ギターの練習終了@唯の部屋
梓「どうって、家に帰って食べますけど」
唯「えぇ~!!一緒に食べようよぉ~」
梓「そ、そんなこと言われても……ってもしかして今日は唯先輩一人なんですか!?」
唯「うん。憂は和ちゃんの家で食べるって言ってたから」
梓「……それってつまり、私が唯先輩と一緒に晩御飯を食べる予定になっているって事ですか」
唯「……だめ、かなぁ」
梓「もぉ……次からは前もってちゃんと言って下さい。私にも色々とあるんですから」
唯「えっ!?じ、じゃぁ……」
梓「ちょっと待って下さい、親に確認しますんで……あ、もしもしお母さん?あのね……」
唯「ドキドキ……」
梓「……うん。それでね……ダメ?……ホント!?ありがとう!!!!」
唯「わくわく……」
梓「……はーい、じゃぁあとで」
唯「で、で、で?どうかな?」
梓「はい。お母さんも良いって言ってたので大丈夫ですよ、晩御飯」
唯「やったぁぁぁぁーーーーー!!!!」
梓「あ、でも場所は私の家になりますけど」
唯「……ほぇっ!?いま……なんと……?」
梓「だから、晩御飯は私の家でたべるんです」
唯「ど、どうしてここじゃ無いの?」
梓「前から約束してあったんですよ。私が晩御飯を作るって」
唯「そ、そうなの?」
梓「はい。だから唯先輩にも手伝ってもらいますから」
唯「……まじっすか」
梓「まじです。では、買い物してから帰りますんで、唯先輩急いで支度して下さい」
唯「あ、うん!ちょ、ちょっと待ってて!!!」
買い物中@近所のスーパー
唯「あずにゃん、今日の晩御飯は何作るの?」
梓「『鶏肉の香草焼き』と『アボカドサラダ』……あとはごはんとお味噌汁です」
唯「ほぉほぉ……随分と本格的な料理だねぇ」
梓「……下味付けて焼くのと切って和えるだけの料理なんですけど……」
唯「そ、そうなんだー。わ、わたしたいしてりょうりしないからさぁー」
梓「憂がいますからねぇ……そうだ!!唯先輩、一緒に料理しませんか?」
唯「……へっ!?わ、わたしが?むりむりむりむり!!だってあずにゃんのおとーさんとおかーさんもたべるんでしょぉ!?」
梓「そんなに難しくないから大丈夫ですよ。それに、ウチの親と一緒にボーッと待ってるのもどうかと思いますし」
唯「ま、まぁ……そう、かな?」
梓「それに……唯先輩、バッグの中にエプロン入れてありますよね」
唯「な、なんでわかったのぉ!?」
梓「唯先輩のやることは全てお見通しです。ついでに言うと、お泊まりセットも入ってますよね」
唯「せ、正解にござりまする」
梓「やっぱり……もし私がダメって言ったらどうするつもりだったんですか?」
唯「……?素直に帰るけど……なにかおかしいかなぁ?」
梓「……え、えと……どこも、おかしくないです?」
唯「なにゆえ疑問系!?」
梓「さ、さぁー、なんででしょーねー?あ、明日の朝はパンが良いですか?ご飯が良いですか?」
唯「えっ!?じゃぁ、お泊まりオッケー?」
梓「唯先輩のご両親か憂の了解を取ればの話しですよ?」
唯「やったーーーー!!!じゃぁさっそく憂に連絡して……あ、ういー、あのね、あのね……」
梓「クスッ……」
両親にご挨拶@中野家リビング
梓「いつも話してる唯先輩です」
唯「初めまして、平沢唯です!梓ちゃんにはとてもお世話になっています!!」
梓「えと、父と母です」
父「唯ちゃん初めまして」
母「初めまして。……『梓ちゃん』じゃなくていつも通り『あずにゃん』でいいのよ?」
唯「……ほぇっ!?」
梓「お、お母さん……」
父「そうそう。自分の家だと思ってもらって構わないからね。あ、でもアイスは御飯のあとだよ」
梓「お、お父さんまで……」
唯「ね、ねぇあずにゃん……私のこと、いつも何て言ってるの?」
梓「へっ!?あ、え、そ、その……」
父「アイスの事は憂ちゃんから聞いたんだよ。梓からは……やるときはやる先輩、時折見せる凛々しい顔が格好いい……じゃなくて格好唯」
梓「ちょっっっっっ!!!お、おとうさん!?」
