遡ってみた、君との記憶。最初は、私がりっちゃんに手を引かれ部室に導かれたとき
君と澪ちゃんが立ち上がって私に屈託のない笑顔を見せてくれたとき
あの日から、なのかなあ。違うかもしれないけど、だとしたらいつからなんだろう
君の笑顔を、真っ直ぐな気持ちで見れないようになったのは
青く輝くつぶらな瞳、長く伸ばした柔らかそうな髪、いつも柔らかな桃色に染められた頬、美味しそうな眉毛
全てが私を駆り立てるようになったのは
憂や、和ちゃん。りっちゃんや澪ちゃん、あずにゃん、さわちゃん先生。……そして君も
みんな、私の思いには気付かない。上の空でぼーっとしている私を、いつもの私だって思っている
でも……君には気づいてほしい。この気持ちに
君にしか気づいてほしくない、この恋心に
君と澪ちゃんが立ち上がって私に屈託のない笑顔を見せてくれたとき
あの日から、なのかなあ。違うかもしれないけど、だとしたらいつからなんだろう
君の笑顔を、真っ直ぐな気持ちで見れないようになったのは
青く輝くつぶらな瞳、長く伸ばした柔らかそうな髪、いつも柔らかな桃色に染められた頬、美味しそうな眉毛
全てが私を駆り立てるようになったのは
憂や、和ちゃん。りっちゃんや澪ちゃん、あずにゃん、さわちゃん先生。……そして君も
みんな、私の思いには気付かない。上の空でぼーっとしている私を、いつもの私だって思っている
でも……君には気づいてほしい。この気持ちに
君にしか気づいてほしくない、この恋心に
「…いちゃん……唯ちゃん……唯ちゃん?」
あ、また上の空だった。君が心配そうに、私の顔を覗き込む
「ふふ、今日は体育疲れたもんね。眠くなっちゃった?」
そういって私の前に淹れたての紅茶を置いた
りっちゃん、澪ちゃん、あずにゃんもまだ来てないみたい。
今しかない……のかな。
私は、ゆっくりと立ち上がって、君の背中を見つめた
少し怖い、けど、踏み出さないと何も始まらないまま、全部終わっちゃうかもしれない
そっちの方がもっと怖い
「む、ムギちゃん!」
大丈夫、大丈夫だよ。私………
「唯ちゃん?」
あの頃の私、もし彼女にだけ特別な感情を抱くようになっていたら、その気持ちは正しい物だよ
今、それを全部、吐き出すよ
「……あの、……」
あ、また上の空だった。君が心配そうに、私の顔を覗き込む
「ふふ、今日は体育疲れたもんね。眠くなっちゃった?」
そういって私の前に淹れたての紅茶を置いた
りっちゃん、澪ちゃん、あずにゃんもまだ来てないみたい。
今しかない……のかな。
私は、ゆっくりと立ち上がって、君の背中を見つめた
少し怖い、けど、踏み出さないと何も始まらないまま、全部終わっちゃうかもしれない
そっちの方がもっと怖い
「む、ムギちゃん!」
大丈夫、大丈夫だよ。私………
「唯ちゃん?」
あの頃の私、もし彼女にだけ特別な感情を抱くようになっていたら、その気持ちは正しい物だよ
今、それを全部、吐き出すよ
「……あの、……」
私は、ムギちゃんのことを愛しています