唯×紬 @ ウィキ

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yuimugi

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だれでも歓迎! 編集
「ムギちゃん、そろそろ帰ろうよー」

皆が部室を後にして、残っているのは私とムギちゃんの二人だけ。窓の外に見える景色は、すっかり夕陽に染まりつつあった。
なのにムギちゃんはのんびりとティーセットを片付けていて、一向に帰る準備に取りかかる気配がない。

「ねームギちゃんってばー?」
「ごめんなさいね唯ちゃん。少しお手伝いしてくれるかしら」
「お手伝い?いいけど…何すればいいの?」
「ちょっとこっち来てくれる?」
「?」

よくわからないままにムギちゃんに手招きされて近づくと…

「つーかまえた♪」ギュッ
「ひぇっ?」

突然後ろから羽交い締めにされた!

「なな、なにすんのムギちゃん…?」
「うふふ…今日はしばらく離さないんだからね?ぎゅー♪」
「うぅ…ずるいよ、嘘つくなんて」
「だってこうでもしないと唯ちゃんは捕まえられないんだもん」
「…ムギちゃん」
「なあに?」
「その…こういうんじゃなくてね、なんていうか…」
「?」
「…もっと抱きついてもいいよ。逃げたりしないから」
「…うん!唯ちゃん大好き!ぎゅー!」
「あわわ、苦しいよー♪」



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