唯×紬 @ ウィキ

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yuimugi

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今日は3月14日…そう!泣く子も黙るホワイトデーです!

「ムギちゃ~ん♪今日は何の日っふっふー?(おもいっきりテレビのコーナー風にね)」
「えっと、3月14日…アインシュタインの誕生日ね!」
「相対性理論じゃないよ~」
「じゃあ…赤木春恵さんの誕生日!」
「世間渡ってどうすんのさ~!違う違う!」
「それじゃ…大沢親分の誕生日!」
「喝!だから違うってば!もう、わかってる癖にぃ…」
「うふふ、わかってるわよ♪今日はホワイトデーよね♪」
「うん!バレンタインのお返しに、ロマンチックなプレゼントをする日なんだよー」
「え、でも私たちのバレンタインって…」
「ちなみにもう一つの世界だと、私とあずにゃんがラブラブなんだよ。
 バレンタインにはあずにゃんが私の家までチョコを持ってきてチューしたり、ドSあずにゃんが出たりしてたよ」
「まぁ…」
「あともう一つの世界では、私と憂がラブラブなの。
 私が和ちゃん家に行って憂のために内緒でチョコを作ったり、はたまた憂と一緒にチョコを作ったりチューしたり…どっちもロマンチックでラブラブだよね!」
「うん、興味深いわぁ…♪それで、私たちのバレンタインはどうだったかしら?」
「えっと……」



私たちのバレンタインは、まあそれなりにロマンチックでラブラブでした。ですが…

「なんで一つしかお話がないのよ!」
「しょ、しょうがないよぅ。私たちの世界はあまり広くないから…」
「それに年を跨いでも続いてるのここだけじゃない!どういうことなの?」
「うーん…憂やあずにゃんに比べると、ムギちゃんは私とラブラブなイメージがないのかもね…」
「本を読んでも、私たちが抱き合ってる記事とかほとんどないものね…憂ちゃんや梓ちゃんはあんなにプッシュされてるのに!」
「なんのっ!二人に負けないようにここでひたすらラブラブすればいいんだよムギちゃん!」
「そうね!じゃあ早速ホワイトデーラブラブしましょう?」
「おっしゃー!」

―――

今日は3月14日、そう、ホワイトデー。
一般的には男の子がバレンタインのお返しに女の子にプレゼントをする日です。
ですが、プレゼントをするのは何も男の子だけとは限りません。ほら、ここでも甘酸っぱい想いを胸に抱く少女の声が聞こえてきましたよ…

「ムギちゃ~ん!
「あら唯ちゃん、そんなに急いでどうしたの?」
「あのね、今日はホワイトデーだからムギちゃんにプレゼントしようと思ったの!」
「ドキ…」


「ゆ、唯ちゃん…嬉しい♪」
「でもバレンタインにチョコをあげたのは私なんだけどね!」
「うふふ、細かいことはいいのよ♪」
「そうだね!じゃ、じゃあムギちゃん…目つぶって?」
「ドキドキ…♪」
「いーち、にーい、さーん、しーい、ごーお、もーいいよ!」
「よーし、見つけちゃうわよー♪唯ちゃんはどこかしらー?あ、ロッカーからかわいいお尻が出てるわ!みーっけ!」
「あちゃー、見つかっちゃったー♪」
「ダメよ唯ちゃん、これじゃまさしく」
「「頭隠して尻隠さず!」」

あははは…うふふふ…きゃっきゃ…♪

こうして、私と唯ちゃんはすばらしいホワイトデーを送りました。
また来年も、楽しいホワイトデーになるといいな…♪

おわり

―――

「…ってなんで私たちかくれんぼしてたの!?普通キスでしょ!なんかいい話っぽく終わりかけちゃったじゃない!」
「えへへ、つい出来心で♪」
「こんなんじゃダメ!梓ちゃんや憂ちゃんの世界はもっとふわふわよ?」
「わかった!じゃあ…」



――今日は3月14日、そう、ホワトデー。ロマ「おーい二人とも!早く練習しようぜー?」

「あぁっ!りっちゃんに妨害されちゃった…」
「今日は休むって言ったじゃない!りっちゃんは澪ちゃんとの世界でイチャイチャしてればいいのよ!」
「ちょ、ムギやめろ!あの世界の澪は変態なんだ!今日だってホワイトデーだから白いブラとパンツを着けてこいって…」バタン!
「さぁ、お邪魔虫はいなくなったし…」
「ねームギちゃん、もうホワイトデーとかどうでもよくない?他もバレンタインに比べると盛り上がってないし」
「え…?」
「てことで私、平行世界であずにゃんや憂とイチャイチャしてくる!またね!」
「ま、待って!唯ちゃ…」

バタン

…また、一人ぼっちになっちゃった。
やっぱり私は憂ちゃん梓ちゃんに比べるとマイナーなのかな…しょせん眉毛しか特徴のないお嬢様キャラなのかな…

私なんかが唯ちゃんとイチャイチャする資格、ないのかな…

「そんなことないよムギちゃん♪」ギュッ

優しく私を包み込むぬくもりが、冷たくなりかけた私の心を幸せな気持ちでいっぱいにしていく。

唯ちゃんが、私を幸せにしていく…



「…憂ちゃんや梓ちゃんのところに行ったんじゃないの?」
「冗談に決まってるでしょー?ここの私はムギちゃん一筋なんだからね」
「…でも」
「ねぇムギちゃん…確かに私たちの世界は憂やあずにゃんとの世界より狭いかもしれないよ。
 でも、ムギちゃんへの気持ちは他の世界の私には絶対に負けない。今ムギちゃんの目の前にいる私は、誰よりもムギちゃんのことが大好きなんだからね」
「……」
「ムギちゃん?」
「うふふ…えへへ…♪」
「あ!笑ってる!」
「ホワイトデーのプレゼントありがとう♪こんなに甘いものがもらえるなんて思わなかったわ♪」
「うぅ…はかったな!」
「4分35秒…私のキャラソンの再生時間よ♪」
「そっちのはかるじゃないよう!」
「さぁさぁ唯ちゃん、色々あったけど今度こそイチャイチャしましょ♪」
「…うんっ♪」

そう、お互いの想いが通じ合っている限り、私たちの世界はまだまだ広がっていく。
私も誰よりあなたのこと大好きだからね、唯ちゃん♪

おわり

「…でもホワイトデーのプレゼントは改めてもらうわよ♪」
「ム、ムギちゃん抜け目ない…」



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