プリズムリバー三姉妹×ゆっくり系1

緑髪が好き過ぎて電波受信しました。でも主役は緑髪じゃないよ。




百合、緑髪、ゆっくり、ゆっくり、緑、百合、どれかでも嫌だなと思ったらバックしてね。

自己責任でお願いします。

ごゆっくり。


ルナサ=プリズムリバーの朝は早い。妹達の食事の準備、愛用の楽器達にも挨拶。彼女等は全ての楽器を扱う事ができるが、それぞれ得意としている楽器は異なる。長女はヴァイオリン、次女はトランペット、三女は鍵盤楽器。
「…おはよう。」ルナサは自分の相棒であるストラディバリウスと弓に挨拶し、弓弦を張りなおし朝練の準備を完了させる。それから朝食の準備に取り掛かる。
毎日の事なので動作は素早い。手際よく三人分の食事が作られる。ハムエッグ、ミルク、トースト、コンソメスープ、サラダ。

「…ふゎぁ…おはよー、ルナサ姉。」糸目で赤いパジャマの少女がまだ眠たげに朝の挨拶。…この子はリリカ。私の可愛い妹。
「…うん、おはよう、リリカ。朝御飯食べたらすぐに朝練よ。」「うん!…あれ?メル姉は寝坊?」飽きれた、とでも言いたげに肩をすくめる。
まったく。今日の主役がこんな有様で今日の野外コンサートは成功するのかしら?


今日はお庭でコンサート。あの時の騒霊達がこの子の友達だったなんてね。
「幽香?どうしたの?」じっと見つめられ、声の主は頬を少し赤くする。
…この子と過ごすようになってから、自分が社交的になっていくのが解る。孤高にして最強、そう自負してたのに。…それも今となってはどうでも良く思える。
「…今日はあの騒霊達が私の庭でコンサートを行うでしょう?その事を考えていたのよ。」
「楽しみだね!…でも、なんで三人に来てもらうのにメルランのソロライブなの?」
「…ふふ。足りないものの充足。間引き。」
「良く解んないや。」
謎々でも出されたかのように首を傾げるリグル。その動作があまりにも可愛らしかったので思わず頭を撫でた。真っ赤になり逃げ出すリグル。…もっともっと自分の物にしたいと思わせるのには充分過ぎた。


「よーし!今日はソロライブだぁー!気合入れまくるぞー!!」
指定の場所に機材を運び、いつも以上のテンションで盛り上がる次女。
「メル姉、ライブ前にはしゃぎ過ぎて本番はダメでしたなんて事にならないでよね。」リリカが一言。
「大丈夫だよ!めるぽにお任せさぁー♪」話ガッまるで聞こえていない様子で小躍りまでするメルラン。

「…はぁ。今度は私がソロしたいわ…。」
テンション高めの妹を尻目に思った。…しかし、何故ソロライブなのに私達も呼ばれたのか。ギャラは三人分出すとまで言ってわざわざ呼ぶ理由など見当もつかない。大妖怪ならではの気まぐれ?…まあいいや。今回は観客席で妹の成長をしっかり見届ける事にしよう。


「いらっしゃい。三人とも良く来てくれたわ。」声の主は今回のクライアント。ずっと前に見た時よりも印象が変わったな、この方。優しい音がする。
「…はい。お招き頂き、有難う御座います。ご所望の通り、次女メルランのソロライブをごゆるりと堪能してください。」言葉を返す。
「そうさせてもらうわ。貴女は私と、赤い子はリグルの傍でライブを楽しみましょう。私からの要望はそれだけ。あとは次女の子の好きにしちゃって構わないわ。」え?私達を連れてきた理由ってそれだけ?…まあ、いいか。
「はい!!あの、すみませーん!幽香さん!」メルラン?変な事は言わないでね?私、これからこの方と並んであなたのライブ見ることになったのだから。
「何かしら?」ニコニコと素敵な笑顔。
「お話では、千を超える客で埋め尽くされるって聞いたんですけど、お客は姉さんとリリカを除くと幽香さんとリグルだけですよ?」…我が妹ながら、大妖怪相手に物怖じせず突っ込めるのは凄いわ。
「ふふ…大丈夫。貴女が頑張ってくれれば皆やってくるわ。他のお客さんは基本的にゆっくりしてるから。」
「了解でーす♪じゃあもう始めまーす♪」ノリノリの我が妹。…ま、いいか。


