階段を昇るたびに、甘い香りが私の鼻をくすぐる。
今日はココアかな。お菓子はなんだろう。チョコクッキーとかいいな。あ、でもケーキでもいいかも…
想像するだけで、お昼ごはんで膨れていたはずの私のお腹はとたんに音をたてそうになる。
でもなにより私がほしいのはお菓子でもお茶でもない。そこで私を迎えてくれる、ほんのりあったかいぬくもりがほしいんだ。
今日はココアかな。お菓子はなんだろう。チョコクッキーとかいいな。あ、でもケーキでもいいかも…
想像するだけで、お昼ごはんで膨れていたはずの私のお腹はとたんに音をたてそうになる。
でもなにより私がほしいのはお菓子でもお茶でもない。そこで私を迎えてくれる、ほんのりあったかいぬくもりがほしいんだ。
ガチャ
唯「ムギちゃん…?」
紬「あら唯ちゃん、お掃除お疲れ様♪寒かったでしょ?」
唯「うん、今日は落ち葉がすごかった」
紬「あら唯ちゃん、お掃除お疲れ様♪寒かったでしょ?」
唯「うん、今日は落ち葉がすごかった」
何気ない会話をしながら、ムギちゃんはそっと私の座った席にティーカップを置いてくれる。やっぱり今日はココアだ。
一口飲んだだけで、体の底からぽかぽかしてきた。これはココアのあたたかさだけじゃなくて、いれてくれた人のあたたかさのおかげでもあると思う。
…なんて、かっこつけちゃったかな。苦笑いを浮かべながらふと顔を上げると、横に座ったムギちゃんがじっと私の顔を覗き込んでいた。
一口飲んだだけで、体の底からぽかぽかしてきた。これはココアのあたたかさだけじゃなくて、いれてくれた人のあたたかさのおかげでもあると思う。
…なんて、かっこつけちゃったかな。苦笑いを浮かべながらふと顔を上げると、横に座ったムギちゃんがじっと私の顔を覗き込んでいた。
唯「…なに?」
紬「なんでも。ただ唯ちゃんのこと見ていたくなっただけ」
唯「て、照れちゃうよ」
紬「うふふ、いいじゃない♪照れた唯ちゃんもかわいいから」
唯「うー、ムギちゃんのいじわる」
紬「うふふー♪」
唯「…ね、ムギちゃん」
紬「なに?」
唯「……その、キ、キス…してもいい?」
紬「なんでも。ただ唯ちゃんのこと見ていたくなっただけ」
唯「て、照れちゃうよ」
紬「うふふ、いいじゃない♪照れた唯ちゃんもかわいいから」
唯「うー、ムギちゃんのいじわる」
紬「うふふー♪」
唯「…ね、ムギちゃん」
紬「なに?」
唯「……その、キ、キス…してもいい?」
自分の顔が急激に熱くなっていくのを感じる。うぅ、なんでこんなにドキドキしちゃうんだろう。これが初めてってわけでもないのに…
紬「うーん、どうしようかな。唯ちゃんはそんなに私とキスしたいの?」
唯「う…うん」
紬「どうして?」
唯「…ど、どうしてって言われても」
紬「キスなら昨日だってしたじゃない。私はもう満足なんだけどな」
唯「えぇ…?」
紬「うふふ♪」
唯「う…うん」
紬「どうして?」
唯「…ど、どうしてって言われても」
紬「キスなら昨日だってしたじゃない。私はもう満足なんだけどな」
唯「えぇ…?」
紬「うふふ♪」
ムギちゃんは勢いよく私を抱きしめた。そのぬくもりは、いつものように優しく私をつつんでくれる。
紬「唯ちゃん、あったかい?」
唯「…うん」
紬「そっか」
唯「ムギちゃん」
紬「ん?」
唯「私がキスしたいのはね…?その、ムギちゃんのことが大好きだからなんだよ」
紬「…うん」
唯「…うん」
紬「そっか」
唯「ムギちゃん」
紬「ん?」
唯「私がキスしたいのはね…?その、ムギちゃんのことが大好きだからなんだよ」
紬「…うん」
ムギちゃんはほんのり頬を染めて、そっと私にキスをした。
…なんか、いつも以上にむずむずする。
…なんか、いつも以上にむずむずする。
紬「えへへ、今日は大好きって言ってもらえたらキスするつもりだったの♪」
唯「…じゃ、今度からキスする時は大好きっていうようにしようか」
紬「うん♪…唯ちゃん」
唯「?」
唯「…じゃ、今度からキスする時は大好きっていうようにしようか」
紬「うん♪…唯ちゃん」
唯「?」
紬「だいすきっ♪」
end