試行錯誤中なのでゆっくりの台詞に漢字を使います





あるぱちゅりーとまりさの番に子どもが誕生した
胎児型出産で生まれたためぱちゅりー種が1匹、まりさ種が2匹の3匹
二匹から見ればとてもゆっくりとした子ども達だ
「まりさは子ども達に狩りを教えてくるよ!」
まりさは自分と同じ種である子どもを連れて狩りに出掛けていく
胎児型で生まれ、既に子ゆっくりではあるがまだ食べられる物の知識は無い
親が同伴して食べられる物とそうでない物を教えていく
他にも帽子を使った河渡りなど
素に残ったぱちゅりーはぱちゅりー種の子どもに自分の知識を受け継がせる
これが基本的なこの2種の番である
「この草さんはとっても苦いのよ。けど、病気の時はこれを食べるとお薬になるわ」
今、ぱちゅりーが子どもに説明しているのは薬になる草だ
この草は苦いがゆっくりにとっては薬になる
いざというときのために常備しておいて損はない
他にも怪我に効く薬草を子どもに教えていく
体の弱いぱちゅりー種を生かすものは知識だ
ぱちゅりー種はその知能を生かし群のまとめ役や補佐役をすることが多い
つまり、知識のないぱちゅりー種に価値はないと言っても過言ではない
とは言ってもそのようなぱちゅりー種は極々稀
この子ぱちゅりーも親から知識をドンドン吸収している
「むきゅ!分かったわ!」
親ぱちゅりーの授業は続いていく
野生で生きていく上で知識は伝えきれないほどある
「それから人間さんの群の近くに行ってはだめよ…むきゅ?」
親ぱちゅりーが子ぱちゅりーを見ると子ぱちゅりーは外を眺めていた
まるで自分も外で走り回りたいと言わんばかりに
「聞いてるの?まだじゅぎょう中よ!」
「むきゅ、ごめんなさい…でも…」
体の弱いぱちゅりー種は運動が得意ではない
外で遊び回ると行ってもまりさ種やれいむ種ほど激しくは動けないのだ
だと言うのに子ぱちゅりーは体を動かしたくてうずうずしている
「仕方ないわね…」
親ぱちゅりーはため息を付く
授業が終わったらこの子を外に出してあげよう
「授業が終わったらお外に行きましょう」
「むきゅぅ!」


