※お題「コード」byバスケ
「ゆゆっ、まりさのかちだよ!まりさがおだいさんをだすよ!」
俺に何だか良く分からない遊びで勝利したバスケットボール大の
ゆっくりまりさがふんぞり返っている。
にんまりと鬱陶しい笑みを浮かべて、一発芸のお題を考えていた。
きょろきょろとお題のネタに使えそうなものを探すバスケットボール大のまりさの目が不意に一点を凝視する。
その視線の先にあるものは・・・・・・コードだった。それもPS2の。
コードギアスでも、バーコードでもなく、コンセントにぶっすり差し込むあれのことだ。
「ゆっくりきめたよ!おだいは“こーど”さんをつかってね!」
バスケットボール大のまりさ・・・長いのでバスケまりさは上から目線でそんな命令を俺に下す。
瞬間、俺はひゃあ!な状態へと突入し、コードを手に取るとそれを鞭のように振るい始めた。
鞭のように振るう以上はそれで打ち据える対象が当然のように必要になってくる。
しかし、この場にいるのは俺とバスケまりさ・・・長いのでばりさとしよう、だけである。
「ひゃっはー、鞭打ちだぁ!」
「ゆぐっ!?な、なにずるの!?」
「お題の一発芸だ!一発虐待芸だ!ひゃっはー!」
ぺしっ!ぺしっ!とあまり痛くなさそうな音を立ててコードはばりさを何度も叩く。
その度にばりさは痛そうに「ゆぐっ!」などと悲鳴を上げては俺のギャックリハートを満たしてくれる。
が、しかし・・・これはコードを使った虐待と言えるのだろうか?
確かにコードを使っているが、これではもっと効果的に苦しめられるものの代用品に過ぎない。
そう思った俺はまじまじとコードを凝視し、やはりプラグの金属部こそロマンであろうという結論に達した。
「ゆひぃ!・・・や、やべてね!ばりさゆっぐぢぢだいよぉ!?」
「ひゃっはー!ひゃっはー!ひゃーはっはー!」
「なにいっでるがわがだだいよー!?」
怯えるばりさを優しく捕まえると彼女の右目を金属部で穿った。
「ゆぴぃ!?」と短い悲鳴を上げてばりさが震える。
丸々とした体越しにその恐怖が伝わって来て俺の虐待欲いっそう激しく掻き立てる。
「やべでね!ゆっぐぢー!ゆっぐぢー!?」
「うるさいひゃっはー!だまるひゃっはー!」
「ゆぐっ!む・・・!?」
騒がしく命乞いをするばりさの口にコードをぐるぐると巻きつけ、足跡の猿轡にする。
すると、双眸から涙を零すばりさはまるで蛇にでも絡みつかれたかのような格好になった。
我ながら無生物を用いて生命の神秘をうまく体現出来たと思う。
「んー・・・あとは、もう一方の先端部をひゃっはー・・・?」
もう一方の目に差し込んでもいいが、それはなんだか芸がない。
再びコードをじっと凝視し、それからばりさとそれを交互に見比べる。
そうしてしばらく考え込むこと約7分。
「ひゃっはー!」
「んんーーーっ!?」
俺はばりさの底部にもう一方の先端を強引にねじ込んだ。
それから、中枢餡を傷つけないように上手く誘導し、彼女のもう一方の目玉へと進ませてゆく。
そして・・・・・・
「んひ゛ぃ!?」
「これで貫通ひゃっはー!」
内側からもう一方の目玉をぶち抜いて、その作業を完了した。
達成の満足感に浸りながら、ばりさの姿を改めてじっくりと見る。
その姿はさながら蛇に食われる寸前のようであり、ムカデか何かに中から食い破られている最中のようでもあった。
しかも、底部を貫通させたことで思うように動けないらしく、テーブルの上においても逃げようとしない。
「それじゃ、また明日ひゃっはー」
「んんんーーーーーっ!?」
素敵なオブジェを適当にロッカーに飾ると、俺はゆ虐サークルの部屋を後にした。
‐‐‐あとがき‐‐‐
バスケットボール大を強調したことに意味はない!
コードって恐ろしくいろんな解釈のできるお題だよ・・・
和音とか、暗号とか、コード○アスとか、バーコードとか
しかし、ここはあえて直球勝負で
そして、今書いてる長編が70kb超えてまだ予定の半分以下ってどう言うことよ・・・
最終更新:2009年06月12日 01:37