしまう《コザッキーの研究成果》。さながら名称ターン1の制限が無いばかりに何度も酷使されるカードのようである。

かつてデッキトップを操作する事はドローを、即ち運命を支配する事だとその実力を評価された魔王ディアボロスがいた。
そんなデッキトップを3枚も操作する事ができ、さらに相手に使わせることでデュエルそのものを終わらせる事ができるとはだれが予想できようか。《コザッキーの研究成果》は我々が想像するデュエルの未来ですらも変えてしまう恐ろしいモノである。
そんな世界を脅かす恐ろしいカードが、今後環境に現れないことを、ただ願うしかない―――
17スレ目 723名も無き決闘者 (ワッチョイ fb92-E8Ce)2019/11/09(土) 23:41:00.22ID:aoijLCqf0
  • 研究成果とは本来世に広く知られて然るべきだからな
    情報独占する魔道書整理とは比べ物にならない
  • 実にスマートなジャッジキル系の評価だ
  • コンマイ語研究家


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最終更新:2021年11月21日 11:08