ゆっくりいじめ系1084 ゆっくり実験01

 ゆっくり実験・まりさ解体


 やあ。僕は人里に住む普通のお兄さん。
 最近、僕のまわりの連中が、ゆっくりゆっくりとうるさいので、僕もゆっくりに興味を持った。
 ちょっと実験してみることにした。

「ゆっくりしていってね!!! ゆっくりしていってね!!!」
 テーブルの上で叫んでいるのは、金髪で黒帽子のゆっくり。
 ゆっくりまりさというやつだろう。
 大きさは逆さにした洗面器ぐらい。
 森の奥のほうで見つけて、お菓子をエサに交渉した。
 独身(っていうの?)だったせいか、簡単に箱に入ってくれた。
 うちに連れてきてから、約束どおりお菓子をやって布団で寝かせたため、元気まんまんだ。
 今日は三日目。すっかりなついてくれたので、そろそろ実験することにする。
 僕はテーブルの前に立って、まりさを見下ろした。
「ゆっくりしていってね!!!」
 さっきまで毛づくろいをしてやっていたので、とても上機嫌だ。
 リズミカルにゆらゆらと体を左右に揺らし、それにあわせて歌うようにあいさつしている。
「ゆっくり! ゆっくりしていってね!!!」
「うん、ゆっくりしているよ。まりさもゆっくりしてる?」
「ゆっくり、ゆっくり!」
 勝ち誇った顔でぴょん、ぴょんと軽く跳ねた。
 ああ、ほんとにゆっくりという言葉が好きなんだなあ。
 無邪気でかわいらしいけれど……無防備すぎる気もするなあ。
 こんな生き物を今から**してしまうなんて、なんだか悪い気がする……いや、実際悪いことなんだな。
 でもまあ、誰も止める人はいないから……やってしまうか。
「まりさ、ちょっと向こうを向いてくれる?」
「ゆ! ゆっくりむこうをむくよ!」
 ぺったりテーブルに接した面を、むにむにと動かして、まりさは背を向けた。
 僕の前にそびえる、ペットボトルぐらいの高さの黒帽子。
「お帽子取るよー」
「ゆ? おぼうしとるの?」
 きょろきょろ振り向いて、まりさは不安そうに言った。
「おぼうし、だいじだよ! とらないでね!」
「だいじょうぶ、すぐ返してあげるから」
「ゆー、それならいいよ! でもゆっくりしないでかえしてね!」
 帽子を取ってからかうのは、この三日で一番楽しい遊びだった。
 しかし、それもいまは割愛。
 帽子を取ってまりさの見えるところに置いてやってから、僕はまりさのお尻、っていうか後頭部を、軽く持ち上げた。
「いくよー」
「ゆ?」
 ぐさっ。
 後頭部の一番下。底との境目の部分に、僕は素早く果物ナイフを突き刺した。
 もちもちした皮の手ごたえがした。ああ、ほんとに饅頭だ。
「ゆぎゃああああ!?」
 まりさは金切り声を上げて飛び上がった。凄まじい声で、刺した僕のほうがビクッとした。
 でも、無理もない。人間だっていきなり刺されたら悲鳴を上げるだろう。
「おにいざん、なに? なにじでるの!?」
「動かないでっ」
 悪いと思いつつ、振り向こうとしたまりさを、片手でぎゅっと押さえつけた。
 そのまま、サクサクとナイフを横へ滑らせて、まりさの底を切り取っていく。
「いだああぁぁ! いだいいだい、まりさちぎれちゃうよおお!
 やめてねおにいさんやめでね! やめで、やめないどまりざおごるよ!」
 サクサクサク。四分の一回った。ほころびた裂け目から、ねろっと餡子が漏れ始める。
 餡子が漏れたら失敗だ。僕はあわてて、押さえる手の力を調節した。
 まりさは水揚げされた魚みたいに、猛烈にびたびたと暴れる。僕の手がぐいぐいと持ち上げられる。
「やめてっでいってるでしょおおお!!?
 どうじてやめでくれないのおおお!!?
 まりざっ、まりざちぎれぢゃうってばあああ!!!」
 サクサクサク。あごの下まで来た。やりにくい。僕はテーブルをぐるっと回ってまりさの正面に来た。