母「あとは……やわらかくてあったかくてきもちいいから実はハグされるの嫌じゃ無い……だったかしら」
梓「お、おかーさんまでっ!?」
唯「あ、あずにゃん……それ、ホント?」
梓「あの、う、うそ、では、ありません、はい」
唯「じ、じゃぁ……」
梓「で、でも、人前ではダメですからね!!」
唯「えぇ~!?部室でもダメ~?」
梓「け、軽音部の、皆さん、それと、憂や、純なら、構いません、よ」
父「追加で私達の前でも構わないって入れてもらえるかな?」
母「そうね。というか是非とも見てみたいわ~、
愛し合う二人の熱烈なハグ……」
父「そうだな……なんならキスしちゃっても良いんだぞ~」
梓「にゃぁっ!!と、取り敢えず今は晩御飯を作る時間だから!唯先輩、こっちに来て下さい!!」
唯「ほーい」
調理中@台所
唯「あずにゃ~ん、あんまり気にしちゃダメだよ~。……キュウリもう一本くらい切っとく?」
梓「き、気にしてないというかなんというか……。うーん、四人だからそのほうが良いかもしれませんね」
唯「ん~。……ということは、両親がラブラブな私達の事を認めてくれてとても嬉しいとか。……次はアボカドかな?」
梓「ま、まぁ、そんな、かんじです。……えと、はい。キュウリと同じくらいのさいの目に切ります」
唯「……あずにゃん……」
梓「……なんですか?」
唯「……今、何て言ったかわかってるかなぁ?」
梓「……今?私何か変なこと言いましたか?」
唯「んーと……変じゃない、かな?多分。……アボちゃん切り終わったよ~」
梓「アボちゃんって……あぁ、アボカドですか。なら次はここに書いてある分量でドレッシングを作って和えて下さい」
唯「ほーい。……えーと、調味料は……」
梓「あ、マヨは冷蔵庫のドアポケット二段目、塩とこしょうは私の目の前にあります」
唯「ほいほーい。……♪まっよ~はどこかなぁ~♪みーっけた。♪おっつっぎっはしーおこっしょお~♪」
梓「フフッ……唯先輩って家で手伝うときもそんな感じなんですか?」
唯「そだよー。楽しいから勝手に鼻歌になっちゃうんだよね~」
梓「楽しい?」
唯「うん!だって誰かと一緒だよ?一人じゃないんだよ?そう考えたら楽しくなっちゃわない?」
梓「一緒……そうですね。実際今とても楽しいです♪」
唯「でしょでしょー?だから鼻歌だけじゃなくて声に出ちゃうのも仕方が無いのです!フンスッ!」
梓「クスッ……じゃぁ……♪鶏肉を~焼くときは~皮の面から~♪」
唯「おっ、やりますなぁ~。んー、♪きゅうりぃ~とアボちゃんとおしおぉーと胡椒の♪」
梓「♪ゆーめの、こらぼれーしょーん♪」
唯「ウフフ……♪アボカド凄いよ無いとこーまるよむしろアボカドおかずだね~♪」
梓「ププッ……ゆ、唯先輩、それ普通ですよぉ~」
唯「……おぉっ!確かに!!」
梓「もぉ~、そろそろ盛りつけなんだから……クスッ……笑わせないで下さいよぉ~」
唯「ごめんごめん。じゃぁ盛りつけるね~」
梓「おねがいしまーす」
就寝前@梓の部屋
唯「あずにゃん、今日はありがとね」
梓「いえいえ、こちらこそ手伝っていただいてありがとうございます」
唯「それにしてもあずにゃんのおとーさんの食べっぷり!!すごかったなぁ~」
梓「今日のメニューはお父さんが好きな物メニューでしたし……それに……」
唯「それに?」
梓「唯先輩が一緒だったからだと思います。あんなに楽しそうにしゃべるお父さんって久しぶりに見ました」
唯「そうなんだ~。……ってなんで私!?」
梓「私が話す度に『会ってみたいなぁ~』って言ってたから……たぶんそれでじゃないかと……ファ……」
唯「……一体どんな話をしていたのかがとても気になるよ、あずにゃん」
梓「……さっき……お父さんとお母さんが言ってた……ァフ……そのままです……って狭くありませんかぁ?」
唯「だーいじょーぶ。そこはほらこうやっていつもみたいに……むぎゅぅ~」
梓「ふにゃぁぁぁぁぁ……」
唯「おっ?今日はなんだか素直だねぇ」
