西日に照らされた部室で優しく抱きしめると、ムギちゃんは小さな子供のように私に身を委ねる。
それは澪ちゃんにも、りっちゃんにも、あずにゃんにも見せない表情。
穏やかで可愛くて優しい、私だけが見ることのできる表情だ。
それは澪ちゃんにも、りっちゃんにも、あずにゃんにも見せない表情。
穏やかで可愛くて優しい、私だけが見ることのできる表情だ。
「唯ちゃん」
「なに?」
「…愛してる」
「なに?」
「…愛してる」
ムギちゃんは小さくそう言った。
ドラマや漫画だとよく聞く言葉だけど、実際に聞いたのは初めてかもしれない。
ドラマや漫画だとよく聞く言葉だけど、実際に聞いたのは初めてかもしれない。
「ムギちゃん…」
「変…かな?たまにはこう言うのもいいかなって思ったんだけど」
「…変じゃないよ。すごく嬉しい」
「なら、よかったわ♪」
「…ムギちゃん、目、つぶって?」
「変…かな?たまにはこう言うのもいいかなって思ったんだけど」
「…変じゃないよ。すごく嬉しい」
「なら、よかったわ♪」
「…ムギちゃん、目、つぶって?」
私はそう言うと、頬をほんのりと朱に染めたムギちゃんに、そっと口づけをした。
私にとってムギちゃんは、この世界のどんな存在よりもいとしくて大切な人。
その人が今私の腕の中にいて、唇を重ね合わせている。
それはこの世界のどんなことよりも嬉しくて、幸せなこと。
その人が今私の腕の中にいて、唇を重ね合わせている。
それはこの世界のどんなことよりも嬉しくて、幸せなこと。
だからこそ…怖くなる。
「…私ね、たまに怖くなるの。いつかムギちゃんが私の前からいなくなって、今の幸せが全部壊れちゃうんじゃないかって…」
「…大丈夫よ、唯ちゃん」
「…大丈夫よ、唯ちゃん」
ムギちゃんは私の手を握って強く言った。
「私はいなくならないから。ずっと唯ちゃんのそばにいるから。だから…怖くなんてないわよ」
「ホントに…?」
「ホントよ。私は唯ちゃんを置いていなくなったりなんて絶対しない。だって私はあなたのことを愛してるんだもの。唯ちゃんの方はどう?」
「私も…私もいなくならないよ。ムギちゃんのこと愛してるから、だから絶対ムギちゃんのそばにいるから」
「だったら安心ね。私たちは絶対に離れたりなんてしないわ」
「ホントに…?」
「ホントよ。私は唯ちゃんを置いていなくなったりなんて絶対しない。だって私はあなたのことを愛してるんだもの。唯ちゃんの方はどう?」
「私も…私もいなくならないよ。ムギちゃんのこと愛してるから、だから絶対ムギちゃんのそばにいるから」
「だったら安心ね。私たちは絶対に離れたりなんてしないわ」
ムギちゃんはそう言って微笑む。
あぁ、私は心からムギちゃんのことが好きなんだ。ムギちゃんのことを愛してるんだ。
あぁ、私は心からムギちゃんのことが好きなんだ。ムギちゃんのことを愛してるんだ。
だって…こんなにも嬉しいんだもん。ムギちゃんの笑顔が、ムギちゃんの言葉が、ムギちゃんがそばにいてくれることが。
「ありがとね、ムギちゃん…」
「私も唯ちゃんのこと、愛してるからね?だからもう泣かないの。いい?」
「うん」
「いい子ね…じゃあ、もう一度だけキスしよう?指切りがわりに」
「うん…♪」
「私も唯ちゃんのこと、愛してるからね?だからもう泣かないの。いい?」
「うん」
「いい子ね…じゃあ、もう一度だけキスしよう?指切りがわりに」
「うん…♪」
おわり