デステニー・デストロイ


ASINが有効ではありません。
通常罠 
自分のデッキのカードを上から3枚墓地へ送る。 
この効果で墓地へ送った魔法・[[罠カード]]1枚につき、 
自分は1000ポイントダメージを受ける。 


2スレ目 404 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2008/12/23(火) 02:03:03 ID:STJExFu60

3スレ目 657 : 名無しプレイヤー@手札いっぱい。 : 2010/04/09(金) 17:25:27 ID:zIDYuS1D0

6スレ目 713 :名無しプレイヤー@手札いっぱい。:2013/04/16(火) 02:05:10.92 ID:eN/vS5RQ0

普通に使えばただディスアドバンテージを負うだけのこのカード。
墓地アドバンテージを得たいにしても、このカードよりも2枚多く墓地を肥やせる《針虫の巣窟》が壁となる。
更に言うならばこちらは《針虫の巣窟》と異なり、ライフポイントにダメージを受けるリスクもある。

ネタ的な観点で見ても、事あるごとに話にされる《針虫の巣窟》と違いこちらは存在を思い起こされることすら希である。

そんな毒にも薬にもならないようなカードだが、アイデンティティを得られるデッキがある。
【フルトラップ】である。

諸君も【フルモンスター】というデッキは耳にしたことはあるのではないだろうか。
【フルモンスター】、略してフルモンとは、その名の通りデッキの構成を全てモンスターで固めたデッキのことである。
このようなデッキを作るにあたってその構築理由となるカードが《星見獣ガリス》《黒薔薇の魔女》、《陽炎獣 スピンクス》《フィッシュボーグ―プランター》、《ミスティック・パイパー》等である。
さて、お分かりだろう。
上に挙げたカードの共通点は「効果を確実にメリットとする為には、デッキトップのカードが決められたカードでなければならない」ということである。

つまりこれらのカードの効果を確実に引き出すことが、フルモンというデッキを組むにあたっての目的であり、目標である。

同じようにデッキの内約を全て魔法カードで固め、《大逆転クイズ》の効果を100%成功させることを求めたデッキに【フルマジック】(別名【緑一色】)がある。
こちらもまたフルモンと同じように《大逆転クイズ》というただ一枚のカードがデッキの根幹となっているのである。

カンのいい諸君ならもうお分かりであろう。
デステニー・デストロイを使うにあたって、デッキを全て罠カードに統一しておけばこのカードは「必ず自分に3000ポイントのダメージを与えるカード」となり、これは【フルトラップ】を構築する確固たる理由となる。

しかし中には、「自分にわざわざダメージを与えることがどうしてメリットになるんだ!」という人もいるだろう。
そこでデステニー・デストロイのメリットを上げていこうと思う。

まずライフポイントを自ら削る効果であるがこれは《活路への希望》《闇よりの罠》《魂の氷結》といった罠カードとシナジーする。
ここに《ギフトカード》などを加えれば《自爆スイッチ》《ライフチェンジャー》の使用にも近づくだろう。

ただ自分のライフを減らすだけなら相手の攻撃を受ければいい、と思う人もいるかもしれない。
しかし、そのような手段は剣闘獣の効果を発動させる機会を作ってしまう。
また相手の攻撃を頼りにするのは不確定極まりなく【エクゾディア】や【デッキ破壊】、【終焉のカウントダウン】に致命的な弱みを抱えることとなってしまう。
この点から戦闘を介することなく、相手に依存することもなく、フリーチェーンで発動できるデステニー・デストロイの優秀さが分かるだろう。

しかしそれでもライバルはいる。そう、《光の護封壁》である。
このカードもまたデステニー・デストロイと同じく戦闘を介さず、相手の行動に左右されず、フリーチェーンで発動できる。
ライフを減らすのはコストであるので、例え無制限の《サイクロン》を発動にチェーンされようとも問題なくライフを支払える。
更に払うライフポイントも1000ポイント単位で調節でき、相手の攻撃をシャットアウトするおまけまでもついている。
一見するとデステニー・デストロイより遥かに優秀に見えるカードだが、カードパワーが高いゆえの弱点も孕んでいる。
そう、このカードはあまりの強さにより制限カードに指定されているのだ。
普通であれば制限カードであろうと《不幸を呼ぶ黒猫》《封印の黄金櫃》、《タイムカプセル》でサーチしてくれば問題ないだろう。
しかし【フルトラップ】においてはこれらのカードはすべからく使えず、《光の護封壁》を発動するためにはデュエリスト自らの力でその手に引き当てる必要がある。
40枚の中からただ1枚を引き当てる……、それがどれほど難しいことかであるかは語るまでもないだろう。