「――――♪ ――――♪♪」太陽の畑から聞こえる音楽。

「ゆゆ!!なんかきこえるよ!!」
「ゆ!いってみよう!!!なんだかたのしそうだよ!!!」
「いってみよう!!」「ゆゆゆ!!!」

ライトアップされた夜の花畑に一人の白い服のおねえさんがお歌を歌っている。
ちょっと怖かったけれど、光の中心のお姉さんが、
「さ、みんなもこっちに来て、メルランと一緒にハッピーになろ♪」次女が奏でるは強烈な躁の音。
「はっぴー?ってなあに?ゆっくりできるの?」好奇心の強いゆっくりれいむがおっきな声で聞いた。
「そうだよ♪メルランの音楽は、皆ハッピーになれるんだよ♪お友達も連れてきて皆で私の演奏を聞いて♪」玉のような汗が光で乱反射する。
「うん!皆でゆっくりできるね!!!」音にやられたゆっくりたちは仲間にもこの高揚感を味わって欲しくて仲間を呼びに言った。


そこからすこし離れた特設の観客席では、
「…そう、姉をするのも大変ねぇ。」躁のみを取り除く障壁の張った中で。
「でも、そういった事があるから余計に可愛く思えて…。」音は得意分野。障壁を張りながら。
「そうねぇ…。私はあまり苦労してないけれど、それでも可愛いと思えるわ。」へぇ、この方にも妹がいらっしゃるのか。
「特にメルランは元気が良すぎる部分があって…。姉妹で一番魔力が強いから私も手を焼いてますよ。」…今朝も。
「…お姉さんが優秀な指揮者で、妹達もきっと感謝してるわよ。」わぁ…。凄くいい顔で言われた。
帽子に手をかけながら「そうだと、いいのですが…。」何赤くなってるの…私。隠さなきゃ。
リリカ達の方を見ながら「妹のために頑張るのも悪くなくってよ?貴女もそう思うでしょう?」あ、『妹』ってそういう事ね。
「…ええ。毎日振り回されてますけど、凄く充実しています。」…この方にそこまで言わせるとは。リグルが落ちるのも無理ないわ。


ルナサより少し離れた場所。
「リリカ~、メルランって凄く楽しそうにライブするんだね。」同じく、躁のみを取り除く障壁で。
「まぁね。ライブ中もそうだけど、メル姉はライブ前のテンションも凄いんだよ。」姉と同じく障壁を張りながら。
「へぇ~。じゃあ今日も朝からテンション高かったの?」何気なく聞いてみた。
「そりゃ、すごかったよ。起きてくるなり私のハムエッグの目玉を割ってはしゃぐし、ルナサ姉のミルクに塩いれるし。」
「ひぇぇ…。塩にミルクってどんなテンションだよぉ。」私じゃ味を想像することができないよ。
「流石に『あの』ルナサ姉がキレたわよ。朝から珍しかったわ。連続でメル姉の頭をガッ!って叩いていたわよ。」
「うん、怒って正解だよ。食べ物は正確な味付け、香りつけをして食べなきゃ。食べ物は大地の恵だから敬意を払わなきゃ。」
「…ふーん♪それって、幽香さんの受け売りかなぁ♪」
「う、うん…。な、なんだよぉ…。ニヤニヤしてこっち見て!」
「幽香さん、素敵だよねぇ♪…なんていうかさ、立ち振る舞いが優雅?っていうのかなぁ。綺麗だし、凄くいい香りがするし。その気がなくても幽香さんに笑顔向けられたら赤くなっちゃうなぁ…。」
「……。」むむ…。
「で、いつ告白したの?正直に言ってみなよリグル。」
「もう!!幽香は姉みたいなものだよ!!」
「うんうん、姉の事好きになる気持ち、凄~く解るなぁ~♪私もお姉ちゃん達の事大好きだもん♪」さらっと言い切ったよ。筋金入りとは相手が悪かったね、私。
「ちょ…!!!!」もう、絶句しかできなかった。