 カッと見開いた目に涙を溜めて、信じられない、という顔でまりさが必死に訴える。
「おにいざん、まりざだよお!? なかよしのまりさだよ!!!
 まりざがしんじゃってもいいの!!?」
「頼むからおとなしくしてよ、餡子出ちゃうよ」
 僕が言うと、顎の下に目をやって、まりさは凍りついた。わなわなと震えだす。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! あんこでてるあんこでてるあんごででるうう!
 あんこっ、あんこでたら、まりさしんじゃうんだよおお!!
 だめっ、だめだってばああ、やめでねえええ?」
 サクサクサク。顎の下を過ぎて、四分の三まで来た。まりさは餡子が出るのが怖いのか、もう動こうとしない。
 僕は、まりさの叫びに、なんだかドキドキし始めていた。
 こんな凄まじい悲鳴を聞いたのは初めてだ。こんな無力な悲鳴を聞いたのも。
 メチャクチャにしてやりたい気分がすごく高まって、ちょっとアレな話だけど、ズボンの中が硬くなってきた。
「あ゛あ゛あ゛っ、あ゛あ゛あ゛あ゛っ」
 なすすべもなくうめくまりさの前で、サクサクサクとナイフを動かし、出発点へ向かった。
 サクッ。
 到着。
 まりさの底を、切り離した。
「ふう……」
 僕は手を離し、ナイフを置いて、額の汗をぬぐった。まりさは「あ゛」の形に口をガッと開いたまま、ひくひく痙攣している。
「まりさ、まだ歩ける?」
 呼びかけへの返事なのか、それとも単に逃げようとしたのかわからないけど、まりさは体の左側をグイッと動かそうとした。
 その途端、ムリッと餡子がこぼれそうになり、まりさはビクッと動きを止めた。
「動ける、っていうか、試すことはできるんだな」
「あ゛あ゛あ゛……」
「ごめんよ、どうしても確かめたかったもんだから」
「あ゛あ゛……おにーざん、ひどいよ……」
 涙をだくだくたらすまりさの後ろへ回って、今度はお尻の下端、っていうか皮の「すそ」に両手を差し込んだ。
「ゆ゛っ?」
 めりめりめりめり。
 僕は、まりさの金髪に覆われた後頭部の皮を持ち上げた。
 ちょっとした毛布ぐらいの厚みのあるもちもちした皮が、めくれていく。
「ゆぎゃあああああ!!!
 やめでやめでやめでやめでやめで!!!
 まりざまりざまりざっ、めくれっ! めぐれぢゃううう!!!」
 痛みと恐怖のあまりパニックに陥ったのだろう。
 まりさは絶叫するとともに、ずりずりと前へ進もうとした。
 ところが、底の部分は完全に切り離されているものだから、進まない。
 ただ上部の皮と、中身の餡子だけが、前へ進もうとする。
「あっ、こら、だめだよ!」
 そのままだとベチャッと崩れてしまいそうだったので、僕はあわてて片手をまりさの顔にかぶせた。
 顎の下をつかみ、そちらの皮もめくりあげる。
 めりめりめり、めりりっ。
「ゆびゃああああああ!! いだいめぐれらぎゃばわがが」
 メチャクチャに動きながら混乱した叫びを発している、口のところまで、皮がめくれた。
 さあ、ここからが見所だ。
 メリメリッ!
 口の上、鼻のところまで(ゆっくりに鼻はないっぽいけれど)、皮をむいた。
 どうなるだろう? まだ動くかな?
 子供のように胸がわくわくして、ズボンの中が痛いほど突っ張った。ああ、これは夜使えるかも。
「……ぁ…… ……」
 餡子から剥がされても、数秒の間は口がぱくぱく動いた。
 だが、じきに静かになった。
 ということは――
 皮は本体じゃない、のかな。
 僕は慎重に、前後左右からまりさの皮をめくりあげていった。
 半分ぐらいの高さまでめくりあげると、スポッという感じで手ごたえがなくなった。
「あっ……」
 まりさが剥けちゃった。