授業が終わるとこの親子は広場にやってきた
広場は群の近くで一番日当たりがよい場所
開けていてゆっくり達が集まり一種のゆっくりプレイスとも言える
子ども達は思い思いの方法で遊び、大人達はそれを見守っている
ぱちゅりーが加わったグループではかけっこをしていた
「わかるよーちぇんがいちばんなんだねー」
その中でちぇんは一番速かった
元々ちぇん種はすばしっこいがそれを差し引いてもちぇんは速かった
ちぇんは親譲りのこのあしが自慢だった
いつか自分も親のように素早さを生かした狩りをしようと思っているのだ
「やっぱりちぇんははやいね!」
「まりさはゆっくりおいつけないよ!」
「わかるよーはずかしいだねー」
仲間から賞賛を浴び思わずちぇんは照れてしまう
「もういちどよ!つぎはありすがいちばんよ!」
そこにありすが声を掛けて再びかけっこが始まる
ちぇん、ありす、まりさ、れいむが位置につく
そしてぱちゅりーがスタートの合図を送るのだが
「ぱちゅりー?はやくあいずをしてね!」
ぱちゅりーはモジモジしていてなかなか合図を出さなかった
「わからないよーどうしたのー?」
優しくちぇんが問いかける、と
「…むきゅ、ぱちゅりーもいっしょにかけっこがしたいわ」
この発言に他のゆっくりは驚いた
ぱちゅりー種は病弱で生きるために狩りをしたりするがあまり体が丈夫ではない
ぜんそくを起こして時に中身を嘔吐してしまう
「ぱちゅりーはあぶないよ!それにあいずがないとはしれないよ!」
「むきゅ…」
ぱちゅりーを心配してかそれともお前には無理だとでも言いたいのか
まりさにぱちゅりーには危ないと告げる
だが、ぱちゅりーとて諦めきれない
しかし、まりさの言うとおり合図がないと競争が出来ないのも事実だった
ぱちゅりーにはそれが分かり困ってしまった
「わかるよー!ちぇんがあいずをするからぱちゅりーははしてねー」
そこにちぇんが助け船を出す
自分は良いからぱちゅりーが走ればいい
ちぇんは合図を送る係を申し出た
が、まりさとしては面白くない
今度こそは最速のちぇんに勝とうと意気込んでいたのに
「ちぇんがいうなら」と渋々引き下がり、ゆっくり達はスタートラインに着く
「あいずだよーはしってねー」
ちぇんが合図として尻尾を使い木の枝を上げる
ゆっくり達はスタートラインから飛び出してゴールを目指す
「まりさがいちばんだよ!」
ポヨンポヨンとまりさがゆっくりにしては速いスピードで走る
まりさの基準で言えば、ありすは運動神経が悪くはないがまりさほどではない
れいむはまだまだ、そして一番速いのが今スタート合図を送ったちぇん
まりさはちぇんをライバル視していた
今日こそはちぇんから一番を奪うつもりでいた
だが、病弱なぱちゅりーが水を差した
フンとまりさは鼻を鳴らした
別に構わない、今一番になって次はちぇんに挑戦するのだ
(…まりさのうしろにだれかいるよ)
走りながらまりさは後ろから誰かが追い上げてくるのを感じた
今のメンバーならありすがスパートをかけたのだろうか?と考える
まりさも少しペースを上げる
そして後ろから追い上げてきたゆっくりを見て驚いた
「ぱずゅりー!?」
ぱちゅりーはまりさと互角以上、ちぇん並の速さでまりさを追い抜いていった
「むきゅ!むきゅ!」
まりさは焦った
自分はちぇんに勝ってみんなから羨望の眼差しを送られるはずなのだ
なのに、それがぱちゅりーに潰されてしまう!
必死にまりさもスパートを掛けるだが、ぱちゅりーはそれ以上の速さでまりさを引き離してゴールした
「むきゅ!ぱちぇがいちばん!?」
この結果に一番驚いたのは当人、ぱちゅりーである
ぱちゅりーはただ、かけっこという遊びがしたかっただけなのだ
結果がビリでもかけっこが出来たらそれで満足だ
だと言うのに、自分が一番になれたのだ
周りのみんなも
「すごいよぱちゅりー!」
「とかいはなはしりね!」
「すごいぱちゅりーなんだねーわかるよー」
と、ぱちゅりーを褒めたくっている
それに照れながらぱちゅりーは返事をする
しかし、まりさには面白くなかった
まさか、ぱちゅりーに負けるとは思いもしなかった
しかも、あのちぇんまで羨望の眼差しを送っている
今の気持ちを上手くまりさは表現出来なかったがとてもゆっくりできないことだけは分かった


その日を境にぱちゅりーが外で遊び日が増えた
家で親ぱちゅりーから知識を授かり、親まりさから狩りを教えてもらう
ぱちゅりーはグングンその頭角を現し始めた
狩りに行ってはちぇんやまりさと同じくらいの餌を集める
更に知識を生かし、ゆっくりの怪我や病気に効く草も見分けて別に貯蔵する
両親も鼻高々だった
「ぱちぇがゆうしゅうでおかあさんはうれしいわ!」
「おとうさんもだよ!」
両親は子どものぱちゅりーに親愛のすーりすーりをした
ぱちゅりーはとても嬉しかった
姉妹のまりさ達もぱちゅりーを尊敬してくれている
「むきゅぅ~、ぱちぇはとってもしあわせよ!」


一方、あのまりさの生活は荒れていた
あの日以来、一度もぱちゅりーに勝てなかった
更にライバル視していたちぇんはもうまりさを相手にしていない
ぱちゅりーと勝負をしているのだ
そして気にくわないことにぱちゅりーは狩りがとても上手だった
まりさも親に連れられて狩りの練習をしていたときにぱちゅりーが狩りをするのをみた
どうせすぐに疲れて帰るのだろうと思っていたがぱちゅりーは食べられる草とそうでない草を
素早く見抜き食べられるものだけを口にくわえて持っていく
鮮やかな手並みで大人も賞賛するほどだ
まりさは狩りにおいてもぱちゅりーに破れまりさのプライドはズタボロにされてしまった


