諸兄はこのカードを見てどう思うだろうか?
「テキストの短いカードは強い」。OCGの世界に流れるジンクスだが、それに反するカードの1枚がコレだ。
効果処理時にライフが逆転すると入れ替えられないため、相手のライフを一気に消すと言ったインチキはできない。
もちろん、ライフが相手よりも少ないことを要求するカードや、その状態で有利になるカードはある。
だが、このカードを使える状態と言うのは相手のライフが自分より少ない場合である。
つまり、それら「ライフが劣る状態」を要求するカードを使うくらいならそのまま削り切ってしまった方が良い、という話だ。
では、身分転換には全く使い道がないのか?
いや、そんなはずはない。必ずやりようはあるはずなのだ。
自分のライフを大幅に回復しつつ相手のライフも削り、さらにそれを入れ替えること。
これに意味のある戦術は、カードは何かないのか?
こいつを特殊召喚した後、魂吸収を発動し、強欲で貪欲な壺を使う。そうすると5000ポイントのライフが回復し、相手に5000のダメージを与えられる。
仮にライフがお互い動いていなければ、こちらのライフは13000、相手のライフは3000。
このまま攻撃すれば相手は終わりだ。通れば、だが。
相手に攻撃力2050以上のモンスターがいれば打ち漏らす。ソウル・マリオネッターは1体。壁を破壊しても後が続かない。それに、もし相手がエフェクト・ヴェーラーを撃ってきたら攻撃力は上がらずダメージも通らない。
なればどうする?
もちろんカオス・マリオネッターは攻撃力0。
つまり、相手モンスターの攻撃力が1であっても勝てない。ならば「九十九スラッシュ」の出番だ。攻撃力0ならばほぼ確実に発動条件はクリアできる。
あとは、魂魄トークンの2回攻撃を叩き込めばOKだ。
可能なら「魂の一撃」をトークンに使えば攻撃力がさらに3000上がり、多少面倒なモンスターがいても打点で殴り倒せる。
もしも相手に大量展開を許していたとしても、超重武者でもなければそれらすべてが守備表示なんてことはまずないので、ダメージの総量はかなりのものになる。
削るべき相手のライフも大幅に増えてしまっている、というビートダウンデッキとしては致命的な欠点があるものの、魂魄トークンの攻撃力は相手のライフに応じて変わる。ダイレクトアタックが通れば無論それでよいので、明確な利点は相手の大型を殴り倒せるということになる。
6000打点をぽんと出せるカードはそう多くはない。
これらのコンボはバトルができることが前提、相手のターンを最低1回経由する必要がある。つまり罠カードを使うことができるのだ。相手が展開のためにライフコストを払うのは二重の意味でありがたいが、こちらのライフはコンボの発動まで死守する必要がある。
和睦の使者でもなんでもいい、とにかく相手にダメージを与えるよりも自分を守ることに特化し、この【身分転換マリオネッター】コンボを確実に通すのだ。
また、地味な利点としては速攻魔法である点が上げられる。
これの効果が通るということは、言い換えれば「自分のライフが相手より少ない」という状況が確定で訪れるため、「巨大化」を潰したり「チキンレース」の効果で防御したりと、臨機応変に対応できるのた。
以上のごとく、身分転換は決して使えないカードではないことはお分かりいただけたと思う。
使いどころは選ぶが、そこを見極めれば確実に役立ってくれる。
ゆえに、このスレにおいて金言とされるこの言葉で〆たいと思う。
「この世に数多あるカードに、役に立たないカードなど1枚もない」。
18スレ目 38名も無き決闘者 (ワッチョイ 7f34-+YNs)2020/01/11(土) 22:24:36.28ID:9XR60KRM0
- ライフが関係するようなカードを選んで入れれば普通に戦えそう
ライフが下じゃないと~な巨大化だって転換してからなら確実に発揮できるし
- 普通に強そうな評価だ
ネタ方面で考えてた自分が恥ずかしい
- チキンレース下でワンショットキルを防止するのにも使えるな