ゆっくりれみりゃ系いじめ15 パラサイト



「うー!うー!うんじゃうぞー!!」
今、ボテ腹を抱えてのたのた飛び回っているのは紅魔館とは特に関係ないごく一般的な野生のゆっくりれみりゃ。略してゆみりゃ。
ただ今絶賛妊娠中、出産間近のゆみりゃは出産に適した場所を探してあっちをのろのろこっちをもたもた移動中。
ふと見ると、都合の良い洞穴に数匹のゆっくりさくやファミリーがすやすや眠っているではないか。
しかもゆっくりさくやジュニア達はどう見ても生まれて間もない。これは正にベストタイミング。
ゆっくりさくやを起こさないようゆみりゃなりに忍び足で近付き、これまた起こさないように子ゆっくりさくやを拾い集める。
そしてちょっと離れた所にある水溜りの傍まで運んで、
「かわいくないあかちゃんはぽいっしちゃうぞ~♪うっう~♪」
と、聞く者に不快感を与える独特なメロディを口ずさみながら水溜りの中に子ゆっくりさくや達を放り込む。
「ゆ!!?」「ちめたいよ!!」「ここどこなの!?」「ゆっきゅいできないよ!!」「ゆっくいちていってね!!」
ピーピーと泣き叫ぶ子ゆっくりさくや達。
「うっうー♪ばっちぃあかちゃんなんかふんじゃうぞ~♪うあうあ♪」
泣き叫ぶ子ゆっくりさくや達を踏みつけて皆殺しにするゆみりゃ。死骸の上で楽しそうに踊っている。
「う~♪れみりゃはかりしゅまだぞ~♪ぶるるるじょぅあだぞ~♪ぶちゃいくあかちゃんぽいっ♪ばっちぃあかちゃんぽいっ♪」
一通り上機嫌に歌って踊ると、洞穴に戻り母ゆっくりさくやが眠ったままなのを確認すると、また忍び寄り、
「ひっひっふ~♪かいちゅまてきしゅっさん~♪」
意味不明な掛け声と共に、脚の間からスポポポポンという景気のいい音と共に小さいゆみりゃを数匹出産した。
全員眠っている母ゆっくりさくやの頭の上に乗ってすやすやと眠っている。衝撃で起きる事も無く、幸せそうな寝顔である。
「うっう~すっきり~♪れみりゃのかわいいあかちゃんあげるよ~♪」
生まれた子供達を放置してそのままどこかへと飛び去り、二分後にはゆっくりフランに捕まり、一週間かけて嬲り殺しにされた。

さて、一方洞穴に取り残されたゆっくりさくや、略してゆくやは数十分後に目を覚ました。
「おはようみんな!!さくやおかあさんのはいぱーじゅにゅうたいむだよ!!!………?」
無論ゆっくりは哺乳類ではなく(そもそも生物かどうかすら怪しい)、当然授乳等も出来ない。単に授乳と言いたいだけなのだ。
それはさておき、先程まで自分の傍でお互い寄り添うように眠っていたミニマムゆくや達の姿が無い。
それに何だか頭が重い。そう思っていると頭上から、
「うー!ゆっくいおにゃかちゅいた!」「ゆっくいごはんちょうらいね!うっうー!」「うー!うー!」
と、こおろぎさとみ的な声がいくつも聞こえてくる。不審に思って飛び跳ねてみると、頭の上から何かが転がり落ちた。
「いだいよー!」「うあー!うあー!」「えみりゃになんてことしゅるの!!」
周囲には子ゆくやがおらず、代わりに頭上に子ゆみりゃが居る。この事から導き出される答えは一つ……!
「ぎゃわいいいいいいいいいいいいいいいー!!おおおおおおおおぜうさまとおよびしてもよろしいでしょうか!!!?」
ゆくやは狂喜した。必ずかの天真爛漫な子ゆみりゃを育てねばならぬと決意した。
ゆくやには自分の子供が分からぬ。ゆくやは、所詮ゆっくりブレインである。
現在の快で過去の全てを忘れ去る、ダンゴムシ並の記憶力で生きてきた。けれども可愛い物への愛着はゆっくり一倍あった。
という訳でゆくやはあっさりと子ゆみりゃを「おぜうさま」と呼び、立派な「れでえ」に育てると決めるのであった。