それに比べてデステニー・デストロイは無制限カードである。
デッキに3枚投入できることから格段に手札に引き込みやすい。
またその性質から《墓穴の道連れ》《水霊術―「葵」》等のハンデスカードに強い。
相手がデステニー・デストロイと《光の護封壁》のどちらを捨てさせるか選ぶ局面において、無制限のデステニー・デストロイを選ぶプレイヤーは皆無と言っていいだろう。

更にデステニー・デストロイは《光の護封壁》と違い通常罠である。
これが何を指し示すのか? 答えは「先ほど挙げた《闇よりの罠》とシナジーする」である。
《闇よりの罠》が自身の効果でコピー出来るのは通常罠だけであり、永続罠である《光の護封壁》を選択することはできない。
この点から見てもデステニー・デストロイは《光の護封壁》よりも扱いやすいと言えるだろう。

また更なるポイントとして「デステニーデストロイの効果でダメージを受けるかどうかは不確定」ということも忘れてはならない。
例え【フルトラップ】においてデッキの中身全てが罠カードだと確定していても、デッキは非公開情報。
結果、必ずダメージを受けるはずなのにダメージを受けるかどうかは不確定という不可思議な状況が出来上がる。
そしてこれによりデステニー・デストロイの発動に対して《フュージョン・ガード》を使われ、融合モンスターを墓地に送られる。といったことがなくなる。
あの《スターダスト・ドラゴン》《スナイプストーカー》には為す術もなく破壊されてしまう、というようなものといえばその強さも伝わるだろうか。

さて、ダメージを受けることに対するメリットは既に十分だろう。
続いて墓地を肥やすことに対するメリットを挙げていこうと思う。

まず墓地に送ることに意義がある罠には《スキル・プリズナー》《ブレイクスルー・スキル》のような一線級のものから《ダメージ・ダイエット》、《妖怪のいたずら》といった若干マイナーなものまで幅広く存在する。
しかしそれでもモンスターカードに比べれば罠カードで墓地アドバンテージを取ることは難しいのが現状。
そんな問題も解決してくれるのが言わずと知れたこのカード。
そう、《闇よりの罠》である。
しつこいほどの登場になるこのカードだが、実際にデステニーデストロイとの親和性はグンバツである。
墓地からのサルベージ手段に乏しい【フルトラップ】においてこのカードの強さは言わずもがな。
デステニー・デストロイで墓地に落ちたカードによって《闇よりの罠》は一分の隙もないパーフェクトカウンターに変貌する。
あるときは《奈落の落とし穴》……、あるときは《砂塵の大竜巻》……、あるときは《大火葬》……。
相手の行動に合わせて変幻自在に対応し、モンスター、魔法、罠、手札、墓地、除外、ライフ、戦闘etc、何にでも干渉できるこのカードは【フルトラップ】において無敵の強さを誇る。

そしてこの超強力カード発動の為の布石となれるデステニー・デストロイの強さは語るまでもないだろう。
ライフを減らし、墓地を肥やす。
《針虫の巣窟》にも《光の護封壁》にも一枚では出来ないことをただ一枚で成し遂げるデステニー・デストロイ。
このカードはまさに【フルトラップ】の為に生まれたカード、【フルトラップ】を組む理由となることは運命だったのだろう。

しかし、果たしてカード名の通りそんな運命を壊し、【フルトラップ】以外での活用法を見出される日は来るのだろうか……。
7スレ目 930:名無しプレイヤー@手札いっぱい。 2013/12/16(月) 22:20:27.39 ID:xeyKuh430
  • ほえーそうか活路もライフチェンジャーも自爆スイッチも全部トラップなのか確かにこれはフルトラップと相性ばっちりだわ
    ところでフルトラップってどうやって勝つデッキなんすか?
    • 【フルトラップ】はライフチェンジャーとバーン併用で殺す1キルデッキだな。
      宣告、警告、ギフトカード、デステニーデストロイ、護封壁でライフ調整してチェンジャーと仕込みマシンガンや自業自得使ってトドメ。
      サーチできないカードだから不安定そうに見えるけど瓶、骸、欲張り、活路、幸福と罠はドローカード多い
      それにカウントダウンご用達の咆哮和睦一括氷結で遅延してコンボ完成を狙う形になるかな
    • 残骸爆破じゃないかな
  • とりあえず評価の仕方は最高だった。
    まさか上位互換が多すぎるデステニー・デストロイに
    そんな使い方があったとはって思わせられるよ。
    後こんなカードもあるんだよな。

    《残骸爆破/Blasting the Ruins》
    通常罠
    自分の墓地のカードが30枚以上存在する場合に発動する事ができる。
    相手ライフに3000ポイントダメージを与える。


    デステニーデストロイでライフとデッキを減らしつつ
    ライフチェンジャー→爆破でフィニッシュという勝利パターンも面白そうだ。
  • 宮廷のしきたりと罠モンスターでロックかけられる



最終更新:2018年07月13日 17:29