アットウィキロゴ

5・166


 「友奈ちゃん……実は、今まで黙っていたのだけれど……」

 「えっ……?」
 突然そう切り出した東郷に、友奈が戸惑う。
 「実は、実は、私は……! 人間じゃなくて、熊だったのよ! がうがう!」
 クマミミと熊の手の平のかぶりものをつけた東郷が、両手を挙げてみせた。
 「東郷さんが、熊……!?」
 「そうよ! 私は熊だから、人間を食べるの! 友奈ちゃんの事も、食べちゃうわよ! がうがう!」
 そう言って、じりじりと友奈に迫る東郷。
 「いいよっ!」
 「えっ!?」
 「私、東郷さんに食べられるのなら、それでもいい! その代わり……」
 両手を広げ、東郷を迎え入れる体勢になりながらも、友奈はポッと頬を染め視線をそらす。

 「優しく……食べてね?」

 「……友奈ちゃぁぁぁんっ! がうがうーっ!」
 矢も盾もたまらず友奈に襲い掛かっていく東郷。

 すぐそばでその様子を見届けていた夏凜と風が、
 「……断絶の壁の向こうにブン投げてやろうかしら」
 「っつーか猟銃持ってきてぶっ放した方が早いんじゃないかしら」
 と、冷ややかな会話を交わし合っていた。


新アニメで直結したネタ
割とそのまんまなので困る
最終更新:2015年02月09日 13:17