平戸争乱

  • 発端
横島にモーションを掛けていたシロが年齢(10歳)を理由に相手にされず、傷心で自棄になってナンパに引っ掛かり、立ち寄った茶屋で妙な薬を飲まされて昏倒
たまたま居合わせた磯兵衛がナンパした男達8人を誰何したところ、斬りかかられそうになったので機先を制して攻撃
相手の怯んだ隙にシロを担いで逃亡して、郊外の馴染みの甘味処に逃げ込むが、数十人に取り囲まれる
偶然居合わせて助っ人になった脇山と磯兵衛の救援を受けて駆けつけた炭治郎により、大立ち回りとなる

  • 撤退戦
目覚めるが錯乱したシロを抑え込んで、磯兵衛と脇山は脇山党の拠点に逃げる
彼らの撤退する時間を稼ぐために炭治郎は殿で斬りまくるが、海辺の方からひっきりなしに増援が湧いてくる
平戸市内からも銃声など争乱の音が絶えない。もはや人攫い組織の抗争ではなく、戦の様相を呈している
最終的に約130人を斬ったところで、脇山が救援を連れてくる。彼女の馬に乗せられて脇山党の拠点に撤退

  • 市内突入
脇山党の物見によると城門は何とか持ちこたえて、外部からの増援を遮断
しかし港と城門に兵を回したせいで、市内は手薄とのこと
襲撃者は大陸の人間が大半の海賊。争乱は計画されたものではなく、最初の騒動に乗じて呼び寄せられた海賊が流れで、各地で建物を占拠し、立てこもっているとのこと
炭治郎は脇山を含む8騎を雇用して、磯兵衛と共に門に向かい、門を囲む偽倭寇を約70人斬って隙を作り、門の中に入り込む
奉行所に向かう。奉行所で指揮を取るハクオロに脇山の手勢を預けて、炭治郎はエリカの店へ。マチ・渋凛・やばたにえんもエリカの店に避難していた
※以前桔梗屋が、平戸の近郊で倭寇の活動が盛んになった、と噂話を伝えていた

  • 市中の状況
奉行所の手勢は、基本的には小規模な店舗や寺内、広場や大通りなど、民衆が避難した場所を守り続けた
海賊達は氷室、東方を集中攻撃。これにより氷室の店が陥落。タイガー道場の面々が救援したので、氷室一族は無事
東方は、虹村傭兵団の活躍で200人の海賊を苦もなく撃退する
他の会合衆では瀬戸屋が陥落して当主のモクバが攫われる。桔梗屋も陥落するが、本部道場の面々の助勢により、死者ゼロで退避

平戸は軽く五千の兵を動員できる。常雇の傭兵だけで2000以上。民兵に会合衆の私兵も含めれば8000
但し状況が錯綜して混乱しているため、会合衆は自分の拠点を守るために兵士を動かすため、集中運用ができない

  • 2日目の動き
清少納言、古田、診療所、寺は無事。王やエリカや喪黒の所にも海賊が押し寄せるが撃退。萬田は拠点を占拠されて撤退。ホロは何とか防衛に成功する
華子の実家の本田は無事。薪寺は拠点を落とされるが、捕まらずに退避
平戸の守護魔人のジャンボが暴れて海賊を倒しまくる

  • 3日目
傭兵隊長のカン・ユーが駆けつけ、評会に招集される
市政は海賊殲滅の武力と余裕を示した喪黒、東方、エリカによって臨時で動かされることに
喪黒の指示で、カン・ユー傭兵隊は海賊の増援を封じるため、港湾区域の封鎖に動く

一方、炭治郎はあさぎ・虎子と共に形兆傭兵団や喪黒の私兵達との共同作戦で東門・北門・西門開放作戦に参加する
初日からの蓄積ダメージが大きかったために、炭治郎は東門開放だけで撤退するが、3人で100人近い海賊を倒してエリカの功績アピールは果たされた

