「姉妹っていいね、東郷さん」
「そうね友奈ちゃん♪あのふたりを見ているとしみじみと思うわね」
「ちょっと羨ましいね。私にも妹とかお姉ちゃんとかいたらなぁ」
「それなら友奈ちゃん、いい方法があるわ」
「えっ、なになに??」
「私と友奈ちゃんも、姉妹になってしまえばいいのよ♪」
「うんなるっ!わたし東郷さんと姉妹になるよ!」
「さすが友奈ちゃん即答ね♪私も嬉しいわ」
「それで、姉妹になるにはどうしたらいいの?」
「古い文献によれば、一部の女子校では親しい女生徒同士がパートナーとなって
お互いを支えあい助け合うといった制度が実在していたらしいわ。
そのパートナーとなったふたりは、それぞれを姉と妹として家族や友人以上に深い関係になっていったみたいね」
「へぇーっ、さすがは東郷さん詳しいね!それならわたしたちも姉妹になれるんだぁ♪」
「あとは、私と友奈ちゃん、どちらが姉で妹になるかだけど・・・」
「東郷さんはしっかりもので頼りになるし、東郷さんがお姉ちゃんかな?」
「あら、友奈ちゃんみたいに活発で元気に妹を引っ張っていくお姉ちゃんもいいと思うわ」
「えへへ・・・悩んじゃうね、東郷さん♪」
「ふふ、そうね友奈ちゃん♪」
「相談の結果、ローテーションで一週間ごとに姉と妹を入れ替えることになりました」
「今日は東郷さんがお姉ちゃんです。よろしくね、とうご・・・お姉ちゃんっ♪」
「よろしくね友奈ちゃん♪・・・ああ、友奈ちゃんにお姉ちゃんって呼ばれるなんて、なんて素敵なのかしら」
「もう、お姉ちゃんってば恥ずかしいよお♪」
最終更新:2015年02月09日 16:33