ド口ワ系12 あの人

このSSはいわゆるドロワの中設定があります。
今のうちに他の方の設定を使わせていただいたことにお礼を言うとともにお詫びを言わせてもらいます。すみませんでした。
そして残念なことにゆっくりを虐めておりません。
どこで書くべきか、こんな小ネタみたいなのをうpろだに上げていいのか悩みましたがとりあえずうpろだに上げておこうと思います。
削除キーは設定しないので無駄だと思ったらすぐ削除してもらって結構です。
以上、注意書きでした。




私はあの人が好きだ、きっとそうだと思う。
今まで、恋愛感情なんて抱いたことがなかったから、本当に恋愛感情なのかは分らない。
でも、今の学校に入学する前から感じていたこの気持ち、まさしく愛だ。漫画とか、小説とかでいう、恋する乙女の心境にとてもよく似ているから。
もっとも、自分は恋する乙女なんかじゃないと思う。自分を乙女だなんて見てくれる人はきっといないと思う。
何しろ自分は背が高い、自分より背が高い女子なんて学校でも二、三人しかいないんじゃないだろうか?
そしてなりより、暗い、性格が。
自分でもそれはわかってる、あの子みたいにいつも元気な人気者というわけでもないし、あの子みたいな目立つ役職についているわけでもない。学園七不思議みたいなミステリアスな部分もない。
授業中は居眠りしない程度に授業を受けて、休み時間は寝てるか、本を読んでるか、ゲームをしてるか。
そんな自分に乙女なんてかわいらしい単語は似合わないと思う。
でも、私はあの人を好きになってしまった。
偶然出会った時、体験入学のとき、ちらりと、顔しか見えなかったけど、私はあの綺麗な緑色の髪に心奪われた。
それからしばらくは乙女座でもないのにセンチメンタルな運命を感じずにはいられなかった、今思えば痛い話だし、彼女に知られたらきっといやな顔をされるだろうけど、
その時はほんとに自分と彼女は結ばれる運命なんだとか思っていた。
じっさい、彼女に会いたい一心で親の反対を押し切り、合格した他の学校を捨て、この学校に入った。いや、彼女の魅力に引きずり込まれたと言ってもいい。
でもこの学校に入ってから、彼女には会っていない。もしかしたら私が心の中で造り出した幻影だったのかもしれないし、私と入れ替わりで卒業してしまったのかもしれない。
もしかしたらほかの学校に入学したのかもしれない。
それにもしまだこの学校にいたとしても、私のような暗いオタク、クラスの誰とも素直に話せないような自分なんかと友達になってはくれないだろう。
だから、今日もベッドの中で私は私を慰める。この時間、このときだけ、私が彼女に甘えて、彼女が優しくしてくれるから。



「おねーさん、どうしたの?なにかあったの??」
ちっ、飼ってるれいむが起きてしまった、興ざめだ…
せっかくの私のすっきりタイムをじゃまして…おかげで彼女は私の胸を触ってくれる前に手を振って帰ってしまった。
この饅頭、ぶっつぶしてやろうか


あとがき
結局れいむはつぶされませんでした。
口では汚いこと言ってもれいむと彼女はお互い信頼しあえるパートナーで、彼女にはどうしても必要な存在だったからです

こういう系、というか虐待以外のSSは書くのが初めてだったので、読みにくかったらごめんなさい。

11月04日 0621
セイン

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最終更新:2008年11月06日 00:03
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