梓「ボウリングの無料チケット…?」
純「2名まで無料で今度の日曜日に使えるよ」
梓「何でこれを私に?」
純「日曜日に用事があって行けないから梓に挙げる」
純「ちなみに憂も用事があって行けないから」
純「じゃあそういう事で」
梓「ちょ、ちょっと!」
梓「もう…」
梓「(純も憂も駄目なら…)」

唯「あずにゃんおはよう~」
梓「おはようございます唯先輩」
梓「珍しく時間通りに来ましたね」
唯「珍しくって酷いよ、あずにゃん」ブー
梓「すいません」クスッ
梓「ところで唯先輩はボウリングした事ありますか?」
唯「昔に少しだけやった事があるよ」
梓「じゃあルールとかは分かりますね」
唯「うん、だいたい分かるよ」
唯「あずにゃんはやった事あるの?」
梓「時々やってましたから大丈夫ですよ」
唯「そうなんだ。じゃあ行こう」
梓「はい」

梓「着きました」
梓「受付を済ませて来ますから唯先輩は少し待っててください」
唯「分かった」
唯「…」
梓「終わりましたよ」
梓「一番右端のレーンだそうです」
唯「ほーい」
梓「その前に靴を履き替えて来ましょうか」
唯「そうだね」
唯「私の足の大きさだと…これかな」
梓「私だと…これ」
唯「…」
唯「…」ジィー
梓「…?どうしました?」
唯「あずにゃんの足、ちっちゃくて可愛いね」
梓「な、何見てるんですか!」
唯「だって可愛いだもん」
梓「…い、行きますよ!」
唯「あっ、ま、待ってよ、あずにゃん」

梓「投げる順番はどうします?」
唯「どっちでも良いよ」
梓「じゃあ私から投げますね」
唯「うん」
梓「行きますよ」ガシャラン
梓「7本…」
梓「それじゃあもう一回…」ガン
梓「1本…(合計8本…うーん、最初だからこんなもんかな)」
唯「あずにゃん」
梓「何ですか?」
唯「あずにゃんの投げる姿、可愛いね!」
梓「…」
梓「次、唯先輩の番ですよ」
唯「あずにゃん~つれない~」
梓「(もう唯先輩はどこを見てるんだか…)」
梓「(…今日、可愛い服を着て来て良かったよ)」
梓「(どうせずっと見られるなら…何考えてるんだろ私)」
唯「あずにゃん、行くよ~」
梓「はい」
唯「てぃ」ガシャラン
唯「や、やったー」
梓「嘘…ストライク!」
梓「唯先輩凄いです」
唯「やったよ、あずにゃん」ダキッ
梓「凄いです!凄いです!」
梓「って何で抱きついてるんですか?」
唯「ストライクを出した嬉しさをあずにゃんにプレゼントしてるんだよ」
梓「ほ、他の人も見てるんだから止めてください!」
唯「えー」
梓「えー、じゃありませんよ」
梓「次は私が投げますから離れてください」
唯「ブーブー」
梓「…行きますよ」
梓「(唯先輩には負けられない)」
梓「とぉ」ガシャラン
梓「やったー、ストライクです」
唯「あずにゃん、凄い!」ダキッ
梓「えへへ、どうですか唯先輩」
梓「って何でまた抱きついてるんですか!」
唯「あずにゃんがストライク出したご褒美だよ」
梓「もう他の人が見てるから抱きつきは禁止です」
唯「えぇー、酷いよ…あずにゃん…」
梓「酷くないです。当たり前の事ですよ」
唯「うぅ…」

梓「唯先輩凄いですね…」
梓「ストライクを出した後に8連続ガーター何て」
唯「だってあずにゃんが抱きつかせてくれないんだもん」
梓「何だか私が悪いみたいじゃないですか」
梓「仕方ないですね…次に唯先輩がストライクを出したら抱きつかせてあげますよ」
唯「ほんと!?」
唯「やるよー」
梓「突然やる気出さないでくださいよ」
梓「(まぁ、簡単にストライク何て出る訳ない…)」ガシャラン
梓「!?」
唯「やったー、ストライクだよ」
梓「う、嘘…!?」
唯「あずにゃん、約束覚えてるよね?」
梓「うっ、わ、分かりました。どうぞ」
唯「えへへ、あずにゃん」ダキッ
梓「こんな時だけ勝負強いんですから…」ボソッ
唯「これがないと力が出ないよ」ギュウ
梓「もう…//」

