自宅でココイチカレーを再現する。

独り暮らしの独身男性にとって、
あるいは日本経済を支えている中間管理職にとって、
ココイチのカレーはソウルフードのようなものです。
奥方様には理解できないかもしれませんが。
今日はココイチカレーの再現を目指しながら、
カレールーのカレーの作り方を述べたいと思います。



カレールーは日本人の大発明の一つです。
カレー粉によるカレーはスープを作るところが肝となりますが、
カレールーは何も足さないというところが肝となります。
多くの人が勘違いしていますが、もしカレールーを使うなら、
もう本当に何も足してはいけないのです。
その理由はここに書かれてあります。


旨味成分は足しすぎると不味くなるのです。
和食だって煮魚の時は昆布だしだけです。鰹節は使いませんよね。
ですからカレールーを使うなら、足しちゃいけないのですよ~。

ためしてガッテンの番組では、みなさん自慢の隠し味を
足したカレーは評価が低く、箱どおり作ったのが一番人気ありました。


ここでカレー粉とカレールーの違いについて述べます。
カレー「粉」は香辛料のみしかはいっていません。
旨味成分は作る人の腕次第です。

カレー「ルー」は旨味成分も入っています。
旨味成分は足すと不味くなりますから注意です。
フレーク状のカレールーもあるから注意です。



たとえばカレー粉はこれです。
原材料:ターメリック、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、こしょう、赤唐辛子、ちんぴ、香辛料



似てますがこちらはカレールーです。
原材料:食用油脂(パーム油、なたね油、大豆油)、小麦粉、カレー粉、でん粉、食塩、乳糖、砂糖、オニオンペースト、香辛料、酵母エキス、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酸味料、香料



では作り方です。



まずニンジンを細かく切って、水から煮出します。
分量はカレールーの箱にある量を守ります。今回は中一本。




そしてその脇で、玉ねぎをスライスして炒めます。
分量は箱に書いてあるとおり。今回は中3個。
最初は強火で水分を飛ばし、色が付き出したら中火から弱火へ。
焦がしてはいけません。




程よい色になったら、ニンジンスープに足します。



そしてミキサーで攪拌します。
もしミキサーがなければ、ニンジンと玉ねぎはあらかじめすりおろしておくことでも良いですが、
ミキサーが楽チンです。
我が家にはハンドミキサーがあるので、木べらを使いながら攪拌。




トロミのついたこのスープがカレールーの旨さを引き出す絶品スープです。
隠し味は足しませんが、基本のスープはきちんと作るのが肝です。




私はカレールーをS&Bのゴールデンカレー辛口を使います。
化学調味料が少ないのが私好みで、重宝しています。
他社さんだと、どうしても食べ終わったあとに後味はきつく残ります。
ココイチカレーも化学調味料は少ないのも人気の秘密でしょう。
ココイチの株主はハウスなのですが、S&Bの方が好みです。
カレールーは包丁で細かくしてから鍋に入れます。溶けやすいように。


ここで重要なのは、カレールーを入れたら煮込まないことです。
カレールーを入れて、コトコト煮込むのが美味しいと思う人が多いです。
カレールーはお味噌といっしょです。
お味噌汁を作るときは、お味噌を入れたら一煮立ちで火をとめます。
これと同じです。
ルーは入れるときは火をとめてそのままかき混ぜます。
そしてそのまま常温で冷まします。

翌日のカレーが美味しい理由です。
カレーは煮込むと美味しくなるのではなく、
冷めるときに美味しくなるのです。

だからルーを入れるときから、もう火は止めたままです。
理想的なのは、お昼にこれを仕込んでおき、夕御飯として食べます。
食べる直前に火をいれて、熱々にするだけです。


カレールーのカレーの作り方は以上です。
ただココイチ風にするなら、あと一工夫です。

ピーナッツバターを大さじ一杯入れます。
これがココイチカレーの秘密です。
これでココイチカレーになりますよ~。
CoCo壱番屋社さんの重要機密情報であります。




あとトッピングはお好みで。
私はナスをオリーブオイルで炒めます。
クミンと鷹の爪と黒胡椒と共にいためるのはまる(=・3・=)ぞう風。
ナスにオイルを染み込ませるのがコツです。トロトロにしてください。
私は地中海出身なので、オリーブオイル大好きです。








出来上がり~。

もちろんソースはカレー専用に開発されたココイチ芳醇ソースです。
ココイチのどの店舗でも360円で誰でも購入できます。
スプーンはCoCo壱番屋とMONOマガジンが開発した、
カレーを最も美味しく食べることのできる形状のスプーンです。
これを手に入れるために、私はどれだけココイチを食べたことか。

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最終更新:2014年11月25日 23:51