やがて、子どもだったゆっくりも大人になり巣立ちを迎える
ぱちゅりーも両親に見送られながら自分のゆっくりぷれいすを探すために巣立った
「むきゅ、たしかここにちょうどいいおうちがあったはずよ」
以前、ぱちゅりーは狩りをしていたときに偶然見つけた場所があった
丁度木の根もとで雨が降っても水が中に入らないゆっくりぷれいす
広さもあり、おそらく前に他のゆっくりが住んでいたのだとぱちゅりーは考えた
「ここね」
草をかき分けぱちゅりーは目当ての木を見つけた
まだ誰も来ていなかった
「むきゅ、それじゃあ中を調べて…」
「わかるよーここにおうちがあったはずだよー」
ぱちゅりーが中を調べようとしたとき、ちぇんがやってきた
ちぇんもここを知り自分のおうちにしようと考えていたのだ
「ぱちゅりー?」
「ちぇん?」
互いに顔を見合わせ、どうやら互いに同じ事を考えていたのだと思った
しかし、あと一歩の差でぱちゅりーが先に到着したのだ
「わかったよーぱちゅりーのほうがはやかったんだねー」
ちぇんはガッカリしたそぶりも見せずにぱちゅりーに告げる
「わかるよーちぇんはべつのおうちをさがすねー」
「ちぇん!」
立ち去ろうとするちぇんだがぱちゅりーが呼び止めた
「その…もしよかったら…」
何かモジモジとしているぱちゅりーに頭を傾げるちぇん
「ぱちぇとずっといっしょにゆっくりしない?」
それはプロポーズだった
「うにゃ!?」とネコのような声をあげてちぇんは驚いたが
「わかるよーちぇんもぱちゅりーがすきなんだよーいっしょにゆっくりしようねー」
「むきゅぅぅぅん!」
互いにすーりすーりと頬を擦り合い情愛を示す
ちぇんとぱちゅりーはこの日番になった



まりさは群の中で厄介者になっていた
ぱちゅりーのせいでゆっくりできない日が続き他人に八つ当たりすることが多くなった
狩りで他のゆっくりから餌を奪うことはしょっちゅうあった
まりさの狩りは決して下手ではないのだがぱちゅりーのことを思い出すと
まるで狩りが全然出来ないかのようにまりさは感じていた
まりさはそこそこのおうちを見つけてそこで美ゆっくりのれいむと番になり暮らし始めた
「まりさは狩りに行ってくるのぜ」
「ゆっくりいってらっしゃい!」
この頃にはまりさはだぜ口調になっていた
若いまりさ種はこのだぜ口調が格好いい思う風習があったからだ
まりさは集めた餌を帽子に詰め込む
やがて、帽子が一杯になるまで詰め終わると自分のおうちへ帰ろうとしたのだが
「まつんだよーおちびちゃんたちー」
別のゆっくりの声が聞こえてきた
しかも、これはあのちぇんの声だ
まりさは茂みに隠れて様子を窺った
おちびちゃんということはちぇんも番が出来たということだ。
いったいどんなゆっくりと番になったのだろうと見ていると子ゆっくりが飛び出してきた
ちぇん種が2匹と…ぱちゅりー種2匹であった
(ぱちゅりー!?)
ちぇんは4匹の子ゆっくりを咥えておうちの方にむき直させおうちへ帰ろうと諭している
だが、まりさにはそれよりもぱちゅりー種がいるということにショックを受けた
お家へ帰っていくちぇんをまりさは気付かれないように後を付けた
(うそなのぜ…ちぇんがぱちゅりーとなんて…)
きっと別のぱちゅりーだ。まりさは心の中でそう願った
しかし、ちぇんがお家へ帰ると出迎えたのはあのぱちゅりーだった
子どもの頃一度も勝てなかったぱちゅりー。
「ゆっくりおかえりなさい!」
「ただいまーなんだよー」
「「「「ゆっくりただいま!」」」」
子ども達がお家へ入ると二匹は草や枝で入口を偽装し、それが終わると二匹も中に入っていった
その様子を見てまりさは盛大にショックを受けた
まりさはちぇんが好きだったわけではない
しかし、あのぱちゅりーがちぇんと番になっていることが許せなかった
自分にとっての最大の汚点、それが蘇ったのだ