梓「でも結局、私の大勝ですね」
梓「4ゲーム連続で勝てる何て思いませんでした」
唯「だってまたあずにゃんが抱きつき禁止って…」
梓「極端な人ですね…」
梓「じゃあ唯先輩、勝負をしませんか?」
唯「勝負?」
梓「次がラストゲームですからそれに唯先輩が勝ったらご褒美を挙げます」
唯「ご褒美って?」
梓「そうですね…私に何か一つ好きな事をして良いですよ」
唯「あずにゃんに好きな事?…思いっきり抱きつくとか?」
梓「はい、何でも良いですよ」
唯「や、やる!」
梓「ただし私が勝ったら今後、唯先輩から私への抱きつきは禁止です」
唯「えぇー!!」
梓「それとストライクを出しても抱きつきは禁止ですよ」
梓「それでもやりますか?」
唯「や、やります…」
唯「勝ったら約束守ってよ」
梓「唯先輩の方こそ」

梓「(勝負はまったくの互角か…)」
梓「(最後の10フレームで勝負が決まる!)」
梓「行きますよ」
唯「…」
梓「ヤァ」ガシャラン
唯「ストライク!?」
梓「ストライクなのでもう一回、行きますよ」
唯「う、うん」
梓「てぃ」ガシャラン
梓「(9本…残り1本がぐらぐらしてる)」
唯「(た、倒れないで…)」
梓「…」グラグラ
唯「…」グラ
梓「…」ピタッ
唯「良かった…」
梓「残り1本は倒れなかったみたいですね」
梓「でも唯先輩が勝つには2連続でストライクを出すしかないですよ」
唯「分かってるよ」
梓「唯先輩が負けたら抱きつきは禁止ですからね」
唯「(ま、負けられない…あずにゃん分の為にも)」
唯「行くよ」
唯「…」ガシャラン
唯「…」
唯「や、やったー」
梓「ストライク!!流石です」
梓「(問題は次…次で決まる!)」
唯「(あずにゃんへ抱きつき…あずにゃんに好きな事…)」
唯「行くよ」
梓「…」ゴクリ
唯「…」ガシャラン
唯「(8本…!)」グ゙ラグラ
梓「(残り2本も揺れてる…)」グラッ
唯「(倒れた!残り1本)」グラッ
梓「…」グラッ
唯「…」グラッ
梓「…」カコーン
唯「!?」
梓「!?」
唯「た、倒れた!ストライクだよ。あずにゃん」
梓「ま、負けました…」

梓「唯先輩、流石ですね」
唯「えへへ、やったよ」ダキッ
梓「もう抱きつかないでくださいよ」
唯「勝ったからサービスしてよ」
梓「仕方ないですね…」
唯「それであずにゃん、約束覚えてる?」
梓「うっ、覚えてますよ」
唯「あずにゃんに好きな事して良いんだよね?」
梓「は、はい…」
唯「じゃあキスしても良いの?」
梓「えっ…ゆ、唯先輩がそれで良いなら//」
梓「私は負けましたから何でも受け入れます…//」
唯「そう?じゃあ、あずにゃん目つぶって」
梓「はい…」
唯「行くよ」
梓「…」
チュ
梓「…」
梓「ほ、ほっぺ…」
唯「唇同士はまだ早いからほっぺたで我慢してね」
梓「な、何ですかそれ…」
唯「あずにゃん不満?」
梓「ば、罰ゲームなのに不満何てある訳ないじゃないですか!」
梓「だいたいまだってどういう事ですか!」
唯「どうってそういう事だよ」
梓「どういう事ですか!?」
梓「こうなったらボウリングで勝負しましょう」
梓「私が勝ったらどういう事か聞きますからね」
梓「唯先輩が私に勝ったら唇にキスでもしてください!!」
唯「えっ」
梓「あっ」
終わり


  • 語るに落ちるあずにゃんカワユス -- (名無しさん) 2011-09-11 12:39:01
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最終更新:2011年07月09日 01:06