梓「わたしだって……ファァ……たまには……すなおになります……」
唯「そか。……あずにゃん眠い?」
梓「ァフゥ……ちょっとだけ……でしゅ……」
唯「……聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
梓「……なんですか?」
唯「こうやってさ、ぎゅってされるのが好きなんだよねぇ?」
梓「……はい。とっても……ムニュ……」
唯「それって、私じゃなくてもいいの?」
梓「やだ……ゆいせんぱいじゃなきゃ……ムニャ……やだ……」
唯「私じゃなきゃ……ダメなの?」
梓「だって……ファァ……だいしゅきなゆいしぇんぱいに……ぎゅっ……てしてもらうと……」
唯「して……もらうと?」
梓「しあわせしゅぎて……とろけちゃうん……れす……ムニャ……」
唯「あずにゃぁん……そんな事言う子にはぁ、お仕置きしちゃうよぉ?」
梓「おし……ファァ……おき?なんで……」
唯「だって……キュンキュンが止まらなくなっちゃったんだもん。なので……あずにゃんを丸ごと全部むぎゅぅ~ってしちゃいまぁーす」
梓「ふみゅぅぅぅぅぅ……ゆいしぇんぱいの……どきどきが……きこえますぅ……」
唯「……このドキドキはね、あずにゃんのせいなんだよ?」
梓「わたし……の?」
唯「そう。今日のあずにゃんは素直で、大胆で、おまけに……キュンキュンしちゃうことをいっぱい言うから……」
梓「でも、このおしおきならどんとこいですぅぅぅ」
唯「……あずにゃん……」
梓「ふみゃ……にゃんですか?」
唯「あずにゃんは……私のこと、本当に好き?」
梓「……え?」
唯「時々心配になるんだ……あずにゃんは本当に私のことが好きなのか……私が好きだって言ってるからそれに付き合ってくれてるだけなのか……」
梓「そんなこと……ないもん……ゆいせんぱいがすきだから……いっしょにいたいんだもん……」
唯「……ありがと。だけど……不安なの」
梓「どうして……ですか?」
唯「……あずにゃん。私は、あずにゃんが好き。
愛してる。この先も
ずっと一緒に居たい。大人になっても、おばあちゃんになっても、ずっとずっと、一緒に居たい。……ダメかな?」
梓「ダメじゃない……です」
唯「じゃぁ……ダメじゃないって証拠……聞かせて?」
梓「しょうこ……?きかせ……るって?」
唯「あのね……私、まだ聞いたことないの」
梓「なにを……ですか?」
唯「あずにゃんの口から……『愛してる』……って……だから……グズッ……きかせて?」
梓「唯先輩……泣いt」唯「違うの違うの!グズッ……ちょっと鼻がむずむずした……グスッ……だけ……だから!!ンクッ……」
梓「……唯先輩、取り敢えず腕を緩めてもらえませんか?この位置だとちゃんと目を見て伝えられないので」
唯「グズッ……あ、そ、ぞうだね……ヒッグ……」
梓「んしょ……んしょ……もぉ、泣くほどの事ですか?」
唯「ら、らっで……ヒッグ……あ、あづでゃん……グズッ……いっでぐれな……エグッ……」
梓「それに関しては、言ったつもりだった私が悪いので謝ります。……でも、気付かなかったんですか?私がどれだけ唯先輩の事が好きかってことに」
唯「ヒック……どれ……グスッ……だけ……エグッ……?」
梓「私、唯先輩以外にハグされるの嫌です」
唯「うん……グスッ……さっきもいっでだね……グスッ」
梓「そうです。さっきも言ったように……へっ!?」
唯「……ねぼけながら……スン……いってたよ?」
梓「マジですか」
唯「マジです。ついでに、ぎゅってされると幸せすぎてとろk」梓「にゃぅっ!!!!!!」
唯「……そのあとあずにゃんを丸ごと抱え込んだらホントにとろけt」梓「にゃぁっ!!にゃぁっ!!うにゃぁぁぁぁぁぁっっっっっっっっ!!!!!!!!」
唯「しーっ!ほら、ぎゅってしてあげるから落ち着こう?」
梓「ふにゃぁぁん……」
唯「もぉ……あんまりうるさくしたら二人が起きて来ちゃうよ?」
