唯×紬 @ ウィキ

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yuimugi

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紬「さあ唯ちゃん、皆先に行ったし、戸締まりして帰りましょうか」

唯「うん…ねえムギちゃん、ちょっといい?聞きたいことがあるの」

紬「なあに?」

唯「…ムギちゃんは、私みたいな子じゃなくて、澪ちゃんみたいな子の方がいいの?」

紬「え?」

唯「だから…私みたいな頭悪くてぼんやりした子より、
 頭よくてかっこいい澪ちゃんみたいな子の方が、ムギちゃんは好き…なんだよね」

紬「えっと…どうしてそんなこと聞くの?」

唯「だってムギちゃん、澪ちゃんと話してる時楽しそうだもん」

紬「そんな…唯ちゃんとお話するのだって楽しいわよ」

唯「嘘だよ!私、澪ちゃんみたいに勉強や音楽の話よくわかんないもん!
 だから私と話してもつまんないって思ってるんでしょ!」

紬「…ねぇ、唯ちゃん?」

ギュッ

唯「…!」

紬「私は、軽音部の皆とそれぞれ違うお話ができるのがすごく楽しいの。
 唯ちゃんと勉強や音楽とは違うお話するのも楽しいのよ?」

唯「……」

紬「だから、私は唯ちゃんのことも、皆と同じように大好きよ?」

唯「…それじゃ、やだ」

紬「え?」



唯「私は…ムギちゃんに一番好きでいてもらいたいの…他の皆と同じだなんて、やだよ…」

紬「唯ちゃん…」

唯「…へ、変なこと言ってごめんね。じゃあ私帰るね、離してくれる?」

紬「だーめ」

唯「え?」

紬「私、なんだか唯ちゃんのこと離したくなくなっちゃった」

唯「ど、どうして?」

紬「だって唯ちゃん、泣きそうな顔してるから…だから、もう少しこのままでいましょう?」

唯「う…うん…ねぇムギちゃん

紬「なあに?」

唯「私、ずっと言おうと思ってたんだけどね?」

紬「うん」

唯「私、ムギちゃんのこと、大好き」

紬「私も…大好きよ」

唯「…澪ちゃんやりっちゃんやあずにゃんより?」

紬「もちろん3人のことも大好きだけど…唯ちゃんは特別かな」

唯「特別って?」

紬「こういうこと」

チュッ

唯「……!む…ムギ…ちゃん…」

紬「うふふ♪これでわかってくれた?」

唯「うん…あ、ありがと…」

紬「じゃあもう少し、このままでいましょうか」

唯「うん…ムギちゃん、もう一回好きって言って?」

紬「大好きよ、唯ちゃん」

唯「えへへ♪私も、大好き」

紬「うふふ♪うん♪」



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