キス依存症!
「唯ちゃん♪」
「きゃ、ムギちゃん!?」
「きゃ、ムギちゃん!?」
放課後、練習を終えて二人きりになった部室で、ムギちゃんはその顔を私の胸にすりすりと押し付けた。
くすぐったい感触に少し戸惑いつつも無理に引き離すのも気が引けるしとりあえず撫でてあげよう!
と右手を頭に乗せたところで、ムギちゃんは無邪気に言った。
くすぐったい感触に少し戸惑いつつも無理に引き離すのも気が引けるしとりあえず撫でてあげよう!
と右手を頭に乗せたところで、ムギちゃんは無邪気に言った。
「唯ちゃん、私のこと好き?」
「え?な、なあにいきなり」
「どう?」
「ど、どうって…もちろん好きだよ。1年生の頃からずっと親友だし…」
「もー、そうじゃなくって…」
「……!」
「え?な、なあにいきなり」
「どう?」
「ど、どうって…もちろん好きだよ。1年生の頃からずっと親友だし…」
「もー、そうじゃなくって…」
「……!」
私の背中に回されていた両腕にギュッと力がこもるのを感じたのとほぼ同じタイミングで、ムギちゃんの顔は私の目の前まで近づく。
甘いシャンプーの匂い、大きな瞳、柔らかい体の感触…
今までにない程に近い距離から感じる『ムギちゃん』に、私の心臓は跳ねるように高鳴っていた。
甘いシャンプーの匂い、大きな瞳、柔らかい体の感触…
今までにない程に近い距離から感じる『ムギちゃん』に、私の心臓は跳ねるように高鳴っていた。
「ムギ…ちゃん…」
「私は唯ちゃんのこと好きよ。こういうこともできちゃうくらい」
「…!ちょ、ムギちゃ…」
「私は唯ちゃんのこと好きよ。こういうこともできちゃうくらい」
「…!ちょ、ムギちゃ…」
言うより早く、ムギちゃんの唇が私の口をふさいだ。
その甘くとろけるような感触に、頭の奥がびりびりと痺れるような感覚に陥る。
その甘くとろけるような感触に、頭の奥がびりびりと痺れるような感覚に陥る。
すごく気持ちいい…これがムギちゃんの味なんだ…
「ぷは…ねぇ、唯ちゃんはどう?私のこと、好き?」
「…うん。私もムギちゃんのこと好き」
「どれくらい?」
「…今のちゅーを100回しても飽きないくらい」
「あら、100回だけで飽きちゃうの?」
「じゃあ、100万回」
「じゃあ目標!これから100万回キスをしましょう♪んー♪」
「ふみゅ…っ…んん…♪」
「…うん。私もムギちゃんのこと好き」
「どれくらい?」
「…今のちゅーを100回しても飽きないくらい」
「あら、100回だけで飽きちゃうの?」
「じゃあ、100万回」
「じゃあ目標!これから100万回キスをしましょう♪んー♪」
「ふみゅ…っ…んん…♪」
その時から私はキス依存症になってしまいました。
いつでもどこでも、ムギちゃんとキスをしたくなってしまう体になってしまったのです!
いつでもどこでも、ムギちゃんとキスをしたくなってしまう体になってしまったのです!
「ねぇムギちゃん…」
「だめよ唯ちゃん。まだ授業中でしょ?」
「我慢できないんだよぅ…」
「しょうがないわねぇ…さわ子先生!唯ちゃんが具合悪いそうなので保健室に連れて行ってもいいですか?」
「また?あんたたち今日だけでもう5回は保健室行ってるじゃない!」
「私どうも体調悪くてー♪じゃあ行ってきます!」
「だめよ唯ちゃん。まだ授業中でしょ?」
「我慢できないんだよぅ…」
「しょうがないわねぇ…さわ子先生!唯ちゃんが具合悪いそうなので保健室に連れて行ってもいいですか?」
「また?あんたたち今日だけでもう5回は保健室行ってるじゃない!」
「私どうも体調悪くてー♪じゃあ行ってきます!」
どう見ても具合が悪いようには見えないんだろうなぁと自分でも思いながら、私はムギちゃんの手を握った。
握り返してくれるそのぬくもりもいいけど、やっぱり私が欲しいのは…
握り返してくれるそのぬくもりもいいけど、やっぱり私が欲しいのは…
「ムギちゃん…」
「だ、だめ、ここまだ廊下…んっ…ん…っ…」
「ふ…んっ…んむ…」
「だ、だめ、ここまだ廊下…んっ…ん…っ…」
「ふ…んっ…んむ…」
ムギちゃんの唇なんだよね♪