梓「……た、多分大丈夫です。ま、前に一度、夜中に、ヘッドホンのジャックが、抜けた時も、へ、平気でしたから」
唯「ならいいけど……えと……ん?何を話してたんだっけ?」
梓「何をって……わ、私が、唯先輩に、……ちょ、ちょっと待って下さい。一度呼吸を整えるので……」
唯「あ、う、うん」
梓「……私も、唯先輩の事が大好きです、ずっとずっと、おばあちゃんになってもずーっと、一緒に居たいです。……唯先輩、愛してます……」
唯「……グズッ……ありがと……えへへ、嬉しすぎて泣いちゃった」
梓「クスッ、今日の唯先輩は随分と泣き虫さんですね」
唯「グスッ……そだね~。……あずにゃんは泣き虫さんキライ?」
梓「キライじゃありません。でも……」
唯「スン……でも?」
梓「……唯先輩には笑顔でいてもらいたいです。だから……」
唯「だから?」
梓「だ、だから、そ、その……こ、こう……し、しちゃ……」
唯「クスッ、あーずにゃん♪むぎゅぎゅぅ~」
梓「みゃっ!?ふみゅぅ……はにゃぁぁぁぁん……」
唯「これなら落ち着いてできるかな?……でも、私からの方がいいよね……」
梓「ゆい……せんぱい?」
唯「あずにゃん……愛してるよ……」
梓「唯先輩……愛してます……」
梓「唯先輩……ンッ……」
唯「……」
梓「……」
唯「キス……しちゃったね」
梓「はい……しちゃいました」
唯「……ファーストキス、大切な人と出来た……」
梓「私も……ファーストキスが唯先輩で、嬉しい……」
唯「ホント?よかった……ファァァ……」
梓「唯先輩……眠いですか?」
唯「ん……。なんか、ちゅーしたら……ねむくなってきちゃった……ァフゥ……」
梓「ファ……わたしも……」
唯「あずにゃんおやすみ……」
梓「おやすみなさい……」
唯「……あ、そうだ……」
梓「……どうしましt……ンンッ……」
唯「……ンチュ……おやすみのちゅーするの、わすれてた」
梓「もぉ、何かと思ったじゃないですか……」
唯「えへへ……ンプッ」
梓「ンッ……おかえし……です……」
唯「クスッ、おかえしされちゃった……」
梓「ファァァァ……こんどこそ、おやすみなさいです……」
唯「うん。……おやすみ……」
梓「……スー、スー……」
唯「……クー、クー……」
朝ご飯@中野家ダイニング
唯「あずにゃんお醤油取って~」
梓「はいどうぞ」
唯「ありがと~」
梓「あ、唯先輩ほっぺにごはんつぶ付いてますよ」
唯「どこどこぉ~?あずにゃん取って~」
梓「はいはい、動かないでください……取れましたよ。はい、あーん」
唯「あーん……アムッ」梓「ぁひゃぅっ!?」
唯「アム……ンム……プァ……ご、ごめんね、あずにゃんが指先にご飯粒付けて『あーん』ってしたから、つい……」
梓「もぉ……びっくりしましたよ……ペロッ」
父「おぉ!唯ちゃんにしゃぶられてた人差し指を……」
母「さも当たり前のように付いている唾液を嘗め取っているわ!!」
梓「ぷぇっ?……えっと……あ、ぁにゃぁぁぁ……」
父「……何を今更、昨日の夜に比べれば大したことないだろう?」
梓「昨日の?」
母「梓ちゃん、出来れば声をもう少し抑えた方がいいわよ」
梓「声?声……こえ……こえっ!?」
唯「それって……アノ時の……?」
父「コラコラ、女の子がそんな直接的な言い方したらだめだぞ」
唯「あ、そ、そうじゃなくて、アノ時ってのは、あずにゃんが、その、きもちよくt」梓「そ、その言い方だと余計誤解されるだけですぅっっっ!!!!」
母「誤解……?じゃぁアノ声は梓ちゃんが唯ちゃんのテクニックd」父「母さん……落ち着きなさい」
梓「えっと……その、私が寝ぼけて言った事を唯先輩が繰り返したから……」
父「恥ずかしさを誤魔化す為に思わず叫んだ……おまけに唯ちゃんがハグしていたからあんな声になってしまった……と」
梓「その通りでございます」
母「なーんだ、てっきり梓ちゃんが唯ちゃんに『おいしくいただかれました~』だと思ってたのに……」梓「なんでそんなに残念がってるのかが気になるんだけど」
