いろいろと経緯は省略するが、俺の目の前にゆっくり霊夢の一家がいる。
もちろんグチュグチュして楽しむために見つけたものだ。

「ゆゆ!おにいさんやめてね! あかちゃんたちはれいむがまもるよ!」

ぷりぷり怒ったバカ親が、頭の悪さ全開で威嚇をしていた。
その背後には5匹ほどの赤ゆっくりがいる。
まりさ種とれいむ種がいるのだが、親れいむのパートナーはいない。
どうせ、くだらないことで死んだのだろう。

「うっせーわボケナスが! お前ら二度とゆっくりでなくしてやるぜえっ!」

たまには親を先に殺して赤ゆっくり共を嬲ってやろう。
そう思って拳を振り落とした。

が。

「いでえええ!!」

拳には、やわらかい皮ではなく、硬くて重い鉄の反発が返ってきた。

「ゆー!さしゅがおかーしゃん!」
「さしゅがだね!」
「おかーさんはゆっくちちてるね!」

よく見ると、さっきまで普通のゆっくりだったれいむが、灰色になっていた。
交尾で力尽きたのとは違う。
まるで鉄の塊だ。

しばらく見ていると、まるで氷が解けるかのようにれいむは元の色に戻った。

「ゆゆ!アストロンだよ!おにいさんなんかぜんぜんこわくないよ!ゆっくりりかいしてね!」
「ア・・・アストロンだと・・・っ!?」

アストロン。
要するに、鉄化して相手の攻撃を受け付けないようにする魔法だ。

このれいむはアストロンを使えるらしい。
糞生意気にも。

「ゆゆ!あかちゃんたちにもアストロンだよ!ゆっくりかたまってね!」

れいむが赤ちゃん達に振り返ると、瞬く間に赤ゆっくり5匹が鉄の塊になってしまった。

「ゆふ!これでおにいさんはあかちゃんたちをいじめられないよ!ゆふふ!」

得意気な顔で笑うれいむがムカついた。
なのでバッグからハンマーを取り出すことにする。

「ゆ?そんなのいみがないよ!ゆっくりりかいしてね!」
「うるせーボケが!ぶっ潰したるわ!」

ガンガンガン。
金属を叩く音が辺りに響く。

だが、赤ゆっくりは既に鉄の塊。
まるで形が変わらない。

「ゆふ!あたまのわるいおにいさんだね!ゆっくりあきらめてね!」

その言葉に腹が立った俺はさらにハンマーを振った。

ガンガンガン。
ガンガンガン。
ガンガンガン。
ガンガンガン。
ガンガンガン。
ガンガンガン。

叩いていたのは、鉄製赤れいむ。
それがだんだんと形を変えてきた。

ハンバーグのようになり、横に広がる。

さらに叩き続けると、CDくらいにまで延びた。

「ゆぁあああああ!!!?れいむのあがぢゃんがぺらぺらになっぢゃっだぁああ!?」

もはや赤ちゃんというか、鉄のCDとなったものに泣きつくれいむ。
俺はそんなれいむを蹴とばし、残った4匹の鉄製赤ゆっくりを泉に入れた。

「アストロンがとけたら、みんな死んじゃうね!ゆっくりしんでね!」

バカみたいに騒ぐれいむをおいて、おれは家に帰った。
今度はハンダゴテでも持っていこうかな。





おわり。


ぼくのさいきょーのゆっくりを書きたかった。
今は反省している。



作:ユユー

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最終更新:2022年04月17日 00:09