「んー…」
山の中で山のように積んでるきのこの前に座り込んで悩む俺は、傍から見ればきっと変なやつだろうなと思う。
だがきのこ狩りしてて食えるかどうか判断が難しいきのこがあったら誰だって悩むに違いない。
まぁそんな状況なのである。
「ゆっくりしていってね!!」
「ん?ゆっくりゆっくり」
そんな変な俺に話しかける饅頭が一匹。確かゆっくりまりさとかいうやつだ。
黒い帽子と微妙にうざい顔。そしてゆっくりというやつでまりさじゃなかったらそれはそれで驚きだが
「おにいさんそこにあるきのこちょうだいね!!」
「は?これは俺がみ…ん?お前きのこの判別できるのか?」
「ゆ?まりさはきのこだいすきだよ!!ゆっくりわかるよ!!」
ほほう、ゆっくりまりさにそのような特技が…ならばちょっと利用させてもらおう。
「なぁまりさ、お前このきのこはどう思う?」
「ゆっくりできないきのこだよ!!まりさはいらないよ!!」
(毒キノコか…)
ぽいっと適当なところに投げ捨てる。そして別のきのこを見せる
「じゃあこれは?」
「それはゆっくりできるよ!!ゆっくりちょうだいね!!」
「これは食えると…」
脇のかごの中にきのこを置く。まりさが近づこうとするがその前に別のきのこを見せる。
「ゆ!きのこちょうだいね!!」
「まあそれは待て、このきのこはどうだ?」
「それもゆっくりできるよ!!ゆっくりちょうだい…」
「じゃあこれは?」
「それはゆっくりできないよ!!さっきのきのこちょう…」
「じゃあこれは?」
「ゆー!!!」
まりさが食えるきのこをもらおうとするがそれより早く次々と見せる。そしてそれに律儀に答えるまりさ。
これを繰り返し、一通りのきのこの判別が終わるまでつづいた。
「ゆゆー、まりさつかれたよ」
「これで終わりだな。ありがとさん」
「ゆゆ、それじゃあきのこさんちょうだい…」
「いやぁ助かったよ。ありがとうまりさ君はとってもゆっくりできるまりさだ~~…」
「ゆう!!??おにいさんどこいくの!!??きのこちょうだいね!!???」
終わると同時に俺はすぐに立ち上がり手を振りながらその場から立ち去った。
このきのこは俺がおいしくいただかせてもらうよ。はっはっは。
もともと俺が採ったやつだし問題はない。
「まりざのぎのごーーーっっ!!!」
だから俺がとったきのこだって
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昔の作品見てたら「戦略シミュを作ってうんぬんかんぬん…」というのを発見して、
そういえば作ってたなぁ、あれどうなってたっけとデータを探すも見つからず。
どうやら少し前にやったパソコンのデータ移動のごたごたでなくしたもよう。マップと勢力ができてただけにもったいない
ガッツが足りない状態なので改めて作るのも難しいです。ごめんなさい
過去作品
巨大(ry
餌やり
ゆっくり対策
巨大まりさ襲来
ゆっくり埋め
どすまりさの失敗
原点
ゆっくり駆除ありす
まきぞえ
なぐる
ゆっくりのある田舎
現実的なドスまりさ
ゆっくりゃの飼育
崩落
狩人
ゆっくりと共存
幻想郷の人たち
最終更新:2009年06月04日 02:40