※超俺設定、一部虐待されない
ゆっくり、原作キャラ登場注意,
あんまり虐めてません
ある1人の剣士の話
「ハァ、ハァ・・」
白玉楼の庭師、魂魄妖夢は走っていた。
時刻はすでに10時過ぎ、白玉楼では今頃主が飢えているだろう。
このままでは主にお仕置きと称して食べられてしまう(いろんな意味で)。
ここは名も無い峠。
人に忘れ去られた峠。
人っ子1人、通らない。
ふいに金属音が鳴り響く。月夜に二人の剣士の影。
それは、同じ人と言うには余りにも大きさが違う影。
一つは小さく、一つは二つ。
「「貴公、相当の手練れとお見受けする。」」
二人、否、一人と一匹の声が重なった。
ゆっくりようむ
本来、虐殺されるゆっくりの一種にすぎない、弱小な存在。
その発言からも、虐殺の対象になるのは当然である。
だが、どうだろう。
本人と同じ能力のゆっくりがいたら・・・
夜、丑三つ時。
ススキの揺れる峠に笑い声が響く。
やれ、主が稽古をしないだの、やれ、腐れ饅頭ばかりだの、やれ、デカルチャーだの。愚痴っては笑い合う、そんな時間だった。
楽しい時間というのはすぐ過ぎる。いつしか妖夢は、毎夜のように峠に通っていた。
ゆっくりようむ
魂魄妖夢の新しい友人。
春、別れの季節。別れとは残酷で、非情である。
ある饅頭曰く、「ここはまりさのゆっくりぷれいす だよ!ゆっくりできない人はでていってね!」
またある饅頭曰く、「ああ、あのゆっくりできないこ?ゆっくりできないこはしんでもらったよ!」
またある饅頭曰く、「ゆっくりするために犠牲が必要なのは確定的に明らか」
またあるきめら丸曰く、「墓は作っておいた。あとは貴方次第だ。」
妖夢は泣いた。
大声を上げて泣いた。
友人を失った悲しみ、怒り、憎しみ、全ての感情が入り交じった涙だった。
悲しみの刃は、辺りを餡子の海にした。
ここは名も無い峠。
人に忘れ去られた峠。
今は一人だけ、訪れる場所。
いい奴というのは短命である。
※あとがき
え~初作品となります。
まあみょんな設定なんですが、舞台は秋、妖夢が買い物から帰ってくる
所から始まります。
元と同じゆっくりがいてもいいんじゃね?ってとこから思いつきました。
補足
ゆっくりは集団、100匹ぐらいで一斉にようむを襲いました。
ちなみに妖夢はもちろん幽々子様に食べられました(色んな意味で)
~白い人
最終更新:2008年09月14日 09:40