父「母さん、もしかしたら声を立てていないだけで実は……と言う可能性も有るぞ」梓「そんなのないってば」
母「なるほど……え?じ、じゃぁ既に二人は……」梓「のってくるし……」
父「そう、二人はステd」梓「まだだってばっ!!てか朝っぱらからそんな話しするの禁止!!!ついでにお父さん会社行く時間!!!!」
母「あら、本当だわ。……で、キスくらいはしてるんでしょう?」
父「ほら、母さんもそれくらいにしておきなさい。……じゃ、行ってきます」
母「行ってらっしゃい、気をつけてね」
梓「行ってらっしゃい!!」
唯「いってらっしゃーい!」
母「じゃ、私もそろそろ準備しないとね」
梓「あ、今日は早いんだっけ」
唯「んー?あずにゃんのおかーさんもお仕事してるの?」
母「パートだけどね~、今日はたまたま早出の人がお休み取ったから……。って大変!梓ちゃん、片付けだけお願いしても良い?」
梓「わかったー」
唯「じゃぁ私も手伝うよ~」
母「たのんだわよぉ~。えっと……メイクして、着替えて……あっ、その前に歯磨きぃぃぃぃぃ……」
唯「……おかーさん、大変そうだねぇ」
梓「まぁ、いつものことですから。では私達もさっさと食べて片付けちゃいますか」
唯「りょうかいでふ、ふぁふふぁむふぁいほお」
梓「あずにゃん隊長とか言う前に食べちゃいましょうよ。てか口に何か物を入れて喋るのはどうかと……」
唯「……んく……ぷは。あー、うん。次からはきをつけるよ。ごちそうさまでしたー」
梓「まぁ、出来る範囲で構わないのでお願いします。ごちそうさまでした」
唯「おっかたーずけー♪」
梓「クスッ、おっかたーずけー♪」
お見送り@中野家玄関
唯「えっと、おじゃましましたぁ」
梓「おじゃまされましたぁ」
唯「えぇ~!?」
梓「クスクスッ、冗談ですよぉ~」
唯「もぉ~、そんな事言う子にはこうしちゃうよっ。むぎゅぎゅぎゅぅぅぅ~」
梓「はにゃふみゅぅ~」
唯「……あずにゃん、明日また学校で会えるから……」
梓「……」
唯「だから、泣かないで……ね?」
梓「な、泣いて、なんか……スン」
唯「私も、一緒。離れたくない」
梓「ゆい……せん、ぱい……ヒグッ……」
唯「だから、いいんだよ……いっぱいないて……いいんだよ……」
梓「グズッ……ヒグッ……ウグゥ……」
唯「こころのなかの……わるいのを……ぜんぶながしちゃお……」
梓「ヒッグ……エグッ……ウゥッ……ウワァァァァァ……」
唯「よしよし……」
♪ 二十分後 ♪
唯「あずにゃん……落ち着いた?」
梓「はい。……ありがとうございます……」
唯「悪いの、全部出た?」
梓「……ちょっとだけ、まだ残ってます」
唯「……それって、どんな『悪いの』なのかな?」
梓「……キス、したい、です。でも」
唯「でも?」
梓「お別れの、キスは、嫌です」
唯「そっか。……じゃぁ……」
梓「じゃぁ……?……ンッ……ンンッ!?」
唯「……ンンッ……ンム……」
梓「……ンァ……ンプ……」
唯「……プァ……ハァ……ハァ……」
梓「……ハァ……ハァ……」
唯「また……あした……の、キス……これならどうかな?」
梓「あ……い、いやじゃ……ないです」
唯「なら……大丈夫かな?」
梓「……多分……」
唯「多分?」
梓「……明日もしてくれますか?」
唯「モチロン!」
梓「明後日は?」
唯「とうぜんです!」
梓「じゃぁ、その次の日も、そのまた次の日も……」唯「一ヶ月後も、一年後も、十年後も、ずっと、ずっと、ずぅーっっっと!!!あずにゃんが嫌になるまで続けます!!!!……いいよね?」
梓「……うん……」
母「いーわー、いーわー。愛する二人の初々しいキス……最高ね……」
父「しかしそんな慣れていない状況でもしっかりとリードする唯ちゃん……素敵だ……」
母「それに加えて今の台詞ですよ、お父さん」
父「恐らく……あれが噂の『かっこ唯』モードってやつなんだろうな……」
母「……確かに梓ちゃんの言う通りね。あんな表情で迫られたら……私、ダメかも」
