その他 地球に優しい(笑)ありす

※俺理論・俺設定満載。突っ込みどころも満載。
※虐待分薄いです。
※最近ありすへの風当たりが強いので、ここはひとつありす種の長所をアピールしてみることにしました。









「んほぉぉぉぉ!! まりさまりさまりさぁぁぁあああ!!」
「や゛め゛て゛え゛ええぇぇ!!! す゛っき゛りじだくないぃぃぃぃ!!」
「つんでれまりさかわいいよぉぉぉぉほぉぉぉおおん!!」

「おがあちゃぁぁぁぁ!!! だずげでぇぇ!!」
「ろりれいむらいすきぃぃぃ!!! ありすのとかいはなあいをうけとってぇぇぇ!!」
「れ゛い゛ふ゛のかわいいあか゛ちゃんがああぁああぁ!!」

「こどもたちだけはゆるし゛てぇええ!!」
「わ゛か゛らないよぉぉぉ゛」
「み゛ょおおおん!!」

今日も今日とてありすはありすである。
広大な平原のあらゆるところでありすによる蹂躙が行なわれていた。

「こっちこないでぇぇぇぇえ!!!」
「まりさこいしやほ~やれほ~とりもけものもみなにげろ~」

いったいどこで覚えたのか、歌いながら好みのまりさを追い掛け回しているありすもいる。
ちなみに歌の内容とは裏腹に、この大平原にゆっくり以外の動物はいない。

大人子供の区別無く、
れいむを、まりさを、ぱちゅりーを、ちぇんを、みょんを、てんこを、らんしゃまを、
ゆかりんを、めいりんを、ちるのを、れみりゃを、ゆふらんを、
この平原に暮らすありとあらゆるゆっくりに襲い掛かっていくありすの群れ。
ありすは平原をぐるりと包囲するように現れたので、一匹たりとも逃げ出すことが出来ない。
ゆっくり主観でなくとも広大なこの平原であったが、ありすの群れは途方も無く巨大だった。
複数の発情ありす集団同士で合流を繰り返しここまで大きくなったのであろう。

時間が経つにつれ、朽ち果て、黒ずんだ死体がかなり目立ってきた。
成体ゆっくりならば数本の茎が生えている。未成熟ならばただ物言わぬ黒い物体になるだけ。
しかしそんな物体相手にもありすはまだのしかかり体を揺らしている。

悪夢はいっこうに終わる気配を見せなかった…。


平原を一望できる崖の上に、二人の人間がいた。
大規模なありす種の群れを確認し、あとを付けてきたのだ。
「おーおーやってるやってる。相変わらず救いようの無い生き物ですね、ありすは」
その光景を眺めつつ片方が言う。

「ねえ教授、なんでありすなんて生き物がこの世にいるんでしょうね」

ゆっくりは下等生物の中の下等生物である。
自分勝手でわがまま、甘くすると調子に乗って付け上がり、恩は仇で返すのが当たり前。
繁殖力だけは強いがその他は全て最低。野生に生きる動物の最低限のルールも知らないゴミくず。
そしてそんなゆっくりの中でも最底辺の存在がこのありすだ。
理由? それは目の前のこの光景が全て。
無理やり子供を作らせるまでなら種の保存のためと考えてもいいが、
子を作れない未成熟な個体まで襲うのはどう考えても種族にとってマイナスである。
あまつさえ、たった今の行為の結果生まれた我が子でさえ見境無く襲って殺してしまうのだ。
ゲスなゆっくりといえばまりさが有名で、自分自身何度か苛立ちのあまり捕獲監禁拷問惨殺してしまった。
だが、それも自分の命を最優先するという生物としての大原則に忠実な結果。
しかるにありす種のこの醜い暴走はなんなのだろうか。
ここのゆっくり達は人間に迷惑をかけることも無く平和に暮らしていたのに
ありす種のゆがんだ欲望のせいで全てがぶち壊しになってしまった。
ありすはゆっくり種にとってひとつもプラスではない。
ありすはゆっくりのなかでも汚物中の汚物。
死ね、死んでしまえ。
いやむしろ殺す。
ありす・即・斬。
それが
昔からの
決まりなんだぁーっ!(ガシャーン)
ハァハァ

