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じゃあ東郷さん抱き枕カバーのネタでひとつ
飽きなければ続き書くかも

「友奈ちゃんと、24時間いつでも一緒にいたい!」

私、東郷美森はいつになく舞い上がっていました。
いつでも、どんなときでも友奈ちゃんの傍にいたい…そんな私の純粋な願いを叶えるための数少ない方法を、私は編み出したのです。
そう、それは「東郷美森抱き枕計画」!!
私の姿を映した抱き枕カバーを製作し、それを友奈ちゃんに使ってもらえれば
私と友奈ちゃんは寝るときでもいつでも一緒!素晴らしい提案です。
ああ、友奈ちゃんがわたしのことをぎゅっと抱きしめながら眠るのを想像するだけで…心のときめきが抑え切れません。
早速私は私財を投げ打ち、「東郷さん抱き枕カバー」の製作に取り掛かるのでした。


製作パートA 写真撮影

私の姿を映した抱き枕カバーを作るのですから、私の全身を写真に収めなければ始まりません。
このために新品のカメラを購入し、ベッドに寝転がる私の姿を真上から撮影するために大型の脚立も用意しました。
幸い、私の部屋は天井が高いので、室内で脚立を立てても問題にはなりません。
さて、あとは実際に写真を撮影するだけなのですが…。いくらなんでも単独では、セルフタイマーを使用しても満足のいく撮影をすることは難しいでしょう。
ここは、私の抱き枕カバーを製作するための協力者が必要です。

夏凛「…で、なんで私がそんなことに付き合わなきゃなんないのよ」
東郷「まあまあ、これも勇者部の活動の一環ということで」
夏凛「ンなわけないでしょッ!完全に私利私欲じゃない!」
東郷「そんなことはないわ!勇者部の一員として、大切な仲間である友奈ちゃんの心身を友奈ちゃんが寝ているときでも癒してあげたいという純粋な願いあってのことなのよ!」
夏凛「わけがわからないわ…。だいいち、友奈があんたの抱き枕を抱いて寝たらそれが癒しになるの?」
東郷「私はいつも寝るときは友奈ちゃんの写真を眺めて癒されているわ。友奈ちゃんだって、きっと枕を抱きしめて眠ることに安心感を覚えるはずよ」
夏凛「付き合ってらんないわ。私は帰るから。樹あたりに頼んでよね」
東郷「……そう。この抱き枕計画成功の暁には、第2弾として友奈ちゃん抱き枕カバーの製作も考えているのに」
夏凛「っ!?」
東郷「もし夏凛ちゃんが協力してくれたら、夏凛ちゃんにも報酬として友奈ちゃん抱き枕カバーをあげるのになぁ」
夏凛「ぐっ……」
東郷「でも夏凛ちゃんが手伝ってくれないとなると残念ね。そうね、樹ちゃんにおねがいしようかしら」
夏凛「まっ、待ちなさいよ!別にあんたの計画に協力するつもりはないけど、友奈のことを癒してあげたいって気持ちはわからなくもないわ!!」
東郷「じゃあ、お手伝いしてくれるのね!」
夏凛「ぐぐぐっ……や、約束は守りなさいよ…」

さて、夏凛ちゃんからの快諾も得たところで、いよいよ本格的に写真撮影を行っていくことにしましょう。
洗いたてのシーツを敷いて、変身っ!おもむろに寝転がります。
片腕を上げることでほんのちょっぴりの羞恥心と抵抗感を表現し、胸を強調するように髪を胸の間に挟み、切なげでアンニュイな表情で、友奈ちゃんに力ずくで押し倒されたようなイメージです。

東郷「は、恥ずかしいけど……きて…友奈ちゃん……///」
夏凛「…なによそのセリフと顔は」
東郷「相手になにかをされているようなイメージでポージングすることによって、よりリアリティを生むの」
東郷「それにね夏凛ちゃん。過去の文献からキャラクターの描かれた抱き枕を調べてみたけど、皆一様にこういった性的興奮を促すようなセクシャルな表情やポージングをしているものが圧倒的に多かったの」
東郷「これは友奈ちゃんのための抱き枕だから、友奈ちゃんにならどんなことをされてもいいという私の心情をポーズと表情から表現しているというわけよ」
夏凛「は、はぁ…(やっぱり断ればよかったかなぁ)」

さて、夏凛ちゃんにいくつか写真を撮ってもらって、無事撮影も完了。次はこれらの写真をPCに転送して、抱き枕カバーにプリントするための画像編集を行います。

夏凛「ところで、わざわざ変身して写真撮る必要あったの?」
東郷「そ、そのほうがセクシーかなって…///」
夏凛「セクシー…っていうか…(なんか東郷の表情とプロポーションのせいですごいいかがわしい写真みたい。ってかなによこの胸反則でしょ…)」

つづく
最終更新:2015年02月08日 23:30