ゆっくりいじめ系919 黒い黒い瞳一つ

黒くてまんまるな二つの瞳が僕を見ていた。

「おにいさん!きょうもいっしょにいっぱいゆっくりしていってね!」
黒い瞳をこちらに向けて、ゆっくりれいむは何やら嬉しそうに跳ねた。
「うん、そうだね
れいむは今日は何して遊びたい?」
僕はいつものようにしゃがみこんでれいむに何がしたいかを尋ねる。
「おそとでいっぱいはしりまわりたいよ!」
「そっか、それじゃ行こうか」
れいむはすぐに僕の質問に答えて
僕もそれを聞いてすぐに公園に向かって歩き始めた。
公園への近道にはお化けトンネルを通った。
大分昔に作られたらしく、ライトも古過ぎてきちんと中を照らせていなく
薄暗いし危ないので大人からは通らないように言われていたが
公園なんかへの近道なのでみんな結構気軽に使っていた。
れいむはここを通るたびに怖くないよと強がりながら僕にぴったりくっつきながら歩く。
僕もそれをみて少し怖い話をして脅かすと、ぷるぷる震えだして
トンネルから出た後にぷんぷんと怒り出すんだ。

こうしてれいむを飼い始めてから5年ほどになる。
とても小さい頃、両親に買ってもらった。
友達の少なかった僕は大喜びで、大事に大事にれいむを育てた。
れいむも僕に懐いて今では家族と同じくらい親密になっている。

れいむを通じてゆっくり好きの友達も増えた。
彼等と一緒にゆっくりを連れて遊ぶこともよくある。

でも一番多いのはれいむと二人きりで遊ぶことだ。
僕とれいむは本当に仲がよかった。



ある日のこと
その日は朝から曇り空で昼ごろからザアザアと雨が降り始めた。
傘を忘れていた僕は学校から家に帰る間にびしょ濡れになった。

玄関を開けランドセルを降ろそうと腕を抜きながら
玄関で僕を待っていたれいむに笑いかける。

「おにいさん!れいむをゆっくりたべてね!」

僕は玄関の取っ掛かりにかけようとしていたランドセルをドサリと落とした。

「は?何を言って…」
僕は意味がわからず聞き返そうとした。
「れいむをゆっくりたべてほしいよ!」
僕は絶句した。
そんな僕を前にしてれいむは黒い瞳をこちらからそらさずに話し続ける。
「れいむももういっぱいいきて、おにいさんにいっぱいゆっくりさせてもらったから
もうすぐてんごくにいくんだよ、じぶんのことだからわかるの
だからね、だいすきなおにいさんにたべられてゆっくりてんごくにいきたいんだよ」
「…!?ど、どういうことなのそれ!?
わけわかんないよ!なんだよそれ!なんなのさ!?」
「ゆっくりりかいしてね」
れいむの黒い瞳が優しく笑う。
取り乱して喘ぐ僕に諭すようにそう言うと
れいむは背中をむけて居間にあるゆっくり小屋へと向かっていった。

動悸が収まらない。
僕は階段を駆け上ると電気もつけずにベッドに飛び込んで頭から布団を被った。
ぜえぜえと息をしながら暗闇の中で混乱が収まるのを待ち続けた。
だけど暗闇がもたらしたのは混乱の収束ではなく眠りだった。

結局夕飯のときに母に起こされても起きずに
朝まで眠り続けていた。
寝ぼけながらゆっくり体を起こして、時計を見てもすぐには状況が理解できなかった。
母に色々と注意されながらも僕は慌てて準備をして学校へ行った。
珍しくれいむに朝の挨拶はしなかった。

そうだれいむだ。
昨日の事は夢だったのか
それとも現実だったのか
眠りを挟んで僕の中であの出来事は現実感を薄れさせながらも
まるで壁に根を張った蔦のように絡み付いていた。
授業もまるで頭に入らず休み時間もそのことを考えつづけて過ごした。
友達が心配そうに話しかけてきたが早退はしなかった。
帰ったられいむにあのことを聞かなくてはならないから。
あれは現実だと言われるのが怖かった。
れいむの黒くてまんまるな瞳で僕をまっすぐ見つめている姿が脳裏から離れなかった。


「うん、れいむはおにいさんにたべてほしいんだよ」
「……っ」
僕は歯噛みした。
ギリギリと奥歯がこすれる音がする。
きっと泣きそうな顔をしていたんだと思う。
「おにいさん、そんなかなしそうなかおしないでね」
れいむが僕にそう言ったのだから。