「おそいよ!どこにいってたの!」
まりさが帰るとれいむはまりさに怒鳴った
「れいむはにんしんしてるんだよ!ばかなの?しぬの?」
「ごめんなんだぜ!ちょっととおくまでかりにいってたんだぜ!」
無理矢理笑顔を作りまりさは帽子の中の餌を広げる
それを見るとれいむの表情も晴れていき
「ゆっくりできるごはんだね!」
とむしゃむしゃ食べ始めた
このれいむは非常に美ゆっくりなのだが、性格にやや難がある
かつては言い寄ってくるゆっくり達に貢がせるたりもしていた
まりさも集めた餌を食べるのだが幸せには感じられなかった
「うめ!これまじうめ、ぱねぇ!ししししあわせ~!」
れいむは満足しているようだがまりさの頭の中はぱちゅりーで一杯だった
あのぱちゅりーさえいなければ自分はこんなことにはならなかったのに…



それからしてれいむが出産しまりさも子持ちになった
まりさ種が2匹とれいむ種1匹
可愛い子ども達だった
「「「ゆっくりしていってね!」」」
「ゆぅ~ん、さすがれいむとまりさのこどもだね!とってもゆっくりしてるよぉ~」
うっとりするれいむに満更でもない様子のまりさ。この時はまりさも幸せを感じた

その日、まりさはお祝いにと沢山餌を集めた
美味しい草にれいむの好きな花に虫を少々とゆっくりにとってはご馳走だ
「もうちょっとなにかほしいんだぜ」
まりさがあたりを見渡すと子ゆっくりが狩りをしていた
しかも、滅多に取れない野いちごを持っているではないか
それを見たまりさは子ゆっくりに近づくと後ろから体当たりした
「ゆべっ!」
相手の子ゆっくりが倒れている間に野いちごを奪い取っていく
「むきゅ…なにをするの!ゆっくりできないわ!」
抗議をする子ゆっくりを無視して野いちごを帽子に詰める
「それはぱちぇがみつけたいちごさんよぉぉぉ!!」
「うるさいんだぜ!これはまりささまがみつけたんだぜ!」
もう一度体当たりをして子ぱちゅりーを黙らせるとまりさは鼻歌を歌いながら帰って行った
「むきゅぅ…おかあさんたちにあげようとおもったいちごさん…」

子ぱちゅりーがおうちに帰るといったい何があったのかと問い詰められた
二度の体当たりを受けて子ぱちゅりーは怪我をしていたのだ
野いちごを見つけたこと、おかあさんとおとうさんに食べてもらおうと思ったらまりさに体当たりされたこと
そしてそのまりさに野いちごを奪われたことを説明した
「「わからないよー!どうしてそんなことをするのおお!」」
子ちぇんたちはゲスゆっくりの存在に困惑していた
「ゆっくりできないゆっくりね!」
もう一匹の子ぱちゅりーも怒りをあらわにした
ちぇんとぱちゅりーは危ないので1人で狩りをしないようにときつく子ども達に言い聞かせた