父「おいおい……ボクという男がいながら堂々と浮気かい?」
母「……貴方が一番に決まってるじゃないですか」
父「……最初の『間』について色々と聞かせてもらおうか……今夜、日付が変わる頃に」
母「いやぁ~ん……」
梓「……取り敢えず放っておきましょうか。わざわざ嘘をついてまで覗きをしたかったみたいですし……」
唯「そ、そだね~」
梓「ついでに、今現在完全に私達の存在を忘れているみたいですから。……あとでしっかりと言っておかなくちゃ……」
唯「お、おてやわらかにしておいてあげてね……えと、おじゃましましたぁ」
梓「あ、途中まで送りますよ。……正直、今ここに居たく有りません」
唯「だ、だよね~。じゃあいこっか~」
梓「はいです♪」
唯梓二人@いつもの分かれ道
唯「……じゃぁ、また明日……ってそんなにほっぺ膨らませないのぉ~」
梓「だって……帰りたくないんだもん……」
唯「あはは……それもそうだね~。てかその表情で言うんじゃ無ければ絶対に誘い文句だよね、今のって」
梓「へっ!?……あ、そ、そう……ですね……ヒャァ……」
唯「……ちゃんと帰れるかな?」
梓「……帰らなきゃ、ダメ、ですよね……」
唯「……そうだよ。だって、明日は学校あるでしょ?」
梓「それは……そうなんですけど……ハァ……」
唯「あずにゃ~ん、諦めるのも選択肢の一つだよぉ?」
梓「……ハァ……そうですね……」
唯「それじゃ、改めて……」
梓「あ……その前に。ちょっとだけ良いですか?」
唯「なーに?」
梓「えっとですね、諦めはついたんですけど……動くための気力が……ちょっと。……なので……」
唯「なので?」
梓「右……左……後ろ……うん、大丈夫」
唯「大丈夫って?」
梓「スゥゥゥゥ……ハァァァァ……。あ、あの、唯先輩」
唯「なーに、あずにゃンムッ!!」
梓「アム……ムチュ……チュプ……プァ……」
唯「……ハァ……ハァ……あ、あずにゃん……ンクッ……はげしすぎ……」
梓「ハァ……ハァ……ンフゥ……えへへ……元気、奪っちゃいました……」
唯「もぉ……次からはちゃんと言ってからしてね。いきなりだと、ドキドキが強すぎて大変だから」
梓「あ、す、すみません……気をつけます」
唯「でも……あずにゃんからの熱烈なチュー……はふぅ、私今晩眠れないかも……」
梓「は、恥ずかしい事言うの禁止です!!!」
唯「だって……ホントのことだもん。……あずにゃんだって、そうでしょ?」
梓「わ、私は……私も、多分、眠れない……です」
唯「でしょー?」
梓「うぅ……はいです」
唯「あずにゃんの考えている事は全てお見通しです!!」
梓「……じゃぁ、今私が何を考えているか、わかるんですか?」
唯「当然です。……だけど、人通りが増えたから……ちょっと、恥ずかしいね」
梓「あぅぅ……せいかいですぅ」
唯「うーん……。あ、そうだ。あずにゃん、こっちこっち」
梓「ど、どこに行くんですか?」
唯「……ここなら、大丈夫じゃないかなぁ」
梓「電柱の影……ベタですね。でも……ンッ……」
唯「……ンチュ……悪くない、よね?」
梓「……うん……」
唯「……エネルギーも充分貯まっただろうし、これなら帰れるかな?」
梓「そうですね……気持ち的には面倒くさい気分でいっぱいですけど……ハァ」
唯「え、えと、むりしないで、ちからをぬいてだよ」
梓「はーい」
唯「あずにゃん、返事は明るく元気に、だよっ」
梓「はいっ♪」
唯「うむ、元気で宜しい!」
梓「ププッ、なんですかそれ?」
唯「特に意味はありません!!」
梓「クスクスッ……い、意味ないんですかぁ!?」
唯「いえーすいえーすじーざーす」
梓「ウプププッ!!!……も、もぉ帰りますよっ」
唯「それもそだねー。じゃぁ改めて……」
唯梓「「また、明日!!」」チュッ!!
おしまい!!
- 梓の父母のノリがいい(*´∀`)♪ -- (名無しさん) 2013-02-07 03:09:26
最終更新:2012年09月11日 06:07