それにしてもそう言ったれいむの顔こそ悲しそうだった。
僕はそれを見て苦笑いを浮かべた。
「そりゃ、生き物なんだからいつか死ななくちゃならないのはわかるよ
でもさ、なんでよりによって大好きなれいむを食べなくちゃならないのさ?
どうしてそんなこというんだい?
そりゃ悲しい顔だってするよ」
そう漏らしてははは、と乾いた笑いをあげた。
れいむはそんな僕から目をそらさずに、ゆっくりと
多分僕が受け止めやすいように話してくれた。
「れいむは…ゆっくりはね、おまんじゅうなの
おまんじゅうはたべられるものだし、それがしあわせなんだよ
れいむはゆっくりにうまれて、これまでいっぱいゆっくりできてしあわせだったよ」
れいむは目を瞑った。
きっと、これまでゆっくりしたことを思い出しているのだろう。
そして目を開けてまた僕のことを見つめる。
「たくさんたくさんしあわせをみんなにもらったからもうおなかいっぱい
だからゆっくりとおねむするの
でもれいむはおまんじゅうだから
さいごにうめられるのも、やかれるのも、すてられるのも、ゆっくりできないからいや
さいごはね、だいすきなひとにゆっくりおいしくたべてもらいたいんだよ」

朝からずっと考え続けて、れいむを説得しようと千の言葉を用意してきたつもりだったのに
僕は何一つ反論することができなかった。

「……っ」
僕はまた階段を駆け上って自分の部屋に逃げ帰った。

その日はちゃんと夕飯を食べた。
母は僕が沈んでると言って何かあったのかと尋ねた。
僕は何もないと答えた。
れいむはいつものように幸せそうにご飯を食べていた。
そこに、死に向かうものの姿を僕は見出すことは出来なかった。



それから数日間、家でも学校でもずっと上の空だった。
どうすればいいのかわからなかった。
母や父や友達に相談する気にはとてもなれなかった。

そんな状態が続いた日のことだ。
昨日は雨だったのにその日はよく晴れてて蒸し暑くて仕方が無かった。
給食の時、大好物のプリンおかわりじゃんけんに参加しなかったり
ホームルームで野犬注意のプリントが配られたのを気付かず僕のところで止めてしまったりしても
もう取り立てて心配して話しかけるクラスメイトは居なかった。

その日は父も母も帰りが遅いと聞いていたので
僕は家に帰りたくなくて散々寄り道をした。
帰ろうと思った頃にはもう夕方も過ぎて暗くなり始めたころだった。

僕は、ぐちゃぐちゃした気持ちで鍵を出して家の玄関を開けた。
「ゆ!おにいさんおかえりなさい!ゆっくりしていってね!」
そう言って、いつものように「たべてね」と次の句を繋げるんだと思って僕は身構えた。
だが様子が違うことに気が付く。
れいむが自分のりぼんを口に咥えていた。
ゆっくりが自分の頭飾りを外すということは本当に滅多に無い。
命より頭飾りを大事にしているゆっくりだって多く、肌身離さず身に着けているのが常なのだ。
なのにれいむはりぼんを外して口に咥えている。
「おにいさん、このりぼんおにいさんにあげるね!」
僕は本当に訳が分からなくなった。

「それ、れいむの大事なりぼんじゃないか
貰える訳ないだろ」
何かを理解しかけて恐ろしくなって僕はすぐに返答した。
だがれいむはふるふると首を横に振り言う。
「れいむのだいじなだいじなりぼんだからおにいさんにもらってほしいんだよ」
また動悸が早くなる。
やめてくれ、その先を言わないでくれ。

「れいむがてんごくにいっても、このりぼんをれいむだとおもってだいじにしてほしいの」

僕の中で何かが弾けた。
「ふざけるなよッ!!」
僕はれいむのりぼんを口から奪い取ると壁に向かって投げつけた。
「ぁ…ど、どおじでぞんなごどずるのおおおおおおおおおおおおお!?」
れいむが悲鳴を上げ批難するようになみだ目で僕を睨み付ける。
黒い瞳が涙で濡れて、煌いた。
「なんなんだよなんなんだよなんなんだよ!
僕はれいむとずっと一緒に居たいんだよ!それなのにお前は勝手なことばっかり言いやがって!
なんなんだよ!どうして僕がそんなことしなくちゃいけないんだ!どうして僕がれいむを食べなくちゃいけないんだよぉ!!」

