「うー、たべちゃ、ふべっ!!!」
ゆっくりれみりゃに蹴りを入れる
ここは猟師達が狩りに使う山小屋だ
そこにどうやら
ゆっくりたちが住み着いたらしく
俺はその駆除を任された。なんでももうこの小屋は取り壊すらしいので
結構、無茶をやってもいいらしい
それなら別に
ゆっくりたちが住んでもいいのでは?と思ったが
ゆっくりたちの大声で狩りを邪魔される猟師達にはできない相談らしい
ゆっくりれみりゃは窓を突き破って外に飛んでく
ここに住み着いてるのは
ゆっくりれみりゃたちだ
ゆっくりれいむや
ゆっくりまりさなんかを捕食する・・・詳しい事は阿求さんに聞いてくれ
とにかく、この種は体を再生したり、飛んだり、牙があったりと厄介だ
「うー、たべちゃう、うー!!!」
動きはあんまりすばやくは無い、足を持って何度も床に叩きつける
「う!!う!!う!!うぎゃ!!」
何度か叩きつけていると右足が千切れてしまったので、今度は左足を持つ
そこへさっき蹴り飛ばした奴がのこのこ小屋の中に戻ってきたので
そいつに向かって叩きつける
頭と頭がぶつかり、二匹の
ゆっくりれみりゃは動けなくなる
いくら再生能力があっても、頭部に著しいダメージがあれば復活は困難らしい
片足で体を踏みつけて、もう片方の足で頭を蹴る
一回では無理だったが、何度か蹴ると頭がもげた
「う"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!」
頭がもげた時の声はすさまじいもんだ
もう一匹も同じように、そして頭は外に立てた鉄の棒に突き刺す
こうすれば体を再生されても動き回れない
もう5匹も頭だけの
ゆっくりれみりゃを作ったが
1匹目の奴は体の再生中に絶命したのか、手足が上手く形成されてない
指が作れてないなぁ、可愛そうに
俺はポケットからはさみを取り出すと、指の無い手の先を五つに切ってやった
「う"!!う"!!う"!!」
なんだ生きてたのかよ、俺ははさみをそいつの目に突き刺すと他にいないか小屋の周りを探し始めた
小屋の周りには
ゆっくりまりさの帽子とか
ゆっくりれいむのリボンなんかが散乱してる
猟師達も、こいつら上手く使ったら
ゆっくりれいむたちの数が減って量が上手くいくんじゃねーの?
ゆっくりれみりゃの方が
ゆっくりれいむに比べりゃ賢いし、まだ静かだ
こいつらに冬の間、
ゆっくりを食わせてたら春には半分ぐらいになってるんじゃないか
そもそも冬を越せるほど蓄えのできる
ゆっくりなんて知れてるんだから
そう思うも俺の仕事は
ゆっくりの駆除、自分の商売敵を作るわけには行かない
いた、
ゆっくりれみりゃだ
猟師達が言うには6匹って事だからコイツが最後だ
頭から木の根っこでできた穴に突っ込んでやがる。尻が丸見えだけどな
思いっきりその尻を蹴ってやる
「う"!!!!」
穴の中から曇った悲鳴がする
ゆっくりれみりゃは逃げ出そうと穴から出ようとするが
どうやらさっきの蹴りで頭が出て来れない場所まで入り込んでしまったらしく
手で木の根っこをぐいぐい押すが、一向に出て来れない
あ、しまった。頭を潰す必要があるのにこれじゃできない
ともかく、引っ張ってみよう俺は思いっきり
ゆっくりれみりゃの体を引く
「う"ー!!う"ー!!う"ー!!」
悲鳴など関係ない、引っ張る
「う"ー!!う"ー!!う"ー!!」
「う"ー!!う"ー!!う"ー!!」
「う"ー!!う"ー!!う"ー!!」
ちくしょう、抜けないな
俺は渾身の力をこめて引っ張る
「う"ー!!う"ー!!う"ー!!う"あ"あ"あ"!!!」
あ、もげた
俺の手にはぷらーんと力が抜けた
ゆっくりれみりゃの体だけが残る
木を切っては木こりに怒られるし、どうしたものか
ナイフで細かく切っても、一部が残ってたらそこから再生してしまうし
そこで俺はここに放置することにした
どうせ、頭だけになっても抜けられない所を見ると、すっぽり中に入り込んでるみたいだし
体が再生されても身動きは取れない
ゆっくりまりさなんかが意地汚いから、動けないと分かったらすぐに食いつくだろう
俺は小屋に戻り串刺しにした
ゆっくりれみりゃの頭部に油をかける
ここまで持ってこれれば周りに木がないから燃やせるんだが、悔やんでも仕方ない
上から順に油をかけていく、1匹目の
ゆっくりれみりゃの手を見る
俺が切ってやったように指が再生されてる。均等に切らなかったせいか一本の指がやけに太い不恰好な手だ
ま、どうせ燃えるんだし、俺は入念に油をかけ、火をつける
もう叫ぶ力も無いのか静かな最期になった
最終更新:2022年01月31日 01:15