紬「みんな!突然だけどこれを見て!」

律「何だ?いつものネコミミじゃないか」

紬「そう見えるでしょ?でも、これ実はうちの会社が開発した新商品で変わった機能がついてるの!」

澪「へぇ、どんな機能なんだ?」

紬「それはね、身に着けている人の感情に反応してネコミミが動くようになってるの」

唯「すごい!」

律「ほんとか~?おい、唯試しに着けてみろよ」

唯「うん!」スチャ

紬「はい、唯ちゃん、今日のおやつよ」

唯「わーい!」ピクピク

紬「ネコミミがピクピクしてる……という事は唯ちゃんは今喜んでいるのね!」

唯「おおー、すごい!大正解だよ!」

澪「見れば分かるけどな……」

がちゃ


唯「あ、あずにゃん!いいところにきたね!ちょっとこれつけてみてよー」

梓「なんですか、突然?いつものネコミミじゃないですか」

唯「ね?お願い、あずにゃん」ウルウル

梓「うっ……しょ、しょうがないですね、分かりましたよ」スチャ

唯「やっぱり、あずにゃんかわいいー!」ギュッ

梓「にゃっ……!」ピクピク

紬「うふふ、喜んでる喜んでる」

律「ほう、なるほど。唯にはあまり意味がなかったけど、梓みたいなやつにつけてやるとなかなか面白いな」

澪「なんだかちょっと後ろめたいけどな……」

唯「あずにゃ~ん♪」スリスリ

梓「もう、唯先輩話してくださいよー」ピクピク

唯「うん、分かった」アッサリ

梓「え……?」ヘナヘナ

澪「あ、耳が垂れた」

律「おい、ムギあの場合は」

紬「あの場合は喜怒哀楽でいう哀の状態ね」

律「なるほどねぇ」ニヤニヤ

唯「どうしたの、あずにゃん。私に抱きつかれるの迷惑だったんでしょ?」

梓「え、えっと……それは……あの……」ヘナヘナ

唯「まぁ、私はあずにゃんの事大好きなんだけど……」

梓「!」ピクピク

唯「でも、これからはあずにゃんのために抱きつくのは我慢するよ!」

梓「う……」ヘナヘナ

唯「じゃあ、最後に一回だけ抱きつかせてもらうね!」

梓「は、はい!」ピクピク

唯「ぎゅー!」

梓「ふにゃあ……」ピクピク

唯「はい、名残惜しいけどこれでおしまい」

梓「あ……」ヘナヘナ

唯律澪紬(おもろい)

唯「それじゃ、お茶にしよっか」

梓「あ、あの……唯先輩……」

唯「ん?なぁに、あずにゃん?」

梓「えっとですね……その……」

唯「わかった。みなまで言うな、あずにゃんよ……」

梓「え……?」

唯「あずにゃんは本当は私にハグして欲しいんだよね!?」

梓「ッ!?そ、それは!!

唯「口では素直になれないけど本当は私の事好き好きでたまらないんだよね!?」

梓「ッ~~~~~!!!!な、何バカなことを言ってるんですか!!そんな訳ないですよ!!」

律「あ~ずさ、素直になれよ?」

澪「そうだな、あまり意地を張らなくてもいいんだぞ」

紬「そうよ!梓ちゃん!!自分の気持ちに素直にならなくちゃ!!」

梓「み、みなさんまで何言ってるんですか!別に私は唯先輩の事なんてなんとも……!!」

紬「梓ちゃん、これ、そのネコミミの説明書なんだけど……」

梓「え……」

梓「このネコミミは人の脳波に反応します。興奮したり喜びを感じたときにはピクピクと動き、悲しみや寂しさを感じると耳が垂れます……って」

唯律澪紬「(・∀・)ニヤニヤ 」



―――――――――――――――――――


唯「あずにゃーん!!ごめんなさーい!!私が悪かったから出てきてよぉー!!」

梓「知りません……もうだれも信じません……」

唯「うわーん!あずにゃーん!!」

律「あちゃー……梓のやつ倉庫の中に引きこもっちゃったな……」

澪「まぁ、今回はやりすぎちゃったしな……」

紬「うふふ、今日の梓ちゃんとっても可愛かったわー」


おしまい


  • ぜひ、アニメで見てみたい。ニャー -- (秋二) 2011-07-16 17:45:41
  • 唯「このネコ耳が後にドラえ○んのかいはつに使われたんだよ〜♪」 梓「誰がド○えもんですか?あんな青タヌキと一緒にしないでください(怒)」 唯「ゴメンなさい」シュン…… -- (名無し) 2011-09-26 12:02:00
  • 2828 -- (名無しさん) 2013-07-27 22:45:41
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最終更新:2011年07月08日 22:37