「おにいざんのばがあああ!わ゛がらずやあああ!」
泣き叫び、れいむは外へと飛び出していった。

れいむが出て行くと、僕は力なく玄関に膝を付いた。
拳を痛いほど握り締めて、床を叩く。
「なんで…なんでこうなったんだ…僕は…うぅうう…!」
涙が床にぽたぽたと落ちた。
そのまま泣き続けて、ふと顔をあげる。
僕は引き寄せられるように立ち上がると、壁の下に落ちているれいむのりぼんを取り上げた。
「形見…って奴かよ、はは」
それを手にとってみながら僕は乾いた笑いが漏れるのを止められなかった。
何を思ったのだろうか、何も思っていなかったのかもしれない。
僕はそれを裏返してみた。
そこには、ペンか何かでミミズがのたくったような汚い落書き
いや、落書きじゃない
これは文字だった。
僕はその汚い字を凝視して解読し始めた。
「い…ままで…はは、ほんとに汚いな
これ字のつもりなの?」
無駄口を叩きながら読み続ける。
「あ…りが…とね…おにい、さん
ずっと…ゆっくりして…い…ってね…!」
りぼんに書かれた字の上に、涙がぽたりと落ちて、りぼんに滲み込んでいった。
「うああ…うぁあああ…!」
僕はその場に崩れ落ちてそのりぼんを抱きしめた。
脳裏をれいむとの思い出が走馬灯のように駆け巡っていった。
本当に、楽しいことばかりだった。
れいむは僕がれいむにする以上に、僕をゆっくりさせてくれていたんだ。
「うううううう…!ごめんよ、ごめんよれいむ…!」
だから、最後は僕がれいむにとって一番ゆっくりできる方法で
そう、れいむを食べてあげなくちゃならないんだ。

「れいむ!!」

僕はランドセルを放ったまま、玄関から飛び出した。

「れいむ…れいむ…!」
息を切らしながらも必死に僕は走った。
行く場所は、大体予想が付く。
きっとあの公園だ。
そうだ、あの公園へ行くならお化けトンネルが近道だ。
走る。走る。走る。
れいむ、れいむ。

「れいむ!どこだれいむ!!」
僕は公園へたどり着くなり大声でれいむに呼びかけた。
「お゛に゛い゛ざあああああああああああああああああああん!!!!」

れいむの声に僕は振り向いた。
そこにはきっと泣きながら僕を待っているれいむが居るはずだから。

「れいっ……!?」
絶句。
僕の予想は外れては居なかった。
ただ、一つ予想していないことが起こった。
れいむは泣きながら、僕を待っていたのだ。
野犬に頭を咥えられながら。

どうしてこんなところに野犬が居るのか。
ああそういえばプリントで言ってたなと思い出す。
犬にゆっくりの餡子を食べさせて餌付けしてる奴がこの辺りに居るって。
糞野郎、地獄に落ちろ。
僕は普段使ったことも無い言葉でそいつを罵った。
「いやああああああ!れいむはおにいざんにだべだでぶどおおおおおお!!
いぬざんはなぢで!はなぢでええええええええ!!!」
れいむが必死の形相で助けを求めていた。
黒い瞳が乞うように僕を見つめていた。
「れいむ!今助けるから!」
僕はそこらに落ちていた木の枝を拾うとそれを振り上げて野犬に向かって走った。
間合いに入る。
振り上げる。
後は振り下ろすだけ。

その時、僕の体を何かが横に薙いだ。
「グァアアアアアルゥウウウウウウウウウ!!」
「ひいい!?」

別の犬が一匹、飛び出して僕の体に体当たりしたんだ。
噛み付かれなかったのは幸運だったんだろう。
だって噛み付かれたらこんなんじゃ済まない。

そう、噛み付かれたらあんなふうに中身が圧迫されて目が飛び出しそうになってるじゃないか。
「やべでええええ!!おにいざんにひどいごどぢなあああああ!!!」
既にれいむは痙攣を始めている。
飛び出してきた犬は僕を睨み付けながられいむともう一匹の野犬の傍に立った。
夫婦なのか?良く見るとれいむに噛み付いてる方の野犬は少しおなかが大きかった。

大人は何をしているんだ。
こんな危険な野犬がいるんなら見回りの一つもしておくものだろう。
悪態を付こうとして僕は気付く。
辺りはすっかり夜。
こんな夜に公園で遊ぶ子どもなんて居るわけが無いんだからそりゃ見回りなんて要らないだろう。
人通りだって少ない。
助けは、来ない。

「あ…あ…」
僕は尻餅をついて後ずさった。

れいむの悲鳴だけが夜の公園に響き渡る。
「い゛だいいいいいいいい!!お゛にいざん!お゛にいざん!!
ああああああ!!れ゛いむ゛はお゛にいざんにだべらでだいのに!
お゛にいざんだべで!!れ゛いむ゛をだべでよおおお!!
あ゛あ゛あ゛ああゆ゛っぐぢい!お゛にっざんどゆっぐ」
そこまで言って、何かがパン、と弾ける音がした。
僕はその瞬間何かが目にかかって何も見えなかった。
その何も見えない瞬間だけは僕は何故か安心した。