以上が学生の主張である。
身振り手振りを交えた大熱弁だったが聴衆の反応は存外に薄い。

「いい機会だからありす種について教えておきましょう。
 ありすはゆっくりのクズではありません。
 むしろあらゆるゆっくりの中でもっとも有益な存在なのです。」

教授と呼ばれた人物は平原のほうに目をやってから話し始めた。



           -教授の講義始まり-

 まずはこの大平原を見なさい。何か気付くことはありませんか?
 そう、実はこの平原、自生する植物が著しく減少しているのです。
 ここからでも茶色い地肌が見えますね。
 本来なら、見渡す限り緑に包まれているはず。
 実際、以前のこの場所はそうでした。
 原因は何か。
 言わなくても分かるでしょう。
 ゆっくりです。
 先ほどいみじくもあなたが言ったとおり、ゆっくりは下等生物の中の下等生物。
 いや、ただ消費するだけで何ら自然への還元をしない分、
 微生物より価値が無い存在と言えます。
 ここのゆっくりは迷惑をかけず平和に暮らしていた、とあなたは言っていましたが
 この大平原の生態系はゆっくりの無計画な消費によって破壊されたのです。
 先ほどからゆっくり以外の動物が見当たらないのはそのため。
 要するにこの平原はゆっくりのせいで死を迎えつつあったわけです。

  「「すっきりー! す、す、す、すっきりぃぃぃー!!」」

 そんなところにありすの集団がやってきたというわけです。
 もう分かりましたね?
 ありすは増えすぎて自然を破壊し始めたゆっくりを駆除してくれる、
 とても有益な存在なのです。

 ん? だったら別にゆゆこでもよかったんじゃないか?
 もっともな疑問ですが、まさにそこがありす種の利点なのです。
 確かにゆゆこによる捕食のほうがいちいち「すっきりー!!」しなくていい分、
 手っ取り早いと言えます。
 しかし「すっきりー!!」による駆除には利点があるのです。

 繁殖に耐えることが出来なかったゆっくりは黒く朽ち果てて死にます。
 いま私達の目の前に山ほどありますね。
 これは、非常に良質な肥料になるのです。
 餡子がそのままでは肥料にならないのは知っているでしょう。
 ですからただゆっくりを潰しただけでは土地は回復しません。

 繁殖時に頭部から生える“茎”は、饅頭であるゆっくり本体とは違い、
 ほぼ植物といって言い組成をしています。
 そして赤ゆっくりの最初の食事となることからも分かるように、滋養に富んでいます。
 実はゆっくりが朽ち果て、黒化するメカニズムとは、
 体内で過剰な子種にあわせた本数の“茎”を無理に作ろうとして、全身が“茎”化してしまうことなのです。
 ありすによって駆除されたゆっくりは、饅頭から肥料へと変わり、土地の回復を促進することになります。
 全てを食らい尽くすゆゆこならこう上手くはいきませんね。

 また、ゆゆことは違って死んだゆっくりの飾りも後に残ることになります。
 ゆっくりの怨念と死臭に満ちた飾りが。
 死臭は、飾りが土に還るとともに地縛霊のように土地そのものに染み付き、
 辺り一帯、絶対にゆっくりが住めないようになるのです。
 これでもう二度と土地がゆっくりに荒らされることはありません。
 死臭はゆっくり以外には全く問題となりませんので、他の動植物はすぐに戻ってくることでしょう。

 もうひとつ、発情ありすの集団は放浪を続ける過程で、
 その体の表面に様々な植物の種子を付着させていきます。
 これが交配の際に体の表面から分泌される粘液とともに地面に蒔かれ、
 結果としてその土地の植物が既に死滅していた場合でも短期間での回復が可能となるのです。
 粘液はもちろん適度な水分を含んでおり、植物の育成に役立ちます。
 どこまでも都合のいいように出来ていますね。