「ゆっくりつれてきたよ!!!」「このお歌、しゅっごくげんきがでるよ!!!!」「おねえさんはもっと歌ってね!!!」
「ちーんぽちちんぽ!!!」「むきゅん!!」「ここはゆっくりせんようのかいじょうだよ!!!」
夥しいほどのゆっくりで埋め尽くされる会場。結界を操作し、館、音楽機材、メルラン、向日葵達には被害が出ないように配慮されている。
…幽香さんが隣で微笑んでいる。これが、遅れてくるであろう客か…。
「じゃあ、メルランの野外コンサートの始まりだよ♪皆も音楽に合わせてハッピーになろうね♪」
「ゆー♪」「むきゅーん♪」「ちんちーん♪」
地面を埋め尽くすほどのゆっくりが飛び跳ねる姿は、まるで地面が隆起しているようにみえた。
「ゆっくりたのしいね!!!」息をはぁはぁ言わせながら隣に居るゆれいむに話しかけるゆまりさ。
「はぁはぁ…なんだかいつもよりゆっくりできてるね!!!」予想以上のゆっくり指数に大はしゃぎのゆれいむ。

「―――――♪―――――♪♪」
「ゆ!」「ゆ!」「ゆ!」「ゆ!!」
曲が終わると、メルランはゆっくり息をついて、
「はぁ…♪はぁ…♪みんなぁ♪メルランのハッピーライブ、どうだった♪」
「ゆー!♪」「もっと!もっと!!」「もっときがせでー!!!♪」
会場全体からの怒涛のアンコール。躁の魔に取り付かれてせがむ。重度の『躁』音中毒。
「…あはぁ♪うれしいな♪アンコールは全て受けるのがめるぽなんだよぉ♪」ふたたび演奏ガッ開始される。
スポットライトの光を浴びて、一種の恍惚状態となるメルラン。歌う快感が、躁を与える快感が彼女を支配しきっていた。


「…ふふ。あんなに頑張っちゃって。貴女が可愛がるのも無理ないわね。」
「久しぶりのソロライブですから、あの子も嬉しいんですよ。せっかく頂いた機会ですから存分に発散させてあげないと。」

「わわわ…メルラン大丈夫なのかなぁ?息もあんなに切らせてるのに。」
「大丈夫だよ。久しぶりの一人舞台だからメル姉、凄く楽しいんだよ。」


…4度目のアンコールが会場を支配した時だった。
「…はぁ♪…はぁ♪みんなぁ♪もっともっともっともっとメルランの音を聞いて♪もっともっとハッピーになろ♪♪」メルランがスポットライトの中心で反り返った。BGMは止まらない。それどころかさっきよりも激しさを増したようで。

「…ゆぅ♪…ゆぅ♪れれれれいむぅ♪まりさとはっぴーになろ♪」先頭で観戦していたゆまりさが、突然隣のゆれいむに引っ付き発情しだした。全身から汗?を噴き出したゆまりさはあっさりとゆれいむで発散した。
「まままま、まりさ~♪ゆゆゆ♪はっぴー♪」恍惚の表情で受け入れるゆれいむ。母体としてはまだ若すぎる。おそらく子をなしたら死ぬであろう。
先頭のゆっくりを観戦し感染しだす他のゆっくり。
「ちちちーんぽ!!♪!」「わがるよー♪!!」ゆみょんがゆちぇんを叩き潰す。餡が飛び散り周囲のゆっくりに飛び散る。
飛び散った先には大ゆれいむと子ゆれいむ。「うまー♪これめっちゃうめぇ♪」「うま♪」「うま♪」飛び散った餡をなめ取り、たまたま足元にいた子ゆれいむを潰し「もっとたべようね♪」「ゆー♪」食った。
「ままままままま♪まりさぁぁぁ♪」「ああああありすぅぅぅ♪」一匹のゆまりさに群がるゆありす。いつもなら逃げるはずのゆまりさも恍惚の表情で受け入れる。
「んほぉぉぉぉ♪」一匹に数十匹も群がり底辺部のゆっくり達は圧力で圧死し、飛び散った餡が更に狂気を加速させた。


