「今日もすっかり遅くなったわ」
「そうだねー、東郷さんの家で過ごしていたらあっという間に時間が経っちゃうな。……おお、今日は満月だ。まん丸い」
「ねぇ友奈ちゃん」
「ん?なぁに?」
「月が綺麗ですね」「東郷さんの方が綺麗だよ!」
「あぅ……あ、ありがとう」
(予想外の早さと返しでドキッとしちゃった)
「友奈、そのジェラート美味しい?」
「うん、このイチゴ味おいしいよー」
「じゃ……じゃあちょっとだけ取り替えっこしない?」
(お互いのを食べるとかなんか恋人っぽいハズ)
「そっか、せっかくの違う味だもんね。じゃあ夏凜ちゃんあ~ん」スッ
「ぅえ!?ええぇっと……ア、アーン」パク
「おいしい?」
「……ごめん、ちょっと味がよくわからなかった」
(急だったから味わうどころじゃなかった)
「ならもっかい!あ~ん」スッ
「ア、アーン。……うん、美味しい」
「じゃあ次は夏凜ちゃんがやって!」
「う、うん」
「やっぱり友奈にはかなわないわねー」
「そこが友奈ちゃんの素敵なところだわ」
「そうね。でも次はどう攻めたらいいのか……」
「こうなったら次は2人で一緒に攻めてみましょう!」
終わり
最終更新:2015年02月19日 17:51