身分転換




速攻魔法
(1):自分のLPが相手より多い場合、お互いのLPを入れ替える。


18スレ目 38名も無き決闘者 (ワッチョイ 7f34-+YNs)2020/01/11(土) 22:24:36.28ID:9XR60KRM0

2017年10月14日に発売した第10期第3弾となるEXTREME FORCEで登場したこのカード。
Wikiにおいては「一応使えない事もないが、《成金ゴブリン》《チキンレース》などで調整した方が効率が良い」などと散々な評価だ。
しかし本当に使い道は無いのだろうか? いくつかのカードと共に考えてみたい。

ビートダウンやバーンで相手よりライフが多くなるデッキは数知れないため、今回はライフゲイン方向で考えていきたい。
ライフゲインにより相手よりもライフが多くなるデッキと言えば、【アロマ】《魂吸収》を搭載した【霊獣】【除外ビートダウン】などであろう。
【アロマ】は相手が除去に手間取り長期戦になればライフが10000を越えて居ることはざらにあり、《魂吸収》を使ったデッキなら《強欲で貪欲な壺》《強欲で金満な壺》で一気に回復することも簡単に出来る。
相手とのライフの差が大きくなってきたら使いたいのが《ハンディ・ギャロップ》《九十九スラッシュ》といったLPの差に応じて攻撃力が上昇するカードたちだ。
特に攻撃力の低い【アロマ】では《九十九スラッシュ》の発動条件を満たしやすいため、戦う上での希望の力となってくれるであろう。
《ハンディ・ギャロップ》には《脆刃の剣》を使うことにより、相手の場にモンスターが居るのならば強引に大ダメージを押し付けることもできる。

しかしながら、わざわざ手間暇をかけてLPを回復しそのようなことをするのならば、最初から自身のライフを回復するよりも相手のライフを削った方が楽だと誰もが考えるであろう。
ただ、考えてみてほしい。デュエルにおいて決闘者たちが感じる快楽には不利な状況からの逆転や圧倒的な火力でねじ伏せること、相手との決闘者としての格の違いを思い知らせることなどが含まれていないだろうか?
そう、このカードはライフアドバンテージにおける優位者である自身と劣位者である相手の身分を入れ替えることにより、「劣勢に立った自分が華麗に逆転する瞬間」を能動的に演出することや、
「大量のライフを恵まれるという舐めプをされた上で倒される」という屈辱を味わった相手の心を折るという使い方が出来るのだ!
この手の演出は『遊戯王VRAINS』のGo鬼塚や『遊戯王ZEXAL』のⅣも行っており、ショーマンシップやエンターテイナーなどの観点から見ればこのカードにはとてもクズカードとは言えないようなポテンシャルを秘めているのだ。
強者と弱者、勝者と敗者という身分をたった1枚で弄ぶこのカードは、動乱に満ち溢れた環境を誇った10期出身に相応しいカードであろう。
18スレ目 416名も無き決闘者 (ワッチョイ d71f-Ho7r)2020/04/19(日) 14:53:21.45ID:IL4z4kqO0
  • いい評価だけど自分でライフ入れ替えって自作自演では笑



最終更新:2022年01月10日 16:18