※東方キャラが登場します
※体つきれみりゃが登場します
※虐待突入前に終わります
「しゃくや~、れみりゃのおやしきがせまいど~!」
冒頭から偉そうな事を抜かすのは紅魔館のメイド長十六夜 咲夜のペットの
ゆっくりれみりゃ。略してゆっくりゃ。
ゆっくりゃの寝床は紅魔館の中庭。20m×20m程度の広さがあり、大きめの成体でもせいぜい80cm程度しかないゆっくりゃにとっては十分すぎる広さである。
もちろん何十匹も飼っているのであれば話は別だが、小悪魔が勝手に売りさばいたり、美鈴が勝手に売りさばいたり、勝手に出て行って帰ってこなかったりで、現在は成体は6匹程度しか居ない。
しかし、最近になって3匹のゆっくりゃがいっぺんに個体数の多い植物型で出産したため、赤ちゃんゆっくりゃが18匹もいるのだ。
とはいえ、普通はいきなり広い場所を用意できるはずが無いので邪魔なゆっくりゃを捨てるしかないのだが、生憎と飼い主は色々と普通じゃない。
「まったく、わがままね。まあ、いいわ」
口では文句を言いながらも、手間のかかる子ほど可愛いとでも言い出しそうな笑顔を浮かべたメイド長がパチンと指を鳴らした瞬簡、中庭が広大な平原になった。
どのくらい広大かと言うと・・・20km×20kmくらい。ゆっくりゃの歩行速度は時速2km程度、飛行すると何故か遅くなり、走るとすぐに疲れて動けなくなるので、歩くのが最速の移動手段。
また、ゆっくりゃは1日の半分近くを寝て過ごす(それも朝寝10時間、夕寝1時間、夜寝1時間)ため、壁伝いに移動するだけで1日が終わってしまう。
ちなみに、ここに居るゆっくりゃたちは全員が普段咲夜お手製のふかふかベッドで寝ている上に、彼女のしつけによって地べたで寝ることはエレガントじゃないと言う認識を持っている。
「この寝床から東に行けば水場が、南にいけば餌場が、南東に行けばプリンをあげるわ。わったかしら?」
が、そんなことをゆっくりゃに説明したところで何の意味も無いことを承知しているメイド長は以上のことだけを簡潔に話すとさっさと屋敷の雑務に戻った。
【詳細を書くのがめんどくさいので図解】
20km
______
A| ∵ |B
| |
|∵ ∵ ∵| 20km
| |
C| ∵ |D
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
A:寝床(日光&雨避けの屋根つき。一応全員が入れる)
B:水場
C:餌場
D:ぷっでぃーん(1匹につき1日1個)
∵:樹木(雨&日光避けになる。1度に入れるのは親1匹と赤ちゃん2匹まで)
そして、ゆっくりゃのゆっくり出来ない日々が始まった!
---あとがき?---
スレ38の「東京ドームでゆっくりを飼ってみたい」と言うレスが元ネタ。
余談だけど咲夜さんがゆっくりゃを飼っているのは主人への悪戯みたいなものだと認識している。
レミリアに青い紅茶を飲ませたり(儚月抄3話)、福寿草茶を飲ませたり(比良坂三月精8話)する人だし。
ゆっくりゃの見てしかめっ面をしているお嬢様を見て悶絶してるに違いない。なんと言うダメ人間。
byゆっくりボールマン
最終更新:2008年09月18日 18:30