「さあおぜうさま、はいぱーじゅにゅうたいむですよ!!!」
「うー♪うー♪」「ごはんごは~ん♪」「ちんちちんちんうぉっぱ~い♪」「ぼいんぼい~ん♪」
上機嫌でゆくやの周りに群がってくるゆみりゃ達。無論、授乳等ではなく、そこらで獲って来た食料を口移しで与えるのだ。
「んっ……はぁっ……くちゅっ……っぷはぁ!どうですかおぜうさま!おいしいですか!!」
「まじゅい~!!」「のいちごじゃなきゃやなの~!!」「むかでなんてたべられない~!!」「このくそむしが!!」
物凄い勢いでワガママを言う子ゆみりゃ達。生後一日にしてこのワガママっぷりである。
ゆくやは別段それに文句を言うでもなく、
「もうしわけありませんおぜうさま!!だいしきうのいちごをもってまいります!!」
「う~!ゆっくりもってきてよ!!」「とっとともってきて!!」「さっさともってきてよね!!」「おぅはやくしろよ!!」
口の中に含んでいた大量の餌を吐き出し、急いで洞穴を飛び出して野苺求めてまっしぐらなゆくや。
そんな母性エキスバリバリのゆくやを見送った子ゆみりゃ達は、
「はむ、まったくしゃくやったらどんくちゃいんだから、はふ」
「むしゃ、あんなのでもれみりゃたちのめえどなのかちら、もふ」
「がつがつ、れみりゃはおじょーたまだかやがまんちてあげるけど、がしゅがしゅ」
「まったくつかえねえまないただよあいつは!はむ!はふはふ、はふ!」
言いたい放題言いながらあれ程嫌がっていた餌をマッハで貪り食う。どこぞの温犬大食い王もびっくりの勢いである。
そして腹いっぱい食べたらすぅすぅと昼寝を始めた子ゆみりゃ達。
飛び出してから一時間後、漸く口一杯に野苺を頬張ったゆくやが帰ってきた。
「はらいはおろいあひはおへうはは!!」
「zzz……」「すやすやすや……」「くー……くー……」「こっちのくちもよだれがとまらねえみてえだなぁへっへっへ……」
「ふおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
寝息や寝言の出迎えでゆくやの顔を限界まで緩ませる。口からだらだらと野苺ペーストがこぼれ、
その匂いで睡眠中の子ゆみりゃ達が目を覚ました。
「はっふはっふ!おいちい!」「おいちいのいちご!むしゃむしゃ!」「がつがつがつがつ」「こののいちごをつくったのはだれだ!!」
「おろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ」
ゆくやを完全に無視して野苺を貪り食う子ゆみりゃ達。地面に落ちたのを舐め尽すと、ゆくやの口の中に顔を突っ込んでまで食う。
涙目になりながらもどこか恍惚とした表情でアヘアヘ言いつつそれを受け入れるゆくや。
素晴らしい母性の発露である。間違いなく母性なのだ。多分母性だってけーねが言ってた。

そんな調子でゆくやとゆみりゃ親子の生活は瞬く間に過ぎていった。
ゆくやは度重なるワガママに嫌な顔一つせず、どころかもっとワガママを言ってくれと言わんばかりに世話をした。
その甲斐あって子ゆみりゃ達はすくすくと成長し、一月が経つ頃にはすっかり立派な成体になっていた。
それでも相変わらず餌を自力で獲る事は一切せず、体の汚れを取るのすらゆくや任せだったが。
それでもひたすら恍惚とした顔で奉仕し続けるゆくやに、ある晩ゆみりゃ達が迫った。
「ねえんしゃくやぁ」「れみりゃたちしゃくやにおれえがしたいのぉ」「ゆっくりうけとってねぇ」「まあえんりょしなさんな」
「お、おおお…………おぜうさまあああああああ!!さくやは!!さくやはうれしいでしゅううううううううう!!!」
感動してばしゃばしゃと涙を放出するゆくや。その様子に内心引きながらも、ゆみりゃ達はその体を密着させ、
「はぁはぁ!さくやかわいいよさくや!!」
「みはったつなからだでもがまんしてあげるよ!!」
「なんたってれみりゃはかりしゅまでおぜうさまだから!!」
「がははー、ぐっどだー!!」
「おおおおおおおぜぜぜぜぜぜぜぜうううううううささささささささままままままままま」
やたら嬉しそうに強姦されるゆくや。そんなゆくやにも構わずガンガン攻めるゆみりゃ達。
はっきり言って今やゆみりゃの方が体が大きいのだ。こんなんで体が持つ筈が無い。
案の定、ゆくやは早々に意識を失った。それでもゆみりゃ達は止まらない。イクイクモードだ。
「んんんんんんんんんんー!!!いくよいくよいっちゃうよー!!」
「う、うううううううううううううううううううううううー!!!」
「んふうううううううううううううううううううううううう!!!」
「さんくりっくでのうこうなけひあをあじあわせてやろう!!!!」
思い思いの言葉を叫びながら次々と絶頂していくゆみりゃ達。
犯されるゆくやは既に干からびており、かなり不気味なデスマスクを晒している。
その頭からは早くも蔓が伸び始めている。ただし、普通の蔓と違い虹色をしているが。
「すっきりしたからもういこうよ!!」「そうだね!!もういくよ!!」「すっきり~♪うあうあ♪」「じゃあなおじょうちゃん」
すっきりしたゆみりゃ達は何の未練も無く洞穴を飛び去った。かつて彼女らの母親が姉妹と共にそうしたように……。

さて、残された元ゆくやの蔓はやがて実を落とした。その実はもぞもぞと蠢いて、
「ゆっくりしね!」「ゆっくりしねばいいのに!」「ゆっくりしぬといいよ!」「ああ^~はようしたいまみれになろうや」
ゆっくりれみりゃすら捕食する最も凶暴なゆっくり種、ゆっくりフランの幼生達が誕生した。
早速目の前にある干からびた大きい餌を食い、そして自分と同じように動き同じような台詞を吐く餌を食いにかかった―――

WILD YUKKURYA's BREEDING END


作:ミコスリ=ハン




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最終更新:2022年01月31日 01:25
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