隣を見た。幽香さんが笑っていた。
優しい音と狂気の音が同居している。なんて不思議な共鳴なんだろう。

隣を見た。リグルが笑っていた。
色々な顔のリグルを見てきたけれど、こんな顔、初めてみた。…初めて?いや…この顔は、花の時に見たあの笑顔と同じだ。


「―――♪―――♪」
「ゆ♪」「ゆ♪」「ちん♪」
音楽に合わせて会場を支配する、殺戮と強姦。
「「「「おかあさん♪ゆっくりさせて~♪」」」」「ゆっくりして~♪」母体と思わしき親ゆまりさに大量の子まりさがひっつきだす。近親相姦。犯している子まりさの後ろから子ありすがひっつく。その後ろからまた別のがひっついてひっついてひっついてひっついて、親まりさにめり込みながら潰れて絶命する。
「はっぴー♪はっぴー♪ゆっくりまりさのなかにあかちゃんがかえってきたよ♪」めり込み、やぶれた皮から別の子ゆっくりが進入し中を食い「うめぇ♪おかあさんのなかめっちゃうめえ♪」「もっとーもっと♪まりさのこと食べて♪たべてゆっくりはっぴーになろ♪」その言葉と同時に犯していた子まりさも、それを犯していた子ありすも親まりさの中に入って内部から餡を貪った。別の子まりさと内部で共食いもした。
「んほぉぉぉぉぉ♪ゆっくりはっぴーぃぃぃ♪」親まりさはイキながら逝った。死に顔も恍惚としたものだった。その顔の皮の上で子まりさが子れいむや子ありすを犯し犯された。
「わかるよー♪ゆっくり潰すとゆっくりはっぴーになれるよー♪」その発言の後ゆちぇんは別のゆっくりに潰され絶命した。



「み、みんなぁ♪…ハッピーになれた♪?」次の演奏終了のメルランの声がする頃にはゆっくり会場からは音がしなかった。


パチパチパチ…。四つ、拍手が聞こえて来た。
「メルランちゃん。凄く良いライブだったわ。可愛らしくて素敵に満ちてて。」
「メルラン、凄く可愛かったよ。それに演奏も上手だったし。」
二人の影が歩み寄ってきた。遅れて見慣れた二人が。
「メル姉、お疲れ様。やっぱりメル姉にはかなわないや♪」
「…メルラン、前よりも上手になったね。嬉しいわ。」

褒められた。クライアント達にも姉さんにも妹にも。

「あはぁ…♪メルランも…ハッピーだよぉ…♪」そして気を失った。


まったく、魔力を使い果たすまで演奏するなんてハメをはずしすぎよ。

…でも、幽香さんのお誘いのお陰でまた可愛い妹の一面が見れたわ。

…ふふ、メルラン、私もハッピーだよ?


                                      おしまい。


~おまけ~

「リグル、あの笑顔、良かったわよ。」
「え?」
「もっともっと私の色に染めてあげるわ。」
「ひぇぇ…。今日はもう休もうよ…。掃除でつかれたよぉ。」
「じゃあ、『今回』は勘弁してあげるわ。」


                                  おまけもおしまい。



~あとがき~
花映塚に出てるキャラ全員好き過ぎて書いた。正直に言うと反省している。
でも、リグルきゅ…ちゃんって出てないんですよね。代わりにみすちーが出てるからいいか。

緑髪が好き過ぎて困ってます。八意先生しか治せないだろうなぁ。これは。
                              Y・Y

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最終更新:2008年09月14日 11:02
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