視界が回復する。
僕はれいむから目をそむけようと下を向き、ソレと目が合ってしまった。
「あ…」
それは、丸い丸い球体だった。
真ん中に大きく黒い丸が描かれているが、白い部分はそれ以上に大きい。
僕はそれがれいむの眼球だと気付くのに数瞬の時間をかけた。
「あ…あ…」
野犬が居た方からはもうれいむの声は聞こえない。
ぐちゃぐちゃと何かを咀嚼する音だけが聞こえた。
僕はそちらを向かずに、いや向けなかった。
僕はその黒い眼球から目をそらすことはできなかった。
頭の後ろを噛まれて、後ろの餡子が圧迫されてそれで目玉が飛び出してしまったのだろう。
さっきのパン、という音はその音だ。

僕はずっとその瞳と見詰め合っていた。
れいむの瞳が、恨みがましく何もできなかった僕を瞳に写していた。

「どうしてれいむをたべてくれなかったの?」

僕は確かにその声を聞いた。
重く、圧し掛かるようなその声は確かにれいむの声だった。

「うわああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ」
絶叫。
僕は走った。

無我夢中でその場から逃げる。
走って走って走って走って。
それでも脳裏からあの瞳、眼球が消えない。
幻覚だ幻覚だ幻覚だ。
言い聞かせる。
僕は走る。


気が付くと僕はお化けトンネルの中に居た。
だからといってやることは変わらない。
僕は走る。
走る。

ふと、目の前にギラギラとした丸い大きな何かが迫ってきているのに気付く。
丸い、瞳だ。
あの瞳がトンネルの暗闇を飲み込んでいく。
あの瞳が、どんどん大きくなって僕に迫る。
迫る。
迫る。
「ああああああああああああああああああああああああああああああ」
さっきからずっと叫び続けていたのか
それともまた叫びだしたのか
僕にはわからない。

あの瞳が僕の視界を埋め尽くした時、僕の意識は途絶えた。
その瞬間、世界が暗転する。
僕はこの上ない安堵を覚えた。





「…――!…――!」
誰かが傍で何かを叫んでいる。
多分僕の名前だ。
「…?かあ、さん…ここ…は?」
「病院だよ、お前お化けトンネルでバイクに轢かれてここに運ばれたんだよ」
母の傍に居た父が答える。
「よかった…よかったぁ…!」
母が僕に抱きついて涙を流していた。
「……」
僕が対応に困っていると、はっとしたように母が顔を上げて
今さっきとは打って変わって怒り出した。
「あんたね!あのトンネルは危ないから使うなって学校からも言われてたでしょ!?」
それを見て父がなだめるように言う。
「まあ大事が無かったからいいじゃないか
こいつがゆっくりのことで困惑してるらしいのを放っておいた私達にも責任はあるしな
といっても父さんはさっき母さんから聞いたんだが」
「それは…!私はこういうことは自分でじっくりと向き合っていくことだと思ってたからあえて…!」
「いやそれも正しいのはわかってるし母さんを責めてる訳じゃ…」
二人が口論を始めたのを尻目に僕は二人とも知って居たのか、と思った。

「あ、そうだ
お前が色々悩んでいたのを聞いて父さんなりに考えたんだが…」
口論が一段落着いて、父が話を切り出してきた。

「これ、こいつを前のれいむだと思って飼って見ないか?」
そう言って、父はゆっくりれいむを取り出した。
黒い黒い瞳の、ゆっくりれいむ。
僕は
息を
呑んだ。
「きっとお前が沈みっぱなしなのを天国のゆっくりも喜ばないだろうからな
入院中の暇つぶし相手にもなるだろうし
個室だから暴れなければ置いてくれても良いって病院側も言ってくれたんだ
それじゃあ父さん達は下で少し話でもしてるから何かあったら呼んでくれ」

そう言って、父と母は病室を出た。
「ゆっくりしていってね!」
れいむは黒い黒い瞳で僕を見つめておなじみの挨拶を繰り出す。
動悸が早くなる。
あの瞳と同じ黒い黒いまんまるな瞳だ。


僕は、返事がないことにきょとん、としているれいむを見つめた。

その黒いまん丸な瞳の周りにはそれよりずっと大きい白い部分があるのを僕は知っている。

動悸がどこまでも早まっていく。

僕は親指で瞳に触れた。
反射なのか、思わず仰け反られて僕はそれを追って指を突き出す。
しっかり指が瞳に触れた。
まぶたが指を排除しようと瞳に蓋をしようとするが、指は退けられない。
動悸が早くなり、不安感が限界にまで膨れ上がる。
親指に力を入れて
爪を立てて
抉りこむ。

ぐちゃり、と潰れる音と感触。

暗転。
僕は安堵してベッドに寝転んだ。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2008年09月27日 14:57
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。