 ヘルメットのような形のもちもちした分厚い皮が、僕の手の中にあった。
 テーブルを見下ろすと、お椀を伏せた形の餡子の小山があった。
 まりさの、中身だ。
 僕はまりさの「頭皮」を、そうっとテーブルに置いた。
 中身のない頭皮は、柔らかな帽子みたいに、少し型崩れしたものの、自立した。
 僕はまず、そちらと対面してみた。
『皮だけまりさ』はデスマスクのようだった。瞳孔はなくなり、目玉は全体的に黒ずんでしまっている。どっちを向いているのかわからない。
 口からはダラリと舌が出ている。その奥は貫通して内側が見える。
 ぽっかりと開いた、ただの穴だ。
「まりさ、まりさ?」
 返事はない。ぐてっ、と傾いたまま、ピクリとも動かない。
 どうやらやっぱり、皮はまりさの本体じゃないらしい。
 では、中身だ。
 僕は餡子の小山の正面に回ってみた。
『皮なしまりさ』は、黒赤紫色の、てらてらしっとりした小山だ。
 二つの小さなくぼみと、ひとつの大きなくぼみがある。眼窩と、口腔だろう。
 声をかけてみた。
「まりさ、まりさ」
 返事はない。ピクリとも動かない。
 餡子なんだから当然だって? でもこいつは、ついさっきまで話をしたり、跳ねたりしていたんだ。
 この餡子に力を蓄え、この餡子でものを考え、この餡子で痛みや喜びを感じていたはずなんだ。
 僕は人差し指で、餡子に触れてみた。
 つんっ。
 動かない。ピクリともしない。
 少しすくって舐めてみた。
 ぺろっ……。
 ほんのりした甘味。だが、やはり反応はない。
 でも、人間の脳みそだって、動かないし反応なんかしないはずだ。
 ひょっとしたら、このひと盛りの餡子の中で、苦痛と絶望の感覚が荒れ狂っているのかもしれない。
 目玉を引き抜かれ、皮をすべて剥がれ、敏感な内臓を直接空気にさらされて、言語に絶する苦痛に悶えているのかもしれない。
 ……。
 僕はたまらなくなった。股間の勃起がうずいている。心臓の鼓動が耳に聞こえるほどだ。
 この餡にペニスを突っ込んで、思い切り射精してやりたくなった。
 熱い粘液の濁流をどくどくと打ち込んで、もそもそした餡の内部を突き崩してやりたい。
 砂場の小山に、ホースの水流を叩きつけるように。
「……ふー……」
 だが、ぼくは大きく深呼吸して、自分を抑えた。
 まだそんなことをするほど理性が飛んではいなかった。
 ただ、代わりに別のことをすることにした。
 指を伸ばして、あんこに刺す。
 ずぷ……。
 抵抗はなく、指はもぐりこんだ。室温と同じ、ひんやりしたペースト。
 動いたり、叫んだりはしない。脳と同じように。
 ずぷ。ずぷ。ずぷ。
 指先をグリグリ動かして、こねてみた。
 ずちゅずちゅずちゅずちゅ。
 だんだん激しく、バイオレンスに、こねてみた。
 ぐちゅう! ぐちゅう! ぐぶぶぶちゅう!
 最後は拳でつかんで、握り締めた。指の間から、ねろねろと餡が漏れた。
 ふと、僕はあることを思い出した。
 ゆっくりは、苦痛を受ければ受けるほど、ある変化が生じるという。
 もし、この餡子が、脳のように本当に生きているのならば――。
 僕は、ぺろっと指を舐めた。
<<ぞわぁぁぁぁぁ……っ>>
「……!!」
 息が止まった。濃厚な甘味が襲ってきた。舌にしみこみ、根元までトロトロに溶かしてしまうほどの、恐ろしく濃厚な甘味だった。
 さっきは、砂糖の味がするかしないかぐらいの、薄味だったのに。
 やはり、こいつは。
 僕は、指で攪拌されてグチャグチャになってしまった餡を、じっと見つめた。
 その塊に、輝くような笑顔を浮かべて跳ねていたまりさの姿が、ダブッて見えた。
「……っ」
 僕はたまらず、手についた餡子を振り捨てると、トイレへ走った。
 ガチガチになっていたので、三分もかからなかった。