次の日、まりさは狩りをしながら子ぱちゅりーがいないか周りをキョロキョロしていた
昨日の一件で味を占めてまた野いちごを奪い取るつもりだ
「いないのぜ!やっぱりぱちゅりーはよわいのぜ!」
そうだ、これがぱちゅりーだ、とまりさは笑う
ぱちゅりーは弱くなくては、と
「よわいぱちゅりーはずっとおうちにいればいいのぜ!」
「むきゅ、まりさがぱちぇのこどもからいちごさんをうばったのね」
まりさが振り返るとそこにはぱちゅりーがいた
奇しくもまりさが襲った子ぱちゅりーはまりさがゆっくりできないとしたぱちゅりーの子どもだったのだ
「なにをいってるのぜ?まりさがみつけたんだからまりさのものなのぜ!」
まりさはドンっとぱちゅりーに体当たりをして威嚇する
ぱちゅりーは少し後ろに飛ばされたが怪我はしなかった
「まりさはゲスみたいね。ゲスまりさにはおしおきがひつようだわ」
「ゆっへっへっぱちゅりーがおしおき?わらせるのぜ!」
まりさは大笑いを始めた
確かにぱちゅりーは足が速いし狩りも上手い
だからといって今まで喧嘩で生活してきたようなまりさに敵うはずはない
「ぱちゅりーはさっさとずっとゆっくりすればいいのぜ!」
先手必勝とばかりにまりさは再びぱちゅりーに体当たりする
(こんどはほんきなのぜ!これをうけたらぱちゅりーもいちころなのぜ!)
だが、それが届くことはなかった
「むきゅ!」
突如としてまりさは衝撃を受けてはじき飛ばされた
「ゆげぇぇ!」
ごろんと転がるまりさ
「これはぱちゅりーのこどものぶんよ!」
起き上がったまりさは不思議でしかたがなかった
ぱちゅりーは一歩も動いていないのにまるで体当たりを受けたような衝撃を受けたのだ
「つぎはかなしんだしまいのぶんよ!」
ぱちゅりーが詰め寄る
するとぱちゅりーは左右に束ねられた自分の髪をまるで拳のように使い攻撃し始めた
「むきゅむきゅむきゅむきゅむきゅむきゅ!!!!」
れいむ種には時折もみあげをぴこぴこと動かせる亜種が生まれる
このぱちゅりーも同様に髪を動かすことが出来る亜種だったのだ
「ゆげげげげげ!!!」
ぱちゅりーのむきゅむきゅのラッシュを受けてまりさの顔は腫れ上がった
例えゆっくりの体当たりほどの威力でも連続で何回も受ければ当然晴れ上がる
本来ぱちゅりー種にこのような戦闘能力はない
それ以前にちぇん種やまりさ種ほど活発に動くことは出来ない
しかし、このぱちゅりーは亜種中の亜種、まちょりーだったのだ
まちょりーとはぱちゅりー種の知能を持ちさらに病弱を克服したゆっくりだ
極々稀にしか生まれることがないのでまりさが知らないのも当然であった
ぱちゅりーは一頻り殴り終えると
「むきゅ、ゆっくりはんせいしてね!」
とだけ言い残してまりさを見逃した
「………」
顔が腫れ上がったまりさは喋ることが出来なかった
しかし、内心はほくそ笑んでいた
(ばかなぱちゅりーなのぜ…まりさをころさなかったことをこうかいさせたやるのぜ…)
這いずりながらまりさは自分のおうちを目指した
だが、まりさがおうちに辿り着くことはなかった
突然降り出した夕立に打たれて、まりさは永遠にゆっくりしてしまった
這いずりしか出来なくなった時点でまりさは雨から逃げることは出来なかったのだ



「おちびちゃん!わるいまりさにはおかあさんがおしおきをしてきたわ!」
「「むきゅ!おかあさんすごいわ!」」「「すごいよー!」」
ぱちゅりーはおうちで子ども達に悪いまりさをやっつけたと言い、もう大丈夫だと教えた
そして、ちぇんも帰って来た
「あぶなかったよーきゅうにあめさんがふってきたんだねーわかるよー」
ちぇんの体は少し濡れていたが死ぬほどではない
体から雨水を落とすとちぇんは取ってきた餌を広げた
「きょうのごはんだよー」
「「「「ゆっくりいただきます!」」」」
丁寧にいただきますをしてから子ども達は餌を食べ始めた
ぱちゅりーは無邪気にご飯を食べる子ども達を見て幸せであった


まりさがいなくなりれいむが「しんぐるまざーでかわいそうなんだよ?」と言ってきたのは
それから遠くない日であった



by お題の人

まちょりーが書きたかったんです
文章は難しいですね


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最終更新:2022年05月03日 21:35