幽香×ゆっくり系10 ゆっくり植えていくね!

今回ネタで思いついたものを無理やり書いたので虐待成分は0です
そして東方キャラが少し壊れているので注意です
またSSというには少し短い気がするので小ネタ集に入るべきかも…
ただ小ネタ集にもSS並みに長いのやSSにも短いのがあって基準がわかりません、wiki編集者さまにお任せしたいと思います
では本編



風見幽香はゆっくりが嫌いである
ゆっくりが現れた当初、ゆっくりはただ「ゆっくりしていってね!!!」と叫ぶだけの存在だった
どうやって増えるのか、何を食べているのかわからないその饅頭を幽香は見かけた際になでてあげたこともある、昔は特に嫌いだったというわけではない
それがゆっくりが徐々に本質を表す…もしくはただ何かの影響を受けただけなのかもしれないが俗にいう「ゆっくりずむ」が現れ始めると同時に幽香はゆっくりを嫌うようになった
ゆっくりが草木や花を食べる、それはまだいい。幽香とてわがままな子供というわけではない、自然のサイクルに花が含まれ、食われていくことは理解できる
ゆっくりも自分たちが必要な分だけ食べる、冬ごもりなどに必要な分だけ持って帰るだけであればまだ微笑んで見守ることもできたかもしれない「自分のお家宣言」された時は叱ればいいし
だがこの生物(読み方は任せる)は他の花を食す動物が行わないことを行う。そう、無意味に花を殺す行為だ
必要なだけひまわりの茎を折り、茎、葉、花、種を食す
だがゆっくりは「しあわせ~」「おなかいっぱいのへぶんじょうた~い」とか言ったあと遊びと称して飽きるまで、最悪付近一帯の花を片っ端から茎を降り、根を引っこ抜いていくのだ
その光景を見て以来、幽香はゆっくりを嫌うようになった
今ではゆっくりを見かけるたびに蛍の妖怪と一緒に虐め殺すようになっている
いままで花を愛したゆっくりがいないわけではない、幽香を感心させるほどのガーデニング上手なゆっくりも過去にはいた
だが、それらのほぼすべてが悲劇的な結末を迎えている。花=食糧としか認識しようとしない糞饅頭にとって彼女らは食べ物を独り占めする悪いゆっくりでしかないのだ
ほとんどの場合ゆっくり達は彼女らが花を育てていたことを理解している、だが自分から育てようというものは皆無で、さらに育てていたことを知りながらも根こそぎかっさらっていくのだ
幽香はゆっくりを嫌い、見かけるたびにほぼ全員を殺し数匹だけ逃がすということを繰り返した
この花畑は怖いところということを全ゆっくりが理解すればここにゆっくりは来なくなる、そう考えたこともあった
だが結局ゆっくりはここにやってくる、ここは怖いところだと知っておきながらも「じぶんたちはつよいからだいじょうぶ」とか言いながらやってくるのだ

今日も幽香はひまわり畑を見回っていた、自分を慕う花の声に耳を傾けながらゆっくりと歩を進める、いつもの日課だった
そのときひまわり畑の端の方に二つの球体を見つけた、なんだろう?と思って近づく
それはゆっくりれいむとゆっくりまりさだった、れいむの方は頭から茎が生えている、その茎には5つほどのブルーベリーくらいの小さい実がなっている
そしてまりさは何かを口に入れて咀嚼しているようだった、れいむは「わくわく♪」とか言いながらその様子を眺めている
またこいつらは私のひまわりを食っているのだろうか?殺してやろうと右手に力加えようとする
その時まりさが口に入れていたものを吐き出した、それを見て幽香は右手にたまっていた妖気を飛散させてしまった
まりさが吐き出したものは一握りの土だった、まりさはなんどか周囲の土を口に含み、吐き出したあとれいむに言った
「ここのつちはおいしーよ!!ここにしようね!!」
「わかったよまりさ!!ゆっくりおねがいね!!」
れいむがまりさに茎を向ける、まりさはその茎をやさしく口に銜えると
「そぉい!!」
「ゆべっ!!」
一気にれいむの頭から引き抜いた、れいむは一瞬白目をむき死にそうな顔をしたがいまでは涙目になりながらも微笑んでいる
幽香はこの行動に目を疑った。蟷螂なんかは交尾したらメスがオスを食う、犬やハムスターなんかは精神的ストレスで自分の子供を食うことがある
だがこのゆっくりたちはとくにストレスを受けた様子も無く、それなのに親がまだ生まれても居ない子供を殺した?
わけがわからず混乱する幽香を尻目にまりさは抜いた茎をひまわり畑の近くの土に差し込む
するとどういうことだろうか?最初はブルーベリー程度の大きさだった実がどんどん大きくなってピンポン球サイズになって次々に落ちて行く
「おかーちゃん!ゆっくりちていっちぇね!!」
「ちていっちぇね!!」
「まりさ!れーむたちのこどもだよ!!」
「すっごくゆっくりしてるね!!」
「ひまわりさん!ありがとう!かってにひまわりさんのおつちさんでれいむたちのこどもをそだててごめんね!!」
「でもおかげでこんなにゆっくりしたまりさたちのこどもがうまれたよ!!」
「おわびといってはすくないけどこのくきをのこしていくね!!きっとかれてひりょうになるよ!!」
「じゃあね!ひまわりさん!ありがとう!!」
「ひまわちしゃんありがちょお!!」
「おかげでゆっちゅりできりゅよ!!」
れいむたちはしばらくひまわりにお礼を言った後親子仲良く帰っていった

幽香は動けなかった、ショックからまだ立ち直れずに居た。ゆっくりが花にお礼を言った? 土の味を調べ、花にお詫びとして肥料になる茎を残した?
そしてなによりゆっくりは植物だったのか?
幽香は土から栄養を取り、実を成長させ子孫を作る生物は植物しか知らない
もしあれが植物なら・・・フラワーマスターたる自分の支配下に置かなくてはいけない、そうでなくては植物を支配する私の沽券にかかわる
幽香はゆっくり立ち上がるとあのゆっくりを自分の支配下に置こうとしてゆっくり立ちの去った方向に向かい走り始めた



あとがき
今回は少し前にスレに出ていたネタを使ってみました
自分はどうやら虐待描写を書くのには向いていないようなので(じゃあこのスレでSSを書くなとか言われたらなにも反論できない)虐待成分無しで書いてみました
けっか幽香がSっ気のかけらも無く見方によってはアホの子に見えるようになってしまったことは反省
でも自分は幽香はSでも自分が強さを認めた相手と花を愛する相手にはとても優しい人(妖怪)だと思っています
続きは…本当に未定です、虐めスレとは少し路線が異なると思うので「もう書くなバカ」とか言われたら続きは書きません
もしこの続きを書きたい人が居れば書いてもらっても一向に構いません、むしろそっちのほうがいいSSになりそうだし・・・

さいごに 自分は幽リグが大好きです


では


8月22日 2237 セイン

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最終更新:2008年09月14日 11:33
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