そうなん!
唯「…ムギちゃん隊員、隊長は大丈夫かなぁ。心配だよぅ…」
紬「大丈夫よ唯ちゃん隊員!きっとりっちゃん隊員を連れて帰ってきてくれるわ!」
唯「うん…そうだね!」
紬「大丈夫よ唯ちゃん隊員!きっとりっちゃん隊員を連れて帰ってきてくれるわ!」
唯「うん…そうだね!」
雪山で遭難して山小屋に入った私たち。
かまくらで一人遊ぶりっちゃん隊員を救助するため、澪ちゃん隊長は吹雪の中を出て行ってしまった。
残されたのは、私とムギちゃん隊員の二人だけ…うぅ、やっぱり不安だぁ…
かまくらで一人遊ぶりっちゃん隊員を救助するため、澪ちゃん隊長は吹雪の中を出て行ってしまった。
残されたのは、私とムギちゃん隊員の二人だけ…うぅ、やっぱり不安だぁ…
紬「唯ちゃん隊員、紅茶をどうぞ♪」
唯「わぁ、ありがとー♪」
紬「はい、非常食のクッキーもどうぞ♪」
唯「サクッ…んまーい♪…ってムギちゃん隊員、これじゃいつもとおんなじだよぅ!」
紬「あら、遭難した時にこそ平常心を保つことが大切なのよ?はい、あーんして?」
唯「あーん…おいひー♪」
紬「あぅっ…」クラッ
唯「ムギちゃん隊員!?」
唯「わぁ、ありがとー♪」
紬「はい、非常食のクッキーもどうぞ♪」
唯「サクッ…んまーい♪…ってムギちゃん隊員、これじゃいつもとおんなじだよぅ!」
紬「あら、遭難した時にこそ平常心を保つことが大切なのよ?はい、あーんして?」
唯「あーん…おいひー♪」
紬「あぅっ…」クラッ
唯「ムギちゃん隊員!?」
突然私の胸に倒れこんだムギちゃん隊員。まさか、疲れがピークに達しちゃったの!?
その顔は真っ青…というわけではなかった。むしろ赤くて、とても健康的だった。
その顔は真っ青…というわけではなかった。むしろ赤くて、とても健康的だった。
紬「…あのね唯ちゃん隊員、こんな時になんなんだけど…お、お話があるの」
唯「な、なあに?」
紬「もし無事に故郷(くに)に帰れたら…私と結婚しよう?」
唯「え…!」
唯「な、なあに?」
紬「もし無事に故郷(くに)に帰れたら…私と結婚しよう?」
唯「え…!」
紬「私にはね…夢があるの。いつか見晴らしのいい高原にある素敵な教会で、唯ちゃん隊員と結婚式を開いて、皆に祝ってもらいたいの…げほっ!」
唯「ム、ムギちゃん隊員…」
紬「私が新郎さんで唯ちゃん隊員がお嫁さん…げほんっ!じゅ…純白のウェディングドレス、着てくれる?」
唯「ム、ムギちゃん隊員…」
紬「私が新郎さんで唯ちゃん隊員がお嫁さん…げほんっ!じゅ…純白のウェディングドレス、着てくれる?」
突然の告白に、私はドキドキしていた。ていうかムギちゃん隊員、なんでいきなり咳してるんだろう?
はっ、まさかこれって俗にいう死亡フラグっていうやつじゃ…?
はっ、まさかこれって俗にいう死亡フラグっていうやつじゃ…?
唯「ぐす…私なんかでよければ喜んで!」
紬「ありがとう…もう、思い残すことはないわ…」
唯「ムギちゃん隊員!気を確かに!」
紬「眠いわ唯ちゃん隊員…私なんだかとっても眠いの…」
唯「ど、どうしたら…」
紬「きっと寒いから眠くなっちゃうんだわ…げふんっ!二人であったまりましょう…?」
唯「でも、どうやってあったまればいいの?」
紬「ありがとう…もう、思い残すことはないわ…」
唯「ムギちゃん隊員!気を確かに!」
紬「眠いわ唯ちゃん隊員…私なんだかとっても眠いの…」
唯「ど、どうしたら…」
紬「きっと寒いから眠くなっちゃうんだわ…げふんっ!二人であったまりましょう…?」
唯「でも、どうやってあったまればいいの?」
ここでムギちゃんはくわっと目を見開き、私の着ていた上着のファスナーに手をかけた。
そのあまりの速さに、私は驚愕してしまう。
そのあまりの速さに、私は驚愕してしまう。
唯「ひぃっ!」
紬「昔から体をあっため合うには人肌でって相場が決まってるじゃない!さぁ唯ちゃん隊員、服を脱ぎましょう!」ゴソゴソ
紬「昔から体をあっため合うには人肌でって相場が決まってるじゃない!さぁ唯ちゃん隊員、服を脱ぎましょう!」ゴソゴソ
唯「い、いくらなんでも恥ずかしいよ!」
紬「さよなら唯ちゃん隊員…隊長たちによろしくね…がく」
唯「あぁっ!?わ、わかった!あっため合おう!」ゴソゴソ
紬「…ほら見て唯ちゃん隊員、あれ…」
唯「え…?」
紬「さよなら唯ちゃん隊員…隊長たちによろしくね…がく」
唯「あぁっ!?わ、わかった!あっため合おう!」ゴソゴソ
紬「…ほら見て唯ちゃん隊員、あれ…」
唯「え…?」
ムギちゃん隊員が指差す窓の向こうには、崩れたかまくら…りっちゃん隊員が遊んでたかまくら!
唯「りっちゃんたいぃーん!」
紬「違うのよ唯ちゃん隊員…あの中には隊長もいるの」
唯「え…?」
紬「二人の燃えたぎる愛が、雪を溶かしてしまったのよ…あぁ、あの中は今頃すごいことに」
唯「ごくり…」
紬「さぁ唯ちゃん隊員、私たちもあったまりましょう!燃え上がりましょう!」ガバッ
唯「わぁ!や、やっぱり遭難してる時にこんなことしちゃダメ…きゃー!」
紬「違うのよ唯ちゃん隊員…あの中には隊長もいるの」
唯「え…?」
紬「二人の燃えたぎる愛が、雪を溶かしてしまったのよ…あぁ、あの中は今頃すごいことに」
唯「ごくり…」
紬「さぁ唯ちゃん隊員、私たちもあったまりましょう!燃え上がりましょう!」ガバッ
唯「わぁ!や、やっぱり遭難してる時にこんなことしちゃダメ…きゃー!」
完