           -教授の講義終わり- 


「そ、そうだったのか…。今までありすのことを便器に吐き出されたタンカスぐらいにしか考えていなかったけど、
 ありすはむしろ自然の味方だったのか」

「わりと頭の悪い表現だけど概ねその通り。
 “とかいは”とか意味不明なこと言い出すのも、変にプライドが高いのも、
 他種から孤立し同種だけの集団をつくることで暴走状態を引き起こしやすくするためと考えていいでしょう。」

「すごい…。ありす種の進化には明らかに何らかの知性体による作為を感じる…。
 具体的に言うとスパゲッティーに目玉を乗せたようなやつ」

「そう、ありすはゆっくりにとっては有害だけど他にとってはまさに救世主。
 ゆっくりという存在自体が害悪な以上、敵の敵は味方ってことね」


トランス状態のありすたちによる蹂躙はなおも続いている。
しかしもうこの地のゆっくりはほぼ全滅状態。
無傷のゆっくりなど居らず、生き残ったとしてもダメージにより早晩死ぬであろう。



「「んほおおおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおぉぉおぉ!!」」



「あれも世のため人のためになるんですねぇ。
 金もらったって見たくないような光景ですが、そう思うと何か許せそうな気がしますよ」

「ええ、そうね。ゆっくりは害獣、それを駆逐するありすは確かに益獣。善き存在です」

「けどね…」

「私は…」

「この私は…」

「きょ、教授…?」

「善いも悪いも関係なく…」







「ゆっくりがゆっくりしているのがあぁぁぁぁ!!!
 許せんのじゃぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!
 クソ饅頭どもがああああ嗚呼嗚呼ああ!!
 何が都会派だぁああぁあああぁあああぁ!!
 調子のってんじゃねぇえぇぇえぇええぇ!!
 てめえらウザいんだよぉぉぉおおおおおお!!
 てめえらキモいんだよぉぉぉおおおおおおお!!!
 てめえらむかつくんだよぉぉおおおおおおお!!!!
 ア゛ア゛ア゛ア゛アアア゛アァ゛ァ゛ァ゛ーーー!!!!
 お前ら全員みな殺ォォォォォォ死だァァァーー!!!!!!」

言うが早いが突然教授は服を破り捨てトランクス一丁に!!
「オオオオオォォォォァァアアアーーー!!」
雄叫びとともに教授は崖を猛スピードで駆け降りていった!!
突き出したこぶしにありすたち全てが吸い寄せられていく!!
そう、教授の左は重力属性なのだ!!

「「ゆっ!? おそらをとんでるみたああああぁああ゛ぁ゛あ゛ああ! 
  づっっっづぶれる゛うううう!! ごんなのどがいはじゃばいいいいいいいい!!!!!」」

幾百幾千いたありすも超圧縮されいまや半径2mほどの球状になってしまった!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
そして咆哮に応えるかのように教授の右手が輝きだす!!

「おととい来やがれぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!」
伝説の右炸裂!! ありすの首180°回転!! と思ったが首なんてないので普通に死亡!余波で消滅!!

「「ゆ゛っぐがばあ゛ああがあばあばあばばばあばばぐばがぁあっ!! どぅがい゛ばっ!!」」

(うわ、ミンチより酷いどころか跡形もねえや)
(あぁ、今さっきありすは大事だって自分で言ってたのに)
(でも、なんか凄くスッとした。やっぱり教授はサイコーだぜ!)

こうしてうんこみたいなのは消え去り幻想郷は平和になった。
教授はその後もゆっくりを虐殺しつつ幸せに暮らしたそうな。


        めでたしめでたし









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元々書きたかったのは前半。
けどありすが好き放題しといてやり逃げするのも腹が立つので。
正直スマンかった。
初めての経験ですがSSを書くのって難しいものですね。


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最終更新:2008年10月07日 19:02
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