 僕は餡子を小山の形に丁寧に盛り付けなおした。
 それから、前後を慎重にあわせながら、『皮だけまりさ』をかぶせていった。
 最初に頭頂部分がペタッと接触し、残りの皮がスポリとかぶさった。
 その状態で、いったん正面から呼びかけてみた。
「まりさ、まりさ」
 返事はなかった。目は真っ黒なまま、舌も肉片みたいにだらりと垂れたままだ。
 死んでしまったんだろうか? ――普通に考えれば、まあそうだろう。
 皮を剥いで中身をかき回されても生きている動物なんて、いるわけがない。
 でも僕は、わずかな希望を持っていた。
 ゆっくりなら。
 ゆっくりなら、きっと……。
 僕は気を取り直し、底面の接着に取り掛かった。
 垂れ下がった頭皮の「裾」を、水で濡らして底皮と揉み合わせていく。
 それだけでは心もとない気がしたので、ちょっと考えて、水濡れOKの絆創膏をぺたぺたと貼ってみた。
 それで底面はくっついた。試しに持ち上げてみたが、ズボッと底が抜けるようなことは、なかった。
「おーい、まりさ」
 まだ返事はない。デスマスクのままだ。
 ふと、つかんだ皮がぶよぶよと浮いていることに気づいた。隙間に空気が入っているのだ。
 これはよくなさそうな気がした。
 そこで、カッティングシートを貼るときのように、ナイフであちこちを突いて、空気を押し出した。
 皮がぴったりとくっつき、まりさはほぼ生前の姿に近くなった。
 だが、まだ動かない。
「うーん……」
 残念だった。生きていると思えばこそ、あれほど興奮できたのに。
 そのとき僕は、最後の仕上げを忘れていたことに気づいた。
 そばにおいてあった黒い三角帽子を取り、金髪の頭にすぽりと乗せた。
 そして大声をかけた。
「ゆっくりしていってね!!!
 ゆっくりしていってね!!!
 まりさ、お兄さんだよ! ゆっくりしていってね!」
 すると――
「……ゅ……ゆ……ゆっ?」
 深い眠りから覚めたように、フッとまりさの瞳に光が戻った。
 もぞっ、と身を起こして、きょろきょろと辺りを見回す。
 そして、僕をじーっと見た。まだ表情はない。赤ん坊のような、きょとんとした顔だ。
 僕はわくわくしてまりさの反応を待つ。
 どうするんだろう。怒るのかな? それともすっかり忘れているのかな?
 ふっ、とまりさの顔に表情が表れた。
 笑みだ。明るい、親しみに満ちた表情。僕のことをなかよしだと思っていたときの顔。
 そうか、今のひどいことを忘れちゃったのか。
 まあ、それでもいい――僕はそう思って、まりさの声を待ち受けた。
 まりさが口を開けて、叫んだ。
「ゆっ縺翫していっ繝峨!!!」
 澄んだ甲高い言葉の間に、濁ったノイズのような声が混じった。
 僕はぎょっとした身を引いた。すると、他ならぬまりさ本人も、驚いたように目を見張った。
「ゆっ・螳!!!」
 ゆっく縺疲てュ縲てね!!!
 莉贋く荳し臥いっ莨夂ぇぇぇぇ!!!」
 懸命に繰り返すが、「ゆっくりしていってね」は出ない。
「ギォ」とか「ィジャ」のように聞こえる、奇怪な言葉が出るばかりだ。
「へんだ邁! ゆ托シり! 陦後く繧がいえないよぉぉぉぉ! 
 まり縺どうなっぢゃっ繝ォぉぉぉぉ!
 これじゃ蜀埼くりでぎないぃぃぃぃぃ!!!」
 見る見るうちにまりさは顔をぐしゃぐしゃにして、泣き始めた。
 その泣き声まで、濁った奇怪なものだ。
「ああ……」
 僕は理解した。
 僕がまりさの餡の中の何かを壊してしまったんだろう。
 大事なものを。
 そう思うと、またしても股間がズキズキと熱くうずいてきた。
「おにーざ蜊、倥りざをだすけでぇぇぇ!!」
 泣き喚きながらすりよってくるまりさに、僕はひとこと、言ってやった。
「ごめん、僕にもどうにもできないよ」
「……ゅ゛っ!」
 息を詰めると、まりさはどうにもできずに、大声でわんわん泣き始めた。
 僕は、仲間たちがどうしてゆっくりをいじめるのかよくわかって、うっとりとまりさを見つめた。








ゆっくりラヴの人
これからは虐待書くときはこっちのペンネームにします

→さらに改め、アイアンマンとします



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最終更新:2008年10月19日 02:09
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