  • 決着
喪黒は萬田の頼みを聞き入れ、彼の縄張り奪還に手を貸す。その代わり、喪黒を次期会合衆筆頭に推すことを確約
市内の要衝の数カ所を占拠した海賊衆だが、カン・ユーが見事に敵の連絡線を遮断
市内の海賊を孤立させて、封じ込めた
カン・ユーに寸断された海賊は度々合流を図るが、反撃に転じた会合衆の軍勢も手強く、突破は敵わなかった
千近い兵を失った市内の海賊たちは抵抗力を喪失して降伏
会合衆は、捕虜交換でかなりの市民を取り戻し、また大打撃を受けた海賊たちも格安の退去料で退いていった
平戸を救ったカン・ユーは英雄となり、彼を採用した喪黒の慧眼もまた讃えられた

  • 人質解放
人質になったモクバは解放に5000両を要求される
エリカ、萬田、喪黒、東方が身代金を供出し、王が交渉を担当
親切な萬田はん、優しいエリカ、慈悲深い喪黒、義侠に溢れた東方は、1.1万両の債権を、1100両で現金の足りないモクバから買い取った
喪黒は、取引先の大名と武器の生産地の情報を獲得した
武器を製造できる喪黒が他の債権を会合衆たちから額面分で買い取った
喪黒は、モクバ奪還に掛かった必要経費11000両をモクバに後で請求する
海賊は2000両でモクバを売り払った

  • 終戦
この騒動で利を得たのが喪黒、萬田、東方、エリカ
特に大きな±がなかったのが、本田、ホロ、王留美
大きな打撃を受けたのが、海馬、氷室、桔梗屋、薪寺
復興政策の影響等もあって、何人かの豪商が致命傷を負い、会合衆の顔ぶれも多少変化した
※他にも会合衆は十数名、豪商は百名いる

氷室一族は会合衆筆頭から滑り落ちたが、なお強大な権力と財力を握っている
各地に財産を分散させている氷室一族からすれば、平戸筆頭の地位も権益の一つに過ぎない
長宗我部とのコネもある薪寺一族は報復のために、瀬戸内の海賊衆を動かしている

幾人かの豪商、会合衆は助けが来なかったことに激怒して奉行の罷免を求めたが、喪黒や萬田さんなどが庇い立てして、小兵衛の首は繋がった

  • 褒賞
脇山は戦い続けて満身創痍に。会合衆の数人がごねて中々に代価を払おうとせず、地侍たちが集まって、平戸に火を付けそうになった。
エリカが説得してなんとか支払うことになった。後日、支払いを渋った豪商の身元がばれて、地元武者に助けられた民衆に打ち壊しを食らっていた

炭治郎は約230人を斬り、西門の敵勢を単独で足止めした功績で武勲一位に
褒美で世界を広げるために書物を望んだところ、古田の好感を得る。城の書庫の鍵を渡され、持ち出し禁止だが中にある書の見聞と写本の許可を貰う

  • 戦後
無事に切り抜けて逆に身代を大きくする切っ掛けを掴んだ喪黒達には、海賊を引き入れる手引きをしたなど、嫉妬混じりの悪評が立つ
利を得たエリカは、没落した豪商や会合衆の財産や利権を購入し、馬車と手代、役夫を少しずつ増やして、
街道の途中の関所や豪族、地侍と話を付けて交易路を整えつつ在る。上手くいけば、交易で更なる利を得られるようになるだろう
エリカの護衛達もやーこの奮闘で増えつつあるが、専属で教導できる女武芸者が不足してきている
あさぎや虎子は自分の腕を磨くのにしか興味がなく、トウカは出稽古してくれるが専属にはならず、オリヴィアは完全な本田党

  • 横島の調査
横島が喪黒の依頼で人身売買の組織を追っている
島原の辺りから海路で売り飛ばされている。だが悪党の妨害があって、販路を追うのも苦労している
奴隷商人にはキリスト教の宣教師やら偽倭寇やらも多いが、構図は複雑
平戸の商人にも平戸を売るやつがいるし、悪党や耶蘇教にも、人身売買を嫌っている連中がいる
誰が敵で誰が味方か。横島が確実に信じられるのは、シロの拉致を止めた炭治郎と磯兵衛のみ

シロは随分と回復した。横島が動いている間は、喪黒が最高の名医を手配してくれる
たとえ死んでも面倒を見ると、喪黒が他の三人(エリカ、萬田、東方?)の前で約束してくれたらしい
横島に何かあったら、島原の唐巣に。耶蘇教徒だけど信用できる人

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最終更新:2019年12月24日 01:44